ウルトラマンティアーズ『・・・それにしても、流石は魔星だ。
まさに魔獣たちの楽園って感じだな。おい。』
空を飛び続けるティアーズは辺りの地上を見てみる。
荒れている岩山と緑のない木々の上には、
多くの異なる姿と異なる鳴き声を持っている魔獣たちがいた。
ウルトラマンティアーズ『この上空は不味い。他の空域に向かうか。』
ティアーズは別の方向へ飛びながら、こう呟く。
ウルトラマンティアーズ『それにしても、もう3分以上も経ってるのに、
まだ、この姿が消えちゃいねェ。ティアーズは、
この星では無限に存在できんのか?・・・・むっ!?』
その時、ティアーズは後ろの方を向く。そこから、
巨大な魔虫、バグヅンが飛んで来た。物凄いスピードで攻めてくる。
バグヅン「グヴォロロロロロロロッ」
ウルトラマンティアーズ『ば、バグヅン・・・!?うわっ!!』
バグヅンの突撃を受けたティアーズは飛ぶバランスが一気に崩れる。
それにより、とても荒れた街のようなところに落ちてしまった。
ウルトラマンティアーズ『いっててててて・・・!あの虫野郎・・・・!!』
その時、ティアーズの周りには大勢の魔族がいた。
魔族たち「ぐるるるるるるるるるるる・・・・・!!!」
ウルトラマンティアーズ『くっそ!!ここは魔族共の街か・・・!!
何と・・・。200人くらいはいたがるな。しかも、全員すっげー凶暴だ。』
魔族の男『ぎざま・・・!ここは俺らの縄張りだ。
無断で入って来る奴は誰だろうと許ざあああぁぁぁぁぁん!!!!」
200人の魔族が一斉にティアーズに襲いかかる。
ウルトラマンティアーズ『面倒くせーなァ!!ウルトラスピン!!!!!』
ティアーズはヂグロン戦以来で使ったウルトラスピンを使った。
物凄い回転をするティアーズに対し、魔族の軍団は勢いよく迫る。
だが、その多く魔族がティアーズのスピンに弾き飛ばされていく。
魔族たち「うぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
魔族「どんどん攻めろおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
魔族たちは力押しでティアーズに迫るが、次々とスピンに弾かれて倒される。
そして、スピンを解いたティアーズ。だが、まだ敵は多く残っている。
魔族たち「う”ううううぅぅぅぅぅ・・・・!!!」
ウルトラマンティアーズ『ちっ!まだいやがるか・・・!っ!?あれは!!』
その時、ティアーズはとんでもない何かを見て、驚く。
その何かとは、人型の魔獣で紫色の肌、緑色の目。
頭に生えている4つの角に、両肩に生えた角。
だが、その人型の怪物は巨大で、何と複数もいた。
ウルトラマンティアーズ『巨大な人型がいっぱい、いやがる・・・・!!』
魔族A「あれは、巨大魔族であるゴビラー族だ!!」
魔族B「巨人族の奴らが援護してくれるぜ!!!」
ゴビラー族A「グルルルルル・・・・!!おみぇーがティアーズか。」
ゴビラー族B「この星に来たと聞いたが、本当に来たとはなァ!!」
ゴビラー族C「ちょうど、イライラしてたんだ。ぶっ殺す・・・!!」
ウルトラマンティアーズ『畜生・・・!!シォワッ!!!』
ティアーズは巨大化して、複数のゴビラー族と対峙する。
ゴビラー族「グオオオオオオォォォォォォ!!!!!」
その途端、複数のゴビラー族がティアーズに襲いかかる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」
ティアーズは強烈なキックで一人目のゴビラー族を蹴り飛ばす。
ゴビラー族「グルル・・・ッ!!ゴルアアアアァァァァ!!!」
だが、そのキックに耐えたゴビラー族はパンチで反撃。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!?」
ゴビラー族「死ねええぇぇぇっ!!!」
別のゴビラー族が釘付きバットでティアーズをさらに打撃する。
ゴビラー族「ウゴアアアアアァァァァァァ!!!!!」
もう一人のゴビラー族が素手でティアーズに襲いかかる。
ウルトラマンティアーズ「シューティングスラッシュ!!!!!」
ティアーズはシューティングスラッシュでゴビラー族の一人の首を切断した。
ゴビラー族は一人減ったが、魔獣たちはまだ多い。
ゴビラー族「ガアアアアアァァァァァァァ!!!!」
包丁を持ったゴビラー族がティアーズを襲う。だが、
ティアーズは手刀で包丁を持つ手を打ち、キックで敵を蹴り飛ばす。
ウルトラマンティアーズ「ショワッ!!!」
ティアーズは包丁を持ち、その包丁を別のゴビラー族に投げつける。
包丁を刺されたゴビラー族は死んだが、
また別のゴビラー族が走ってくる。
だが、そのゴビラー族を掴んだティアーズは、
その敵を思い切り投げ飛ばす。そのゴビラー族はビルと衝突する。
ビルが崩れるが、ゴビラー族は気絶したそうだ。
ゴビラー族「グルルルルルルルルル!!!」
弓矢を持ったゴビラー族は矢を飛ばし、ティアーズを襲う。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・・!!」
ティアーズは近くにいるゴビラー族を盾に、敵の矢を防ぐ。
代わりにゴビラー族の一人が矢に刺されて死んでしまう。そして、
ティアーズはジャンプして、
弓矢を持ったゴビラー族に近づき、チョップで倒す。
ゴビラー族「グエエエエエエエェェェェェェェェェェ!!!!!」
今度は剣を持ったゴビラー族が襲いかかる。
ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!!」
ティアーズはファイティウム光線で剣を持ったゴビラー族を倒す。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!」
そして、ティアーズはアームシュートで、街並みに隠れた、
ゴビラー族の顔を爆発させる。その時、バグヅンが飛んで来た。
バグヅン「グヴォロロロロロロロロロロッ」
ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!!!!」
ティアーズはプラズマレイガンでバグヅンを攻撃。
バグヅンは炎上し、残り一人のゴビラー族にぶつかる。すると、
バグヅンとゴビラー族が同時に爆発して、粉々に砕け散った。
ウルトラマンティアーズ『これで全滅だな・・・。むっ!?』
ティアーズは向こう側に、
とても暗い暗雲に満ちている場所がある事に気づく。
ウルトラマンティアーズ『魔族の王は・・・あそこにいるかも知れねェ。』
ティアーズはその暗い暗雲の世界へと歩き始める。
そして、ここはとても暗く、辺りは血のように赤い岩山で、
数ヶ所が燃えている。血の池らしきところもある。まるで、地獄であった。
ティアーズはその恐怖に耐えながら歩いていた。
ウルトラマンティアーズ『ここは魔星の中で最も最低な場所だぜ・・・。』
そして、ティアーズの目線には、
紫色の霧に包まれていたとても大きな古城があった。
ウルトラマンティアーズ『この城は・・・!城と言えば王・・・。
すると、この城に魔族の王がいるってワケか・・・・!!おっ!?』
その時。ティアーズの前に、あのニアギルクが2匹もいた。
だが、そのニアギルクは何故か漫画らしき本を読んでいた。
つづく
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