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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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叶野「何かわかったのですか?隊長。」

大神「豆を盗んだ何者かが何かの科学や魔法で、

鬼を実在化し、その鬼を操ろうとしてるかも知れない!それと、

その豆を盗んだ奴らが魔族だとしたら、今度は、

鬼のような魔獣を送り込もうとしているんじゃ!!」

上川「なるほど!

その二つのどれかが正解に近いと言うワケですね!!

叶野「私は後者が正しいと思います!今度の事件もやはり、

魔族が絡んでいると思われます!」

日下部「私も同じです!あんな事ができるのは、

魔族以外に考えられません・・・・!」

大神「うむ!では、

これから節分の豆を盗んだ連中の捜索を開始する!!

節分の日が終わるまでに何としても、全ての豆を取り戻すんど!!

皆の節分を台無しにさせてはいかんぞ!!!」

隊員たち「了解!!!!!」

こうして、大神を除く4人の隊員が出動した。灰間と日下部は、

バルターボ、叶野と上川は徒歩でそれぞれの街で探索していた。


バルターボはある街を走っていた。日下部が運転し、

灰間がレーダーを見て、魔族の反応を探していた。

日下部「どう?何かあった?」

灰間「いや。魔族はまだ現れてねェ。」

日下部「この街では、まだ節分の豆が残っている店があるわ。

確か、ビッブだったわね。そこへ向かう。」

灰間「ああ。(それにしても、何でだろう。この街に、

魔族が出てこねェ気がする・・・。もしかして、今回の事件は・・・。)」

灰間がそう考えている内に、バルターボがビッブの近くに停まった。

日下部と灰間はここで、豆を盗んだ連中を見張る事にした。

灰間「ペンダント。もし、豆を盗んだ連中が来たら、教えてくれ。」

灰間はペンダントに向けて、静かに話しかける。

そこを日下部に気づかれそうになる。

日下部「どうしたの?」 灰間「いや。何でもない。」

灰間は少し驚き、誤魔化す。気づかれずに済んだ。

灰間「ところでよ。日下部って豆まきするのか?」

日下部「したいところだけど、親があんな感じで、

私が軍人と言うワケで、できる確率は多分、少ないでしょうね。

ま。あんたにはちゃんとした家族がいるから、できるでしょうけど。

こんな時に、何を会話させているんだか・・・・。」

灰間「まあ。俺の母親はしたいような感じだけど、

俺は別に豆まきをやらない気分らしい。と言うか、

鬼なんて実在しないと俺は思う。」

日下部「・・・・そうね。けど、その鬼を魔族が出そうとしている。

むしろ、魔族が鬼そのものだと思うわ。今は静かにしてましょ。

いつ、魔族が現れるかわからないから・・・!」

灰間と日下部は見張り続けた。だが、いつまでも魔族が現れない。

日下部「来ないわねェ・・・!魔族の奴ら。」

灰間(そろそろ夕方になろうとしている。なのに、

魔族が来ない。もしかして、この店のもんには興味ねェのか?

それとも、既に十分な豆を集めたからなのか?)

その時、デパートから複数の男たちが出た。その男たちは、

それぞれ買い物袋を持っていた。灰間はその連中に目をつける。

灰間「ん・・・?(普通の人間たちか。魔族じゃねェな。)」

すると、その連中の一人が何かを話しかける。

男A「これで、全ての豆は集まったな・・・!?」

男B「ああ。ほとんどの店にある豆も全部、買い占めた。」

灰間「何っ!?」 灰間は男たちの会話を聞いて、驚く。

男C「他の仲間たちがそれぞれ豆を多く買っている。

そろそろ計画が成功するぞ!」

男D「おう!急いで鬼の元へ向かおう!!」

男E「場所は鬼ヶ神社!

そこで、あの方が待っている!!急ごう!!」

男たちは素早く走った。そう。灰間は知った。この男たちが、

この事件を起こした者たちだと。ペンダントが光っていないのは、

男たちが魔族ではないからである。だが、この男たちには、

何かがある。灰間はそう確信した。

灰間「日下部!あの男たちを追え!!」

日下部「えっ?けど、

あの男たちは普通の人間で、魔族じゃないわ。」

灰間「今回の敵は魔族じゃねェ。あの男たちが、

多くの店から全ての節分の豆を奪って行ったんだ!!」

日下部「何ですって!?それは本当!?」

灰間「ああ。奴らは鬼ヶ神社へ向かおうとしている!!」

日下部「わかったわ!なら、そちらへ向かいましょう!!」

バルターボは複数の男たちを追跡すべく、走り出した。


灰間邸では、美由紀が和室でテレビのニュースを見ていた。

女性アナウンサー『本日の節分の日で、日本各地にある、

多くの店で、節分の豆全てが売り切れとなる事件が続出。何故、

このような事が起きたのでしょうか?もしかして、

今年の節分の日は、一気に豆がブームとなったからでしょうか?』

美由紀「多くの店で売り切れになるなんて・・・。一体、

何が起こっているのかしら?とても普通だと思えないわ。

・・・灰間と一緒に豆まきができるのでしょうか・・・・?」


バルターボは複数の男たちを追い、ある町を走っていた。

日下部「今回の事件を起こしたのは、魔族じゃなくて、

普通の人間だったなんて・・・。どうりで、魔族反応がしないワケだわ。」

つづく

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