ティアーズはさっそく走り、
教会に近づくザグルドンを後ろから羽交い絞めにする。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアァァァァァァァァ」
ティアーズはそのまま魔獣を教会から遠ざけようとした。
女の子A「あっ!!ウルトラマンティアーズだ!!」
男の子A「頑張れ!!ティアーズ!!!」
女の子B「魔獣をやっつけて!!」 男の子B「ウルトラマン!!」
大岩「ティアーズ。待ってたどォ・・・!」
天宮「あれぞまさしく、我らを守るための神様の使い・・・。」
天宮は微笑んでそう言う。天宮にとって、
ティアーズは悪魔を倒さんとするために神が送り込んだ者と考えている。
ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!!」
ティアーズはザグルドンを教会から遠ざけた。だが。
ザグルドン「キシァアアアアアアァァァァァァァァァ」
魔獣は思い切り、体を前に倒す。それにより、
ティアーズは前の方へ投げられて、倒れる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・!」
ティアーズはすぐに立ち上がり、ザグルドンの前に向く。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァ」
ザグルドンは下の両手を前に出して、走る。そして、
ティアーズも両手を出して、両者は押し合いを開始する。
野口「ティアーズ!!頑張って!!・・・灰間君。大丈夫かな?」
野口はティアーズを応援しながら、灰間の事を心配していた。
ティアーズとザグルドンが押し合っている時、魔獣が意外な事をする。
ザグルドン「キシァアアアアアアアァァァァァァァァ」
魔獣は上の両腕の刃でティアーズの頭を突いた。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアアァァァァァ!!!!」
ティアーズは魔獣から離れてまた倒れた。魔獣はゆっくりと歩く。
そして、ザグルドンの二つの顔の口から火薬バルカンを連射し始める。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!アームズ・ガード!!!」
ティアーズはチドゲラー戦で使用したアームスガードで、
無数のバルカンを弾き飛ばす。
何故なら、ティアーズの後ろには教会があるからだ。
ティアーズは教会を守るために戦っているのだ。そして、
魔獣が攻撃を終えると、ティアーズがジャンプをする。
ウルトラマンティアーズ「ハアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
ティアーズはザグルドンの後ろに着地する。
すると、敵もその後ろに向いた。
ティアーズが走ると、
ザグルドンは二つの顔の口からバルカンを連射する。
その攻撃をまともに受けてしまったティアーズは痛がりながらさがる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・・!!」
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアァァァァァァァァ」
魔獣は走ってティアーズに迫る。
下の両腕の拳でティアーズを連続で殴る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・!・・・・・・!!」
ティアーズはチョップで魔獣の二つの顔の間の部分を打ち、
キックで魔獣をさがらせた。魔獣は怒って、
上の右腕の刃で反撃する。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
ティアーズはそれを避けるが、
ザグルドンは上の左腕の刃で斬り付ける。
その攻撃を受けたティアーズは倒れそうになる。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアァァァァァァァァァァ」
そして、ザグルドンは二つの顔の口でティアーズの両肩を噛み付く。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!?」
魔獣はティアーズの両肩を放さず、
ティアーズは不自由になってしまった。
ティアーズは何とか魔獣の二つの頭を掴むが、全然離せない。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
魔獣は下の両腕でそのままティアーズの身体を殴り続ける。
ウルトラマンティアーズ『ぐえ!!うぉあ!!ごふっ!!うは!!』
魔獣は二つの顔をティアーズの肩から離す。そして、
上の両腕の刃でティアーズの身体をX状に斬った。
ザグルドン「キシィアアアアアアアアアアァァァァァァァァ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!・・・・・・!!」
ダメージを受けすぎたティアーズはさがった。
カラータイマーが赤く点滅。
ザグルドンは身体の顔の口から黄色い火炎が発射された。
その火炎を浴びたティアーズの身体が黄色い炎に包まれてしまう。
野口「ああっ!!ティアーズが燃えた!!」
大岩「何ちゅー魔獣じゃ!!」
炎が消えると、
ティアーズは倒れそうに両膝を地面につく。右手も地面についた。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
魔獣は身体の顔の両目から黄色い光線を発射した。
その光線を浴びたティアーズは弾き飛んで倒れた。
大岩「ティアーズが・・・倒れよった!!」
ザグルドン「キシァアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
魔獣はティアーズを倒そうと歩く。このままでは危ない。その時。
男の子A「ティアーズ!!頑張れ!!!」
女の子A「負けないで!!ティアーズ!!」
子供たちが一斉にティアーズを応援する。そして、野口や大岩も。
大岩「立たんかぃ!!ティアーズ!!子供たちを守るんじゃ!!!」
野口「お願い!!この地球を守って!!ティアーズ!!」
天宮「あなたは魔獣と言う悪鬼から全ての人を守る光の巨人!!
