上川「レストランかァ。良いね。
それ。じゃ、行ってらっしゃい!」
貴翔「うん!行って来ます!!」
そして、貴翔は両親と共にレストランへと歩いて行った。
上川はマンションへ入り、自分の一室へと帰った。
そして、数時間後。すっかり夜となった。
その時から、再び激しい雨が降り注いでいた。
上川は窓からその雨を見ている。
上川「今日も振ったな。・・・そうだね。
こいつを久しぶりに使った方が良いかなァ?」
上川はそう言うと、手に持つてるてる坊主を見る。
上川「・・・良いだろう?妹よ。」
灰間も既に家に帰っていて、自¥
自分の部屋で、窓から雨を見ていた。
灰間「ひゃーっ!こりゃ凄ェだな。今月は梅雨だから、
雨が降る日が多いけど、この感じだと、嵐が来るんじゃね?」
その時、灰間のペンダントが光り始めた。
灰間「っ!?魔獣が現れるだと!?」
雨の降る夜の街。そこに、魔獣の姿が徐々に姿を表した。
その姿はまるで翼竜のような感じだが、顔は獣であった。
色は青かった。
この醜悪な姿の魔獣の名は、アメゴンである。
アメゴン「キッギャウウウウウゥゥゥゥゥン」
アメゴンは口から白いガスを吐いて、
とあるビルがそのガスを浴びる。
すると、そのビルがみるみると溶けていくではないか。
アメゴンの吐くガスは溶解ガスであるのだ。
アメゴン「キッギャウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥン」
アメゴンは次に、近くのビルを叩き壊す。そして、
アメゴンは暴れ回り、次々とビルを破壊していく。
アメゴン「キッギャウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥン」
アメゴンは白いガスで、逃げ惑う人々を溶かしてしまう。
人々「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
複数の人々がガスを浴び、骨になって死んでしまった。
アメゴンは両腕を前に振るい、別のビルを破壊する。
その時、空からウルトラマンティアーズが飛んで来た。
ウルトラマンティアーズ『あれが今回の魔獣か・・・・!』
だが、雨が徐々に止んでいく。
それと同時にアメゴンの姿が消え始める。
そして、雨が完全に止み、
アメゴンの姿は完全に消えてしまった。
ウルトラマンティアーズ『消えた・・・!?
しかも、雨と同時に・・・。まさか、奴は・・・・!』
次の日。上川の住むマンション。上川は自分の部屋で、
既に起きていたが、何故か不安そうな感じがした。
上川「貴翔君の家族。昨日は戻ってこなかったな・・・。
一体、何があったのだろう?
もしや、魔獣に襲われたんじゃ・・・!?」
上川はテレビをつける。そして、モニターには、
ニュースが流れていた。男性アナウンサーが声を出す。
男性アナウンサー『ええ。昨夜。四羽街に、
激しい雨と共に魔獣が現れて、その街で大暴れして、
多くのビルが壊れ、
多くの民間人が死にました。人類の味方、
ウルトラマンティアーズが現れるも、
その魔獣は雨と共に消えてしまい・・・。』
上川「四羽街・・・!?あそこは、貴翔君の家族が、
よく行くレストランがあるハズ・・・。まさか!!」
上川はさらなる不安を抱き、急いでマンションから出た。
上川は崩壊寸前の四羽街の近くにある病院に来た。
手術室の前に、貴翔が座っていた。
上川「た、貴翔君・・・!一体、どうしたんだぃ!?」
貴翔「・・・っ!?か、上川さあああぁぁぁぁぁん!!」
貴翔は上川に泣きついた。
貴翔「うえええええぇぇぇぇぇぇぇん!!
パパが・・・!ママが・・・!僕を魔獣から守って、
怪我をしちゃったんだあああぁぁぁぁ・・・・!!!」
上川「そ、そんな・・・・!?」
アメゴンが暴れる事で、
あるビルが崩れる。その瓦礫から、
貴翔を守る為、両親がその瓦礫を受けた。そのため、
貴翔は無傷で済んだが、両親の方は重傷を負っていた。
上川「魔獣め・・・・!!よくも・・・・!!
パパとママの仇、きっと取ってあげるよ!!」
貴翔「うん・・・・。」
そして、BAR基地の司令室に来た上川。
つづく
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