ボトルズたちの前に、あるピラミッドがあった。
しかも、
そのピラミッドの上にはカズーイに似た鳥の像があった。
その像の真ん中に的らしい部分が付いている。
カズーイ「あ、あたいに似ている・・・!?」
クリグミ「誰かカズーイお姉ちゃんの事、知っているのかな?」
ボトルズ「・・・デスブラザーで噂になっていますからね。
けど、このカズーイに似た銅像のピラミッド。
遥か昔の時代で造られたと聞きますが・・・。」
ターシュー「このピラミッドは蛇使いが代々守っている墓だ。」
アシナガ「蛇使い!?」
ターシュー「このピラミッドに入るためには、
この鳥の像にある的をぶつけなきゃ、ならんようだ。
俺はそれができなくて入れなかったがね。」
アシナガ「詳しいんだなァ。」
ターシュー「・・・俺ァこの砂漠を何度も探検したからな。」
カズーイ「じゃあ、
ルビイもこのピラミッドに住んでいるのね!?」
ターシュー「・・・可能性はある。」
カズーイ「よーし!」
カズーイは上昇した。自身に似た像の的へと。
カズーイ「ごめん。バンジョー。勝手に使わせてもらうよ。
・・・・くちばしミサイル!!!!」
カズーイはくちばしミサイルで的を攻撃した。
すると、ピラミッドの扉が自動的に開く。
ターシュー「開いたぞ!皆!入れ!!」
カズーイ「うん!!」
カズーイたちはピラミッドの中へ入った。
ピラミッドの中では、ある一つの器と、
一人の人間の少年。そして、謎の小さき異生物がいた。
少年「やァ、いらっしゃいアル!
私、名前はルビイ。何かお探しアルか?」
カズーイ「あたいたち、お宝、探すアルよ!
笛吹き兄ちゃん!」
ボトルズ「違いますよ!カズーイ!!バンジョーを・・・。」
カズーイ「そ、そうだったわね!笛吹き兄ちゃん。
あんた、ルビイとか言う奴アルね。さっそくだけど、
この熊さん、助けて欲しいアルよ。」
ルビイ「む?この熊さん、どうしたアルの?
・・・おお!身体から緑色の液体が流れているアル!!」
カズーイ「この熊さん、猛毒を受けて、
身体がドロドロに溶けてしまいそうアルね。
何とかして欲しいアル!!」
ルビイ「・・・これは、黒コブラの毒アルね?
このままでは骨になってしまう!さっそく、
解毒を開始するアル!!」
ボトルズはカズーイの入っているリュックをバンジョーから外し、
意識を失っているバンジョーをある台の上に乗せた。
何故なら、これで儀式を行うからである。
ルビイ「我が蛇よ。この熊の肉体より、
邪なる毒を取り除くヨロシ。」
ルビイはそう言うと、笛を吹く。すると、器から、
ヘビが現れた。そのヘビが自在に伸びながら、
バンジョーに近づく。
クリグミ「わーお!蛇さんが出てきた!」
プルレス「笛の音でヘビを操ると言う噂は、
本当だったんだね。」
ターシュー「・・・静かにしてやれ。」
ルビイの笛に操られしヘビが、
バンジョーのコブンダに噛まれた部分を噛んだ。
ヘビはそこから、コブンダの注入した毒を吸収している。
それにより、バンジョーから緑色の液体が消えていく。
アシナガ「こいつァ・・・!?毒が消えているのか!?」
そして、バンジョーの身体から緑色の液体は完全に消えた。
ルビイは笛を吹くのを止めた。ヘビも器の中に戻る。
ルビイ「ふう・・・・。」
カズーイ「・・・どうだった!?」
ルビイ「・・・成功アル。」
バンジョー「・・・・・っ!こ、ここは・・・?」
バンジョーを目を覚まし、起き上がった。
ボトルズ「ふ、復活したァ!!!」
カズーイたち「やったああああぁぁぁぁぁ!!!!」
カズーイたちは喜んだ。
ターシューは静かな感じだが、笑っていた。
バンジョー「皆・・・。」
カズーイ「良かった・・・!
本当に良かったわ!バンジョー!!」
カズーイは眼から涙が出ようとしながらも、
満面の笑顔になっていた。
バンジョー「・・・・ありがとう。」
ルビイ「一安心アル。」
こうして、ジンクシーの中のジグソーもゲットし、
コブンダの毒も、蛇使いの少年により、取り除かれました。
ですが、まだゴビバレー砂漠での戦いは終わっていません。
バンジョー一行は果たして、
この砂漠の中でどう生き残るのでしょうか。
次回につづく
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