ジャンバーを着た少年「おっ!パーティか。せっかくの大晦日だし、
思い切り楽しもうぜ!皆!!」
テナン「うん!そうだね。」
ツース「よし。思い切り楽しもう。」
リップル「そうだわ。たまには年を楽しく越したいものね。
けど、他のクラッシャーのメンバーは・・・・。」
バーニス「彼らだって、彼らなりに年を越そうと頑張っているハズさ。」
エゥーラ「そうだな。グランティだってきっとそうするかも知れねェしな。」
セイリー「ええ。大晦日ですから。
ほとんどの職業が休んでいますわ。」
キーホウ「うむ。調理班が既に料理を終えている。
間もなくパーティが始まろう。」
ノーミュ「早きゅちようよ!!待ちきれにゃいよ!!」
パオロ「僕も僕もぉ。」
セン「・・・・この間にグランティとか政府とかデスブラザーとか、
攻め込まなきゃ良いけど・・・。あの大昔の時代で、
とある宇宙ステーションが某パーティの最中、宇宙怪獣に・・・。」
チェダー「そのネガティブな発言は止めんか。
皆が暗くなるだろう・・・。」
セン「だって、不安なんだもん・・・。」
チェダー「・・・・確かに、敵は何をしでかすかはわからない・・・。
特にデスブラザーだ・・・・。」
セイリー「そうですわね。あの熊と鳥は私たちの予測を裏切る事さえ、
平気で行ってしまいますわ。エゥーラ様。どうお考えでしょう。」
エゥーラ「そうだな・・・。もしかしたら、
どこかで誰かを倒そうとしてんじゃねーのかね?あの熊と鳥わ。」
その頃、我らが主人公であるバンジョーとカズーイが今、
何をしているかって。彼らは今、とんでもない状況に陥っているのだ。
何故なら、彼らは大勢のブルーグラントリングのいる、
巨大な洞窟にいるからだ。
その洞窟には蜘蛛の巣が多くあった。
カズーイは涙を流しながらこう言う。
カズーイ「・・・・どうして、こうなるんだろう・・・・。」
フラエ「聞いても何も始まらねーよ?え!?」
フラエは笑顔でカズーイに怒る。すると、ガンズがこう言う。
ガンズ「ここは、グランティ第9特命隊の基地だ!!」
アシナガ「まさか、雪の洞窟の先にこんなところがあるなんて、
思ってなかったぜ・・・・!」
バンジョーたちの後ろには、白い通路らしいのがあった。
それは、雪に満ちた洞窟であった。バンジョーたちはあの戦いの後、
フローズンズン山から出ようと、ある洞窟を利用した。
だが、その雪の洞窟を数日間歩き続けて、
やっと出られるようになったかと思いきや、
こんなところに来てしまったのだ。
バンジョー「まさか、数日間での洞窟の旅の先がここだなんてね。」
謎の声『ぐふふふふ・・・。その通りだ・・・・!』
今の声を出したのは、洞窟の天井近くにある蜘蛛の巣に立つ者であった。
その者はとても大きな紫色の蜘蛛であった。
ユミ「まだ生きているのね・・・!
第9特命隊のリーダー、スパイダス!!」
巨大な蜘蛛の名はスパイダスであった。
スパイダル『この特命隊の基地に入ったのが運の付きだったなァ。
クラッシャーの諸君。
俺らの部隊は通常の部隊より遥かに大きいのだ!』
ブルーグラントリングたちがゆっくりとバンジョーたちに近づく。
新しい仲間である緑色のジンジョーであるクリグミが、
恐怖に怯えながらプルレスにしがみ付く。
クリグミ「こ、怖い・・・!
グランティにこんな奴らがいるなんて・・・!」
プルレス「恐れる事はないさ。クリグミ。
きっとバンジョーたちがやっつけてくれるさ。」
テル「だが、あの不死の魔術師・・・。マンボはもういないぞ。」
ミル「彼は私たちから離脱したからね。
恐らく、この戦い。不利になると思うわ。」
カズーイ「何言ってるのよ!
たかがブルーグラントルングと巨大蜘蛛1匹だけ!
あたいたちが本気を出せば、こんな奴らイチコロだわ!!」
バンジョー「そうだね!マンボがいない分も頑張らないと!」
スパイダル『ほう・・・。貴様ら。俺らの部隊を馬鹿にしやがったな?
諸君!!即座に皆殺しにしたまえ!!
