地球を毎日のように襲い続けた魔族が、ついに。
総攻撃を仕掛けようと魔獣軍団を送り込んだ。
次々と無限に送り込む、この地獄の攻撃を防ぐには、
魔族の住み処である魔星へ行き、その魔星の支配者を、
倒さなければならなかった。灰間はティアーズとなり、
宇宙へ飛ぶ。魔星へ向かうために。
BAR基地の司令室で警報が鳴り出した。
緒川「大変です!!秋田で魔獣軍団が暴れています!!」
大神「またか・・・!魔族のガキ!!」
上川「数時間前に現れた魔獣との戦いで、もう疲れているのに。」
叶野「奴らは徹底的にやるつもりだ!我々を滅ぼすまで!!」
日下部「それより!一体、灰間隊員はどこにいるの!?
昨日から一度も姿を現した事もないのよ!!?」
大神「その件について、親の方からも連絡があった。
どうやら、家に戻っていない。学校にも行ってないと。
灰間。・・・・一体、どこへ消えたんじゃぃ!?」
上川「まさか、一人で戦って死亡したんじゃ!?」
緒川「・・・・いえ。灰間隊員は死んでいません。」
日下部「え!?ど、どう言う事・・・・?」
緒川「灰間は・・・ちょっと都合でどこかへ消えると・・・。
しばらく、私たちには会えないとの事です。」
日下部「ちょっと都合でどこかへですって?灰間・・・!
こんなピンチな状況な時に、何で、
どっかへ行かなきゃならないのよ!!もし、
遊びとか一人だけ逃げるとかだったら・・・・!!」
日下部は怒り心頭に言い続ける。緒川は切なそうに黙り込む。
大神「灰間・・・。ワレは、このBARから離れてまで、
どこへ行こうと言うんだ?わしは信じる。お前が、
裏切るような行為はせんと・・・・。」
灰間は今、ウルトラマンティアーズとなり、宇宙を飛んでいた。
そして、ティアーズの前に、まるで血のように赤い、
全体が地獄のような赤と黒が混じった惑星があった。
ウルトラマンティアーズ「見つけたぞ・・・!あそこが魔星か!!」
そう。ティアーズはとうとう魔星へついたのだ。
ティアーズはそのまま魔星へと全速前進した。
ウルトラマンティアーズ 第25話・魔族の王
凶悪魔獣・ガブダロン、怨念魔虫・バグヅン、怪魚魔獣・ギョルク、
溶岩魔獣・ヨウゴン、猛毒魔人・ニアギルク、変貌魔獣・ジキル、
悪戯魔獣・ガルプキン、怪奇魔女・ゼルンチルダ、冷凍魔獣・アイスロン、
円盤魔獣・アブソーバ、巨大魔人・ゴビラー族、
魔族王・ナイトメア
登場
赤と黒が混じった空。荒れ果てた紫色の大地。いかにも、
何かの恐怖を感じさせる雰囲気。そう。ここが、
魔星の一部であるのだ。ティアーズはその一部へ着地する。
ウルトラマンティアーズ『ここが魔星。いかにもって感じだな。』
ティアーズは珍しそうに辺りを見ながら、歩く。そこに。
ウルトラマンティアーズ『っ!?お、お前たちは・・・!!』
ティアーズの前に、あの最初に地球を襲った魔獣、
ガブダロンが現れた。その魔獣が数匹もいた。
ガブダロン「ガヒャアアアアァァァァイイイィィィィ」
ウルトラマンティアーズ『こんなにたくさんいるか・・・!
流石は魔星。魔獣がたっぷりだぜ!!ショワアァァァッ!!』
ティアーズが走ると、複数のガブダロンも走り出す。
1匹目のガブダロンがティアーズと組み合いを始める。だが、
ティアーズはその1匹目を投げ飛ばし、2匹目にキックを打つ。
だが、2匹目がパンチで反撃。ティアーズは倒れるが立ち上がり、
パンチで2匹目を殴り飛ばす。その2匹目が倒れる。
ガブダロン「ガヒャアアアアァァァイイイイィィィィ」
3匹目と4匹目がティアーズを挟み撃ちにする。だが。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・!!」
ティアーズはチョップ、キックの連携で3匹目と4匹目を倒す。
5匹目が頭部の角でティアーズに襲いかかる。ティアーズは、
両手でその角を掴み、その5匹目に膝蹴りを何度も打ち込む。
そして、パンチで5匹目を倒す。ガブダロン部隊が徐々に減る。
つづく
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