神様・・・!どうか、
ウルトラマンティアーズに勝利をお導きください!!!」
ザグルドン「キシァアアアアアアアアァァァァァァァ」
ザグルドンが身体の顔の口から黄色い火炎を吐く。その時、
ティアーズは突然立ち上がり、ジャンプして避けた。
ウルトラマンティアーズ「ショワッチ!!!!!」
そして、ティアーズはザグルドンに向かって空中キックを仕掛けた。
ザグルドンはそれを受けて倒れるが、すぐに立ち上がる。
子供たち「ティアーズ!!!!」 大岩たち「ティアーズ!!!」
一同はティアーズの復活に喜ぶ。
ウルトラマンティアーズ『悪いけど、俺は神の使いじゃねーし、
神の助けもいらねェ。
けど、魔獣からこの星を守りたいのは確かよ!!
魔獣共!!これ以上、子供たちには手を出させねーぜ!!!』
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァァ」
魔獣は二つの顔の口からバルカンを連射する。だが、
ティアーズは横に跳んで避けた。そして、ティアーズは走り、
右の顔にパンチ、左の顔にキックを打ち込んだ。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアァァァァァァァ」
ザグルドンは怒って、
上の左腕の刃でティアーズを刺そうとするが、
ティアーズはそれを避けて、
その左腕を掴んで手刀でその腕を切断した。
ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!『もらうぜ!!』」
ティアーズは地面に落ちた魔獣の左腕の刃を手にして、
武器とした。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
魔獣はティアーズからさがって、
体の顔の両目から光線を発射する。
だが、ティアーズは奪った敵の刃でその光線をかき消した。
ティアーズとザグルドンは見合って、
互いに向けながら向きを変えていく。
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
魔獣は走って、上の右腕の刃で斬りかかるが、
ティアーズは敵の刃を使って、
それを弾いてすぐに敵の身体を斬る。
ウルトラマンティアーズ「ショワアアアァァァァッ!!!」
ザグルドン「キシァアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ」
魔獣はさがる。すると、ティアーズは敵の刃を持っている手に、
光のエネルギーを集めて、敵の刃も光り始めた。
ウルトラマンティアーズ「アタッチメントチャージ!!!」
そして、ティアーズは走ると、
ザグルドンは二つの顔の口からバルカンを連射する。
だが、その攻撃などティアーズには1発も命中せず。
ウルトラマンティアーズ『おらあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
ティアーズは光り輝く刃をザグルドンの身体に突き刺した。
すると、魔獣の身体から一瞬激しい光が出る。
そして、ティアーズはバック転する。
ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!」
ティアーズの必殺光線が魔獣の身体を突き刺した刃に命中。
魔獣の身体全体からとても激しい光が輝き、
その光が消えると、
魔獣はゆっくりと倒れた。そう。魔獣ザグルドンは死んだのだ。
男の子A「やったああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
女の子A「ティアーズが勝ったああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
大岩「やったの・・・!やったのォ!!」 野口「ティアーズ・・・。」
天宮「神様・・・!お導きを感謝します・・・・。」
ティアーズは夜空を飛んで去った。
そして、次の日の朝。
灰間、野口、大岩は天宮と子供たちの前にいる。
天宮「昨夜はどうもありがとうございました。」
灰間「別に。俺は何もしてないですけど・・・。」
大岩「嘘言わんかぃ。
おどれはあのローブのガキと戦ったとちゃうんか。」
野口「そうよ。灰間君も立派に子供たちを守ったじゃない。」
灰間「・・・・・だな。」
天宮「灰間さん。あなたの行動はきっと、
神様が大いに評価してくださると思います。」
子供たち「お兄ちゃん!!ありがとう!!!」
天宮と子供たちが笑顔で灰間に感謝する。
灰間「よせって。俺は神様とか興味ねーから。」
大岩「おう!こりゃ!!ワレ、天宮の事を悪く言うんかぃ!?」
大岩は灰間の頬をつねてそう言う。大岩は、
天宮からの感謝を拒む灰間に怒っているそうだ。
灰間「うぎぎ・・・!いってーな!!こんにゃろ!!」
灰間は怒って大岩を殴る。大岩はさらに怒る。
大岩「ううううぅぅぅん!!こんがきゃ!!!」
大岩も灰間を殴る。さらに怒った灰間が大岩を殴る。
灰間「なめんな!!この野郎!!!」
大岩「何やと!!こりゃ!!!」
二人はまたも喧嘩を初めてしまった。
天宮「あわわわわわ!!
二人とも、やめてくださいいぃぃ~っ!!!」
子供たち「あははははははははははははははは!!!!!!」
野口「・・・・・・・・はぁ。」
子供たちが大笑いするなか、
天宮は慌てて、野口はため息をした。
今までザグルドンに浚われた子供たちはBARが救出しました。
ここに、魔獣ザグルドンの子供狩りはストップしたのです。
ですが、
いつまた魔獣たちが子供たちを狙うかどうかわかりません。
BARとティアーズは地球の子供たちを守るために、
今日も魔族と戦うのでありました。
次回につづく
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