テルたちは仲間たちの死に驚愕していた。
ミル「そんな・・・!いつの間に仲間たちが・・・!」
カルーゼル「・・・・っ!てめェら・・・!!」
カルーゼルは死んでいる一人のクラッシャーの戦士に羽を向ける。
その表情は悔しさと切なさに満ちていた。
だが、その戦士がまだ意識があるように震えながら息をしている。
ミル「生きているわ!」
カルーゼル「・・・おい!何があった!!答えろ!!」
カルーゼルはそのクラッシャーの戦士を抱えて、そう聞く。
クラッシャーの戦士「ぐ、グラン・・・ティが・・・・・。
古の物の輪を・・・潜った・・・・。や、奴らは・・・・。
俺らを・・・・ぼ、妨害・・・しようと・・・・ぐっ!」
クラッシャーの戦士は目を閉じた。ついに死んでしまった。
テル「・・・・グランティめ!
古の輪を横取りするために・・・!!」
ミル「許せない・・・・!」
カルーゼル「・・・・あのクソグランティが。
絶対に滅ぼしてやる。聞いたな!?諸君!!」
クラッシャーの戦士たち「おう!!!」
カルーゼル「グランティも古の物を奪うために動き出している!!
奴らを滅ぼすまで、古の輪を何としても潜らねばならん!!
徹底的に探せ!!草の根を分けても探せ!!
奴らやデスブラザーより先に、見つけ出し、俺らに伝えるのだ!!」
クラッシャーの戦士たち「おおおおぉぉぉぉぉ!!!!」
ミル「・・・早く見つけなきゃね。テル。」
テル「ああ・・・。これ以上、
仲間を犠牲にしねェためにも・・・。」
バンジョーたちは古の物を探す事に懸命であった。
しかし、なかなか見つからない。
クリグミ「見つからないねェ。古の物・・・。」
プルレス「早く見つけなきゃいけないのに・・・。」
ターシュー「そうだ。一刻も早く見つけねばならんのだ。
クラッシャーだけではなく、
恐らくグランティも古の物の噂を聞きつけ、
その輪を全て潜ろうとするだろう。」
レリッカー「そうなる前に、
先に我々が見つけ出して、潜らないと。」
謎の声「そうはいかねェぜ?おい・・・!」
アシナガ「っ!?誰でぃ!!?」
ボトルズ「グランティですか!?」
グランティの兵士ではない。5人の人間。
すなわち、クラッシャーの戦士たちであった。
クラッシャーの戦士A「古の輪を全て潜るのは、
俺らクラッシャーだ。
てめェらデスブラザーやグランティを滅ぼすためにのぅ。」
クラッシャーの戦士B「他の仲間がその輪を潜れるように、
俺らがてめェらを足止めしれくれるわ。」
バンジョー「・・・・待ってくれ!
同じグランティを倒す者同士なら、
ここは共に古の輪を潜るべきじゃないのかぃ!?
一緒に古の輪を潜れば、犠牲が減るハズだ。」
クラッシャーの戦士C「はぁ?何で俺らが、
お前らに協力しなきゃなんねェの?
馬鹿なの?死ぬの?ミイラにされたいの??」
バンジョー「・・・僕はできるだけ戦いたくない・・・。」
クラッシャーの戦士A「理由はどうあれ、
貴様らに古の輪は潜らせぬ!!」
クラッシャーの戦士Aがライフルで射撃する。
バンジョー「うお!?」
バンジョーは素早く避けた。
クラッシャーの戦士B「うおおおぉぉぉぉぉ!!!」
クラッシャーの戦士Bが斧で斬りかかる。
バンジョー「く・・・・っ!」
カズーイ「だあっ!!」
カズーイが嘴でクラッシャーの戦士Bを突き飛ばす。
クラッシャーの戦士B「がはっ!!?」
クラッシャーの戦士Bは倒れた。
バンジョー「か、カズーイ!?」
カズーイ「何やってるのさ!!このクラッシャー共が、
素直に協力する程、良い連中ではないハズでしょ!?
