テル「タイルに絵が・・・!?」
そのタイルから見える絵は、バンジョーに似ていた。
テル「で、デスブラザーだと・・・!?」
ミル「・・・まさか、他にタイルにも・・・?」
ミルは別のタイルに触れる。すると、そのタイルにも絵が見える。
その絵は赤いハネである。その時、
テルとミルが触れた二つのタイルの絵がそれぞれ消える。
ミル「・・・っ!?消えた・・・!」
テル「ちぃ・・・!!」
テルはまたタイルに触れ、それにバンジョーの絵を表す。
テル「もっと別のタイルに触れてみるんだ!!」
ミル「え、ええ・・・。」
ミルはまた別のタイルに触れる。そのタイルの絵は、
同じくバンジョーであった。すると、
バンジョーの絵のタイルの二つが同時に一瞬だけ光る。
ミル「・・・・なるほど。これはいわゆる、
神経衰弱に似た遊戯のピラミッドね。」
テル「とりあえず、色々とタイルに触れて、
同じ絵を二つ合わせれば良いんだな。やるぞ!ミル。」
ミル「OKよ。」
テルとミルはそれぞれ、色々なタイルに触れ続け、
様々な絵を二つ揃えていく。その絵はバンジョーに似た者、
カズーイに似た者、マンボに似た者、黄色いジンジョー、
赤いハネ、ハチミツ、タマゴ、オンプと、
8種類あった。その8種類をそれぞれ二つ合わせたテルとミル。
ミル「ふぅ・・・。これで全部ね。」
そして、絵がいっぱいになったタイルの床全体が光る。
その光が消えると、中央に一つのジグソーが出た。
テル「おお・・・!ジグソーだぜ!!」
テルはそのジグソーをゲットした。
ミル「・・・しかし、妙ね。何故、
バンジョーとカズーイの顔が描かれているのかしら?」
テル「バンジョーとカズーイじゃねェ。デスブラザーだ。
もしかしたら、デスブラザーは古代から存在してるかもなァ。」
ミル「そう?・・・このピラミッド、
何だかとっても謎だわ・・・。」
テルとミルはこのピラミッドから出た。何故、床のタイルに、
バンジョーとカズーイ、マンボなどが書かれているのか、
全く謎で不思議なピラミッドから。
ルビイのピラミッドから出ていたバンジョーたちは、
レリック探検隊の元へ戻るために、砂漠を歩いている。
プルレス「・・・・でも、どうしよう?
あの探検家のお姉さん、死んじゃったし・・・。」
アシナガ「きっと、悲しむだろうなァ。」
ボトルズ「それでも、報告しなくちゃ・・・。
レリックさんに。ジンクシーの事を・・・・。」
クリグミ「・・・・っ!?何かいるよ!?」
一同はクリグミが指をさした方向を見る。そこには、
岩と繋いだロープに首を縛られて、
動けない1匹のラクダがいた。
そのラクダは切なそうに泣いていた。
カズーイ「何かしら?あのラクダさんは。」
バンジョーたちはそのラクダに近づく。
ラクダ「暑うううううぅぅぅぅぅぅい!!!!!
ゴビは、木陰に行きたいよおおぉぉぉぉ!!!
どうか、ロープを外してくれええぇぇぇぇ!!!」
バンジョー「・・・わかった。」
ボトルズ「・・・待ってください!・・・ラクダさん。
あなた、自身の事をゴビと言ってましたね?」
ラクダ「そうだよ!僕の名前はゴビ!!」
ボトルズ「(ゴビ・・・・。ゴビバレーのゴビと一緒だ。
偶然か?いや、それとも・・・・。)あなた、
この砂漠で生まれたのですか?」
ゴビ「この砂漠は僕が生まれた場所だから住んでるの!!
名前はご先祖様の名前と一緒らしいんだ・・・。
わかったら、助けてよ!!」
ボトルズ「(ご先祖様・・・!?
もしかして・・・!!)・・・・そうですね。
良いですよ。バンジョー。」
バンジョーとカズーイ「とんぼがえりジャンプ!!」
バンジョーとカズーイはとんぼがえりジャンプをして、
ロープと繋がっている岩に向かって、
くちばしバスターを繰り出す。
バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!」
軽い感じのくちばしバスターにより岩が砕かれた。
そこから一つのジグソーが出る。
これにより、ゴビは自由に動けるようになり、元気にはしゃぐ。
ゴビ「ありがとう!熊さん。僕は木陰に行くよ。」
つづく
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