クラッシャーの戦士「な、何だ!?」
探検家の男性「地震か!!?」
そして、響く地面より巨大な何かが現れた。
どうやら人型らしく、顔がスフィンクスに似ていた。
カルーゼル「こ、これは・・・・!?」
レリッカー「ま、まさか・・・!これが・・・・!!」
その人型の頭には大きな輪が付いていた。
そう。この頭に輪の付いた人が他のスフィンクスこそが、
噂で聞いた古の物であるのだ。
古の物「・・・・・・!」
古の物が現れたと同時に地震が治まった。
ここにいる者全てが静かにその古の物の姿を見る。
レリッカー「こ、これが・・・古の物・・・。」
カルーゼル「頭に付いてる輪・・・。間違いねェ・・・!」
バンジョー「古の物・・・・。」
カズーイ「顔がスフィンクスで、
でかい石像の奴だったなんて・・・。」
ミル「確かに石像ね・・・。目が生きてそうだけど。」
古の物「・・・我が名は古の物。この砂漠より誕生せり者。
我はこの砂漠にいる者たちの願いを叶える。」
テル「願いだと・・・・!?」
プルレス「それって本当!?」
ここにいる者たちが願いを叶えると聞き、ざわついた。
バンジョー「・・・・もしかして、
グランチルダを倒す事も可能ですか!?」
カズーイ「だったら、そのグランチルダって奴を殺して!
奴はバンジョーの妹を攫ったあげく、
様々な悪をバラ撒いた魔女よ!!
奴を倒す事があたいたちの願いだから!!」
古の物「・・・願いを叶うは、無条件にあらず。」
バンジョー「どう言う事だぃ?」
ボトルズ「願いは叶えるけど、ただでは叶えないと言うワケです。
つまり、願いを叶うには、
何かの条件を達しなければならないらしいです。」
古の物「・・・・古のリングを全て呼び出すべし。
さすれば、魔女を倒してやろう!」
カズーイ「古のリングって・・・もしかして、
あんたの頭の事!?」
古の物「さよう・・・。我らのリングを全て呼び出せば、
いかなる願いも叶えよう。」
バンジョー「わかりました!では、
その古のリングを・・・・!がはっ!?」
カルーゼル「おらあぁぁぁ!!!」
その時、カルーゼルがバンジョーを蹴り飛ばした。
ボトルズ「バンジョー!カズーイ!!」
プルレス「お前ェ!!」
そして、クラッシャーの戦士たちがボトルズたちに武器を向けた。
それを見たボトルズたちは動きを止める。
クリグミ「ひぃ・・・っ!?」
カルーゼル「・・・おい!古の物!!
この熊と鳥の願いなど叶うんじゃねェ!!
代わりに俺らクラッシャーの願いを聞きやがれ!!!」
古の物「・・・・その願いとは?」
カルーゼル「ふふふ・・・。それは、金と食料だ!!
その金と食料を一生分の大数を捧げれ!!!」
カズーイ「ちょ!?それ、自己中的じゃない!!?」
カルーゼル「うるせェ!!俺は俺が幸せになれれば、
それで良いんだよ!?黙ってろ!!雌豚が!!」
カズーイ「あたいは豚じゃなくて、鳥よ!!」
カルーゼル「俺は昔から周りの奴らに虐げられて、
幸せなど少しもなかった・・・!
だから、これから一生分の幸せを味わってやるぜェ!!」
カズーイに酷く怒鳴ったカルーゼルは、
自身の欲望が叶えられると確信したように、
汚い笑みを浮かべた。
古の物「・・・・他に願いを求めし者はいないか?」
ミル「・・・私とテルの願いは・・・・。」
テル「デスブラザーを殺す事。この熊と鳥さ!!」
バンジョーとカズーイ「・・・・・・っ!!?」
バンジョーとカズーイは震えた。テルが古のリングで、
自身らを本気で殺してしまうのではないのかと。
つづく
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