あのトランカーと言うヤシに何をしたか、わかってる!?」
バンジョー「・・・そうだったね。あのカルーゼルさんは、
鬼畜だった。恐らく、この戦士たちも・・・・。」
クラッシャーの戦士D「はあああぁぁぁぁぁ!!!」
クラッシャーの戦士Dが鉄球でバンジョーを襲おうとする。
バンジョー「・・・・でやァ!!」
バンジョーは素早いキックでクラッシャーの戦士Dを倒す。
クラッシャーの戦士D「ぎえっ!!?」
バンジョー「・・・ならば、容赦しない。
倒させてもらうよ・・・!」
バンジョーは残った3人のクラッシャーの戦士に、
急接近しようと走る。
二人のクラッシャーの戦士「ぬ・・・・っ!!」
A以外のクラッシャーの戦士二人がそれぞれ、
ピストルとボウガンで攻撃する。
カズーイ「タマゴミサイル!!!!」
カズーイはタマゴミサイルを連射し、全ての弾や矢を撃ち落とし、
その二人のクラッシャーの戦士も倒す。
クラッシャーの戦士A「う、うおおぉぉぉぉ!!!」
クラッシャーの戦士Aがバンジョーたちに銃口を向けながら走る。
近距離で撃つつもりだ。だが、バンジョーはそのライフルを掴み、
銃口を下へ向けさせる。
バンジョー「どりゃ!!!」
バンジョーは片方の拳でクラッシャーの戦士Aを殴り飛ばす。
クラッシャーの戦士A「ぐふぁ!!?」
カズーイ「キキツキアタック!!!」
カズーイはひるんだクラッシャーの戦士Aに、
キキツキアタックを繰り出す。
クラッシャーの戦士A「ぐぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!?」
ついに5人のクラッシャーの戦士たちが倒された。
レリッカー「このまま敵勢力の妨害に合い続けては不味い!
急いで古の輪を探すぞ!!」
ボトルズ「ですが、この様子だとクラッシャーはどうやら、
自身らの勢力をいくつか班に分けて、行動していますね。」
ターシュー「奴らはそれで素早く古の物を探しているのか。
奴らが見つかる確率が高くなってるな。」
レリッカー「ならば、我々もそれぞれに分かれて行動しよう。
先に見つけた者が、私やバンジョーたちに連絡し、
その古の物の居場所を教えるのだ。」
探検家たち「はっ!!」
ボトルズ「・・・恐らくグランティも、
班に分かれて行動してるかも知れません。
この戦い、早い者勝ちみたいですね。」
レリッカー「・・・そうだな。では、行くぞ!!」
こうして、レリッカー探検隊もそれぞれ班に分かれて、
古の物を探すための行動を始めた。
見つけた班がメインの隊であるレリッカーや、
バンジョーたちに伝える事である。
だが、その全ての班が古の物を探すのに苦労をかけて、
時間が経つ。ついに30分を超える。
カズーイ「これだけ時間が経っても見つからないなんて・・・。」
メインのバンジョーたちも探し続けていた。その時。
レリッカー「む・・・っ!?」
れりっかーの持つ携帯電話が鳴り出した。
レリッカー「・・・もしもし?」
探検家の男性の声『古の物が見つかりました!!
ポイントC12です!!』
レリッカー「了解!!皆!!
古の物の居場所がわかったぞ!!」
カズーイ「よくやったわ!!さっそく、そこへ向かうわよ!」
バンジョーたちは別の班が見つけた古の物のいる場所へと走る。
その場所に来たバンジョーたち。そこには、
確かに古の物があった。
レリッカー「間違いない・・・。古の物だ!」
ボトルズ「早く見つかるとは・・・!
僕らの勝ちは近いかも知れませんね!」
レリッカー「うむ。・・・君らのおかげで、
古の物が早く見つかった。ありがとう。」
探検家の男性「いえ。それ程でも・・・。ぎゃ!!?」
その時、探検家の男性が突然、謎の銃弾を受けて倒れた。
バンジョーたち「なっ!!?」
バンジョーたちはそれに驚く。
銃弾を放ったのは、ブルーグラントリングであった。
ブルーグラントリング「ぐふふふふふふ・・・・!!」
そして、普通のグラントリングやスキャビーが複数いた。
バンジョー「グランティ!!?」
つづく
[2回]
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