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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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灰間「あの男たち。一体、何を考えてんだ?もしかして、

ただ豆を横取りするだけの、

とんでもねェ食いしん坊集団じゃねーだろうな?」

日下部「だとしたら、すっごい許せないわね。

警察に知らせて、捕まえてもらわなくっちゃ!」

灰間「まあ、俺らは魔獣専門の特捜だから。

普通の犯罪は普通の警察で十分だろうね。っ!?」

その時、灰間のペンダントが光り始める。

灰間(何っ!?この近くに魔獣がいるだと・・・!?

まさか、今回の事件に関わっていると言うのか!?)

日下部「・・・もうすぐ、鬼ヶ神社よ。」

灰間「・・・・ああ。」

日下部「念のため、大神隊長に連絡しましょう。」

そして、バルターボはある神社の前に停まった。

この神社こそが、例の鬼ヶ神社である。灰間と日下部は、

バルターボから降りて、その神社へと行った。


BAR基地の司令室では、

大神は通信機で日下部の連絡を受ける。

大神「何!?今度の犯人は普通の人間じゃと!?」

日下部の声『はい。複数の男たちが、多くの店から、

全ての節分用の豆を買い、鬼ヶ神社へと向かいました。

多くの店から豆が全てなくなったのも、その男たちのせいかと。』

大神「そうか。その男たちが鬼ヶ神社へ向かう事なのじゃが、

何故、男たちはその神社へ行くと思う?」

日下部の声『わかりません。あの神社は、

男たちにとっては隠れ家のような存在かと思いますわ。

それとも、何か別の理由でもあるのでしょうか・・・。』

大神「うむ。そうじゃ!鬼ヶ神社と言えば、

何か恐ろしい伝説があると言われておる。その伝説は、

大昔の人々が語った作り話やも知れんが・・・。」

日下部の声『そうですか。では、何かが起きる前に、

必ず犯人の男たちは捕まえます!それでは・・・。』

こうして、通信は切った。

大神「鬼ヶ神社か・・・。どんな伝説だったかのォ。」

緒川「あの・・・。大神隊長。」

大神「何なら?緒川。」

緒川「鬼ヶ神社と聞きましたが、確か鬼ヶ神社には・・・。

大昔に存在した鬼が封印されたと言う伝説があります。

その鬼は多くの殺戮を行ったため、神社の裏に封印されたそうです。」


神社に来た灰間と日下部は、その神社の近くを歩き回っている。

どこからか複数の声が少しだけ聞こえている。

日下部「聞こえるわ。必ず近くにいる。」

灰間「・・・っ!?裏の方から聞こえっぞ!」

日下部「そこにいるワケね。」

灰間と日下部は神社の裏の方へと移動した。

複数の声が大きく聞こえる。

日下部「・・・・あそこね。」 灰間「ああ。」

灰間と日下部が見た先には、周りが木々に満ちている道があった。

その道を歩く灰間と日下部。そこの奥の場所には、

数十人くらいの人々がいた。そう。この人々こそが、

多くの節分の豆を横取りにした集団なのだ。その集団の前には、

奇怪な鬼の顔をした像が入っている祠があった。その鬼の顔は、

頭に2本の角があり、6つの目があった。

男A「この世に雄一、実在せり魔の鬼よ。今こそ、

偉大なるあなた様の目覚める時が来ました。」

男B「ご覧の通り、邪気を払いし豆は全てここに集まりました。

これで、あなた様は自由となるでしょう・・・!」

男C「さァ!!魔の鬼よ!!今こそこの世に戻るのです!!

この愚かなこの世を、地獄に変えてくだされィ!!!」

灰間「そうはさせっかよ!!」

男たち「おおっ!!?」 男たちは後ろから灰間の声を聞き、驚く。

そう。灰間と日下部がこのアジトへと着いたのであった。

男D「ば、BARだ・・・・っ!?」

男E「か、嗅ぎつけたのか!!」

日下部「あなたたち!!多くの豆を買って、

こんなところに集まって・・・!何を企んでいるのよ!!?」

男F「ふ、ふん!!お前らには知らねーけどな!!

俺らはこの祠に眠っている魔の鬼を蘇らせようとしてんだぜ!!」

男G「この魔の鬼さえ目覚めれば、

この世は俺たちのものなんさ!!!」

男たちは鬼の像が入っている祠を灰間と日下部に見せる。

日下部「は?この祠にある像が魔の鬼!?ただの像じゃない。

あなたたち。まさか、何かのくだらない作り話とか信じて・・・・!

そんな理由で、悪さしてるんじゃないでしょうね!!?」

男A「いや!作り話ではない!!魔の鬼は存在する!!

その偉大なる方はこの祠に眠っておられるのだ!!!その方は、

私の頭の中に語りかけたのだよ。

目覚めさせれば、味方にしてやるとな!!」

灰間「・・・日下部。残念だがよ。奴らの言ってる事、マジだぜ。」

日下部「は、灰間・・・・!?」

日下部は灰間が汗を流しながら、険しい表情になっている事に驚く。

灰間のペンダントは光っている。そう。ペンダントは、

魔の鬼がこの祠の中に存在している事を灰間に教えたのだ。

男A「どうやら、この少年はわかっているらしいな。

さァ!!魔の鬼よ!!あなたを迫害せり、

忌まわしき豆は襲わんべき地には一切もありませぬ!!!

この世の汚き人間たちを裁き、

我ら虐げられし者たちをお守りたまええええぇぇぇぇ!!!」

男Aがそう叫ぶと、祠の中の鬼の全ての目が光り始めた。

その像にヒビが大きく入る。男たちはそれを見て、喜ぶ。

男B「おお・・・・!!」 男C「ついに目覚めるぞ!!!」

そして、鬼の像は祠と共に爆発した。そこから、

巨大な炎が溢れ、その炎が魔獣のような姿に変わる。そして、

本物の魔獣の姿となる。その姿は、まるで赤い鬼のような姿であった。

顔は像のと同じ、2本の角と6つの目があり、口が笑っていた。

下半身には某鬼が履いているような物だが、尻尾が生えている。

この鬼の姿をした怪獣の名は、オニダーク。鬼の魔獣だ。

オニダーク「グブオオォォォォウウウゥゥゥ」

男たち「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

男たちは魔の鬼と呼ばれるオニダークの復活に歓声する。

日下部「まさか・・・!本当の事だったなんて・・・・!!」

灰間「しかも、この鬼は魔獣だぜ・・・!」

男A「つ、ついに目覚めたのですね!!魔の鬼よ!!

さァ!!あなた様の力で、この腐りしこの世を・・・・!!」

オニダーク『例ヲ言ウ・・・。愚カナ人間共・・・・!』

オニダークは自身を目覚めさせた男たちを見て、

6つの目を光らせる。その時、

オニダークを復活させた男たちの身体が突然に燃えてしまう。

男たち「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」

つづく

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