ミル「・・・いきましょう。」
テルたちは次の古の物を求めて走る。
古の物を探し続けるバンジョーたち。
カズーイ「古の物ォ!出てきなさああぁぁぁい!!」
アシナガ「一体、どこにいるんだァ!?」
クリグミ「早く見つかってねえええぇぇぇ!??」
ターシュー「・・・・いたぞ!あそこだ!!」
ターシューが見た方向を皆が向ける。そこに、古の物がいた。
ボトルズ「おお・・・!古の物!!」
バンジョー「よし!潜るぞ!!」
バンジョーとカズーイは空を飛び、それで古の物のリングを潜った。
すると、そのリングが一瞬だけ光る。
そして、古の物が地面の中へ消えた。
バンジョー「よし。まずは一つ目。」
カズーイ「残り5つね。このまま一気にスピードで解決しましょ。」
ターシュー「一気にスピードで?そいつぁ無理かも知んねェな。」
カズーイ「なんですって?」
ターシュー「古の物を見た者が実際に少ないと言う。
つまり、1日くらい探しても、全く見つからないのさ。」
レリッカー「確かに、古の物を探そうとした日もあったが、
全く見つからない日がほとんどだった。
さっき見つけたのは偶然・・・だったと言いたいのかね?」
ターシュー「ああ。偶然だ。次の古の物を探すには、
数日の間の時間を削る必要がある。」
クリグミ「そ、そんなァ・・・・。」
アシナガ「これじゃ、いつかは餓死になる事もあるぞ!?」
カズーイ「砂漠全体をくまなく探せば良いじゃない!
1秒でも早く、古の物を見つけるために探索すれば良いわ!!」
バンジョー「そうだ!この間でも、
クラッシャーに先を越されてるかも知れない。
急いで探すんだ!!次の古の物を!!」
レリッカー「・・・・そうだな。行こう!」
ターシュー「・・・・ふっ。面白い事を言う熊さんだぜ。」
バンジョーたちは古の物たちを探そうと、砂漠中を走り続けた。
必死に古の物を探し続ける。
新たな古の物を探し続けるテルたち。その時、
カルーゼルが持っている携帯が鳴る。
カルーゼル「こちら、カルーゼル。」
携帯からクラッシャーの戦士である男性の声が響く。
クラッシャーの戦士の声『ポイントC12で、
古の物を発見した!急行してくれ!!』
カルーゼル「了解!!行くぞ!テル!ミル!」
テルとミル「うむ!!」
テルたちは走った。古の物の存在せり場所へ。
ある場所でバームが大勢のグラントリングを集めた。
バーム「よく集まってくれた。
これから、僕ちんが君たちに命ずる。
古の物を探せ!そして、その居場所を僕ちんに伝えるのだ!
だが、古の物はとっても見つからないよね?そのためにも、
こやつらを呼び出してみたよ。」
バームの前にいるグラントリングたちの横には、
複数のマム・マムがいた。ミイラであるマム・マムの姿に対して、
目線を向かず、全く動じないグラントリング。
バーム「僕ちんら特命隊が制圧したピラミッドの中から、
自ら僕ちんらについた悪のミイラたちだ。
こいつらならきっと、古の物を見つけてくれるかも知れん。」
マム・マム「はっ!そなたたちと同じ悪の野望のため、
我らはグランティと共に世界の支配を望もう!!」
バーム「OK、OK!それじゃあ、皆で古の物を探そう!
皆さん、れっつらご~っ!!」
グラントリングたち&マム・マムたち「おおおぉぉぉぉぉ!!!」
古の物の前に来たテルたち。
テル「・・・・何か見つかるの、早くね?」
ミル「古の物はあまり見つからないと聞いたけど・・・。」
カルーゼル「別々の班に分けれ、
それぞれ違う場所で行動させる事によって、
古の物をいち早く見つけると言う方法を思いついてね。
まあ、素早く成功できる確率は多分、少ねェけど・・・ね!!」
カルーゼルがその語尾と共に素早くジャンプし、
古の物のリングを潜る。
すると、そのリングが光り、古の物が地面に消える。
カルーゼル「これで俺は二つ目だ。安心しろ。
お前らの願いもきっと叶えてやるよ。」
ミル(それが信用できなそうなんだけど・・・。)
テル「あとは別の班の誰かが、
次の古の物を見つけるのを待つだけだな。」
別の地点でクラッシャーのある班が行動をしていた。
クラッシャーの戦士A「何としても、古の物を探すんだ!!
カルーゼルの願いを叶えるためにも!!」
その時、急に地面が一瞬だけ揺れる。
そこから、古の物が現れた。
クラッシャーの戦士B「おお!古の物だ!!」
クラッシャーの戦士C「よし!
さっそくカルーゼルに連絡だ!!」
その時、バームの声が聞こえてきた。
バームの声「ほほう・・・。これが古の物かァ。」
クラッシャーの戦士A「っ!?誰だ・・・!?ああ!!」
その時、クラッシャーの戦士たちは、
バームやグラントリングたちの姿を見て、驚く。
バーム「むふふふ・・・!それええぇぇぇぇぇい!!!」
バームは子供っぽいポーズでジャンプし、
古の物のリングを潜った。
そのリングが光り、古の物が地面に消える。
クラッシャーの戦士C「ああ!せっかく見つかったのに・・・!」
クラッシャーの戦士B「てめェら・・・!ぐあ!!」
グラントリング「おらああぁぁぁぁ!!!」
そして、
一人のグラントリングが剣でクラッシャーの戦士Bを斬った。
バーム「やっちゃってね。」
グラントリングたち「おおおぉぉぉぉ!!」
グラントリングたちが残りのクラッシャーの戦士たちに迫る。
バーム「ククク・・・!これであと5つだ。
あと5つ潜れば・・・!」
そして、数分後が経った。バームたちの姿が消え、
そこには3人のクラッシャーの戦士の死骸だけがあった。
テルたち「・・・・・・っ!?」
つづく
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