フラエの声「おい!!!」
バンジョーとカズーイ「っ!?ふ、フラエ・・・!?」
バンジョーとカズーイはフラエの方を向いた。
フラエ「デスブラザー。今回はクリスマスパーティだから、
無理に争っちゃいけねェけどさ。今度は、
絶対に殺してやるからなァ・・・!それまで我慢すっから。」
フラエは大きな肉を食べて、そう言う。
カズーイ「まっ。せいぜいしてなさい。
あたいはいつでもOKだから。」
ガンズ「フラエ。本当に戦おうとするなよ?」
フラエ「ああ。わかってるよ。むしろ、
それで怒りを溜めこんでやる・・・!」
バンジョー「カズーイ。あまり挑発するなよ。」
カズーイ「はいはい。」
バンジョー「・・・・僕たちは決して、
デスブラザーなんかじゃない。
デスブラザーは僕たちではなく、全く別の存在だったんだ。」
フラエ「ふーん。」
ガンズ「別の存在か。我々から見れば、
デスブラザーはどう見ても、熊と鳥であったがな。」
フラエ「それが、お前らだよ。熊と鳥。ククク・・・!」
カズーイ「それを絶対に証明させてあげるわ・・・!」
バンジョーとカズーイはフラエとガンズからゆっくりと離れた。
カズーイ「何よ!あいつら!!ムカツク!!」
バンジョー「まあ。無理もないよね。デスブラザーは、
僕たちと全く似ているし。勘違いされているんだ。」
カズーイ「そうね・・・。あ!テルとミル。
そして、あのメイド女。」
バンジョーとカズーイは、テルとミル、セイリーのところへ来た。
テル「ちっ!デスブラザーか・・・。」
ミル「もう。まだそんな事、言ってる!」
テル「ミル。いい加減、現実を見れ。
こいつらはデスブラザーなんだぜ?」
カズーイ「まだそうとは決まったワケじゃないでしょ!?」
ミル「そうだわ。
見た目で判断するのは良くないらしいわよ。テル。」
テル「だが・・・・!」
セイリー「・・・いえ。私も、
この熊と鳥をデスブラザーだと確信していますわ。」
テル「だろう?」 ミル「だろうじゃないって・・・。」
バンジョー「・・・・セイリーさん。エゥーラはどうなったの?」
セイリー「エゥーラ様なら・・・。」
その時、バンジョーのリュックに何かの銃口が突き付けた。
バンジョーとカズーイは驚き、後ろを向く。
バンジョーとカズーイ「わっ!!?え、エゥーラ!?」
そう。銃口を突き付けたのは、エゥーラであった。
既に復活していたのだ。
エゥーラ「悪いな。デスブラザー。俺は死なねェし。
お前らのような悪を滅ぼすまでわな・・・。」
セイリー「エゥーラ様。このミートソース。美味しいですわよ。」
エゥーラ「そうだな。食い荒らすか。」
カズーイ「食い荒らすって何!?」
エゥーラ「うるせーんだよ。デスブラザー。
貴様たちは俺に話しかけんじゃねェ。」
セイリー「私も、あなた方とはもう会話しとうございません。
エゥーラ様。このような輩は放っておき、
一緒に食事しましょう。」
エゥーラ「そうだな。ついでに負傷した奴にも分けてやろうぜ。」
カズーイ「仲間に対しての優しさは評価するけど、
あたいたちに対して、
あの態度・・・!ムカツクわ!!せっかくのパーティなのに、
こんな奴らと果たして楽しめるかしら!?」
バンジョーとカズーイは今、苛立ち始めようとする気分であった。
ミル「・・・・クッキー食べる?お菓子もあるから。」
バンジョー「・・・そうだね。二つだけ貰うよ。」
ミル「そうね。パーティだから、楽しもうよ。」
カズーイ「そうね・・・。もぐもぐ。」
バンジョーとカズーイはそれぞれ、
クッキーを食べて、テルたちから離れた。
ミル「・・・よく我慢したわね?偉いわよ。テル。」
テル「う、うむ・・・・;」
ミルは笑顔になり、テルは大汗を流した。ミルは密かに、
手に光を集め、それをテルの背中に向けていたのだ。恐らく、
ミルはテルに、バンジョーとカズーイの悪口を、
言わせないためであろう。
ある場所でウォーザはチーズケーキを食べていた。
ウォーザ「むしゃむしゃ!!幸せェ!!
こんな美味い物を食べるのは、
初めてだ!!・・・・っ!?」
ウォーザはバンジョーとカズーイが来る事に気づいた。
カズーイ「それにしても、ティッカーたちも結構、いるんだけど。」
バンジョー「けど、皆と仲良くしている。
あの時から、和解したんだね・・・。
・・・っ!?あれは、ウォーザ・・・・!?」
ウォーザ「・・・・何で来たんだよォ・・・・!」
ウォーザは笑顔から一瞬に怒りと悲しみに満ちた表情になり、
バンジョーとカズーイから離れた。
カズーイ「・・・・何あれ?」
そこに、クリグミとプルレスが来た。
つづく
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