古の物「・・・良かろう。だが、
その願いを叶えるには、我がリングを潜ってからだ。」
ミル「潜る?」
古の物「等身大の汝らが、
巨大なる我のリングを潜るのだ。いかなる方法でも構わぬ。
ただし、我がリングを先に6つ呼び出した者、ただ一人のみ。
その者の願いを叶えようと思う。」
アシナガ「つまり、一人だけ願いが叶えられる。
競争ってワケだな。」
ターシュー「これは本気でやらなきゃいけないらしいな。」
古の物「願いを叶える者。それはこの中で、
誰よりも我がリングを6つ呼び出した者ただ一人にある。」
テル「へっ!だったらよ・・・!」
テルとミル、バンジョーとカズーイが跳びだした。
古の物の頭のリングに向かって。
カズーイ「すぐに、このリングを潜るまでね!!」
2組が古の物のリングに迫る。その時。
カルーゼル「はいいいぃぃぃぃぃぃ!!!」
カルーゼルが羽ばたきながら高いジャンプをしてきた。
バンジョーとカズーイ「なっ!!?」
テルとミル「カルーゼル!!?」
そして、カルーゼルが古の物のリングを潜ってしまった。
その瞬間、古の物が地面の中に入って消えた。
ボトルズ「リングを潜られたら、地面に潜った・・・。
もしかして、次のリングを探させるように・・・?」
古の物の声『次なる我がリングはこの砂漠のどこかにある。
願いを叶えたくば、誰よりも先に見つけ出し、潜るべし。』
カルーゼル「ちっ!あのリングも探さなきゃな・・・。」
テル「・・・・って、カルーゼル!お前、跳べたのか!?」
ミル「今まで見てなかっやわよ!?そんな技!」
カルーゼル「悪いな。俺、ジャンプに自信があってよ。
まさか、それが今回で初めて活かせるとは思わんかった。」
カズーイ「ちょっとォ!!ジャンプは身体の方ではなく、
雑誌の方に身につけなさいよ!!」
バンジョー「少年ジャンプに自信があったら、
ジャンプオタクになりそうだよ・・・。」
カルーゼル「・・・・まあ良い。次のリングを探すか。」
テル「俺らも負けないぞ!行くぞ!ミル!!」
ミル「ええ・・・!」
カルーゼルたちがバンジョーたちから離れて、
どこかへ移動した。
クリグミ「は、早くしないと、クラッシャーの人たちが、
6つのリングを潜っちゃうよォ!!」
プルレス「何とかしないと!」
カズーイ「もし、あのローブの奴らが先に6つ潜ったら・・・。
この小説が終わっちゃう!!!」
バンジョー「メタはどうかと思うけど、
僕らが先に6つリングを潜るしかない!!」
ボトルズ「急ぎましょう!!」
バンジョーたちも急ぎ、どこかへと向かった。
次のリングを探すために。
だが、遠くにあるヤシの木に隠れる者がいた。
その者は上半身全体が犀が人に近くなったような顔だが、
屈強な手が4つある。下半身では何故か鳥のような形をしてる。
何故か尻尾も生えていた。角が長く大きい。
この得体の知れない怪物が通信機で誰かに連絡していた。
怪物「オグフ様。古の物のリングを6つ集めれば、
願いが叶うらしいです。どういたしやしょう?」
オグフの声『では、バームよ。
その古の物のリングを6つ見つけ、
その全てを潜れや。そして、
この世界をグランティの物にするように願いを叶えな。』
バーム「OKにございます。しばし、お待ちを・・・。」
この怪物の名はバームで、オグフの部下であった。
通信機が切れると、バームが不気味に笑い始める。
バーム「むふふふふ!!グランティの世界征服が、
今日で達成される・・・!これで僕ちんらの勝利だァ!!
さーて、古の物のリングを探そうかぃ!!」
バームは古の物のリングを探そうと走る。
テルとミル「とおおおぉぉぉぉう!!!」
テルとミルがジャンプで古の物のリングを潜った。
すると、その古の物が地面に潜る。
カルーゼル「ぬぅ・・・!先を越されたか・・・!」
ミル「これで私たちが一つ、あなたが一つ、同点ね。」
テル「悪いな。俺らはデスブラザーを倒したいんだ。
そのためにも、悪いけど、
お前の願いは叶えられないだろう。」
カルーゼル「ふっ。だが、俺も願いは叶えたくてね。
てめーらがデスブラザーを葬りてェのはわかる。
だが、俺はそろそろ幸せになりたい!そうだな。
ならば、俺様が自身が幸せになる事に、
デスブラザーを葬る事に追加してやろう!!」
テル「言ってくれるじゃねェか!」
つづく
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