一人残らず八つ裂きにしろォ!!』
ブルーグラントリングたち「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
ブルーグラントリングたちは一斉にバンジョーたちに襲いかかる。
バンジョーたち「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
迎え撃つバンジョーたち。だが、
ボトルズ、アシナガ、プルレス、クリグミは見てるだけ。
バンジョー「おらああぁぁぁぁ!!てい!!!」
バンジョーは得意の肉弾戦で、
複数のブルーグラントリングを倒す。だが。
ブルーグラントリング「ずあああぁぁぁぁ!!」
他のブルーグラントリングがバンジョーを思い切り殴る。
バンジョー「ぐあ!?」
さらに、倒れたハズの、
ブルーグラントリングの1匹が立ち上がり、バンジョーを蹴る。
バンジョー「ぐっ!!はあああぁぁぁぁぁ!!!」
バンジョーはその2匹のブルーグラントリングを同時に蹴り飛ばす。
カズーイ「キキツキアタック!!!」
カズーイはキキツキアタックでブルーグラントリングを倒す。
バンジョー「とう!!!」
バンジョーはチョップで別のブルーグラントリングを倒す。
フラエ「うおりゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
フラエは筋肉を強化し、
ガンズは銃弾を連射して次々とブルーグラントリングを倒す。
ミクスは空気の檻で複数のブルーグラントリングの動きを封じる。
ミクス「今です!ユミさん!!」
ユミ「ええ!たああぁぁぁっ!!!」
ユミは手足を素早く振るい、複数のブルーグラントリングを斬った。
テルとミル「ストレンジガトリング!!!!!」
テルとミルもストレンジガトリングで、
多くのブルーグラントリングを倒した。
バンジョーたちの活躍を見ているクリグミは、
とてつもない程に感心した。
クリグミ「す、凄い・・・。熊さんたちってこんなに強いんだね!」
プルレス「うん!だって、多くの怪物たちを倒してきたんだもん。」
ボトルズ「彼らの強いパワーが、多くの人々を救ったのですよ。
・・・僕は信じます。バンジョーとカズーイがデスブラザーではなく、
正義の味方である事を・・・・。」
アシナガ「そうそう!正義の味方は超強いんだぜ!?
そして、この俺様も強いぜ!?」
クリグミ「え?ほんと!?」
アシナガ「ああ!よーく見とけよ!
俺のパワーさんを!とおおぉぉぉぉう!!」
アシナガは1匹のブルーグラントリングに近づく。だが。
ブルーグラントリング「あぁ!!?」
アシナガ「ひっ!?」
アシナガはブルーグラントリングの恐ろしい形相を見て、恐怖する。
ブルーグラントリング「死ねやああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そのブルーグラントリングがチェーンソーでアシナガを襲う。
アシナガ「きゃああああぁぁぁぁぁ!!!
助けてええええぇぇぇぇぇ!!!」
アシナガは泣きながら逃げ、ボトルズたちがそれを見て唖然とする。
クリグミ「・・・・弱いね。」
ボトルズとプルレス「うん。そうだね。」
バンジョーとカズーイ「くちばしアタック!!!」
バンジョーとカズーイはくちばしアタックで、
アシナガを襲うブルーグラントリングを倒す。
ブルーグラントリング「うわああぁぁぁぁ!!?」
カズーイ「弱い奴はとっとと下がりなさい!!」
アシナガ「チキンちゃんにそう言われちゃぁたまんねーや・・・。」
アシナガは涙を流しながら、ボトルズたちの元に戻る。
スパイダス『なかなかやるようだなァ。しかし、
このような少数で俺様の大部隊に勝てるかな?』
ブルーグラントリングを多く倒し続けるフラエたちであるが、
流石の数の多さに苦戦しつつあった。
ブルーグラントリング「撃てえええぇぇぇぇ!!!」
銃を持った多くのブルーグラントリングたちが、
一斉射撃でバンジョーとカズーイを攻撃する。
バンジョーとカズーイ「ぐううぅぅぅぅ・・・・!!?」
攻撃を受けたバンジョーとカズーイだが、何とか耐え抜いた。
バンジョー「く・・・っ!疲れる・・・!
こんな時にマンボさえいれば・・・。」
カズーイ「何言ってるのよ!?あんな骸骨なんかほっといて、
あの技で一気に数を減らすわよ!!?」
バンジョー「おお・・・!行くぞ!!」
ブルーグラントリング「させるか!!!」
銃を持った多くのブルーグラントリングたちが再び一斉射撃を行う。
バンジョーとカズーイ「とおおおぉぉぉぉぉう!!!」
バンジョーとカズーイは高くジャンプし、飛び始めた。
ブルーグラントリング「撃ち落とせ!!!」
ブルーグラントリングたちは飛んでいるカズーイとバンジョーを撃つ。
だが、カズーイは全ての銃弾を避け続ける。
バンジョーとカズーイ「くちばしミサイル!!!!!!」
バンジョーとカズーイはくちばしミサイルで、
大勢のブルーグラントリングを倒す。
バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!!!!!!」
さらにくちばしバスターで、
さらに大勢のブルーグラントリングを倒した。
ブルーグラントリングたち「ゆぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
流石のスパイダスも今のに驚いた。
スパイダル『し、信じられん・・・!
我が部下がほとんど倒れてしまうとは・・・!?
今までこのような事態はないハズだ・・・!!
まさか、この熊と鳥わ・・・!
デスブラザーか!!!まさか、奴らがこんなところに・・・・!!』
カズーイ「・・・・バンジョー。
そろそろ、この蜘蛛野郎を倒そうかしら?」
バンジョー「ブルーグラントリングの数はとても少なくなった。
後はフラエたちに任せよう。それじゃ!行くか!!」
バンジョーとカズーイがこのまま飛びながら、スパイダスに近づく。
つづく
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