マンボ「・・・マンボもパーティしたかった・・・・。しかし。」
マンボはカズサの家の前に来る。その中で、
バンジョーとカズーイが眠っているからだ。
マンボ「・・・・起きろ。熊。鳥。」
マンボは杖の先端を小さく光らせる。すると、
カズサの家から、バンジョーとカズーイが出てきた。
バンジョー「ふわあぁぁぁ・・・。何だろう?
急に起きて、
ここから出なくちゃいけない気がするなんて・・・。」
カズーイ「まるで、誰かに操られているみたいね・・・。」
マンボ「マンボ。お前たち、ここに来るように、
マジック、かけた。お前たち。
マンボの元へ来るようになった。」
バンジョー「・・・・っ!?ま、マンボ!?」
カズーイ「あんた!今までどこへ行ったのよ!!?」
バンジョーとカズーイはマンボの姿を見て、驚いた。
マンボ「・・・・マンボ。熊と鳥に伝えたい事、ある。」
バンジョー「・・・・何だぃ?伝えたい事って・・・。」
マンボ「・・・・・マンボ。今夜より、
お前たちから離脱し、一人で冒険、する。」
バンジョー「え・・・・・!?」
カズーイ「どう言う事かしら?」
マンボ「そのままの意味。マンボ。一人で旅に出る。」
バンジョー「・・・・何で?一人で旅しなくちゃならないの!?」
カズーイ「そうよ!これからの冒険において、
あんたの魔法が必要だと言うのに!!」
バンジョー「教えてくれ!!どうしてなんだ!!?」
マンボ「・・・・デスブラザー、追うため。」
バンジョー「で、デスブラザーだって・・・!?」
カズーイ「あんた・・・!あたいたちが、
デスブラザーじゃないって事を知ったの!?」
マンボ「・・・・・いや。一つ、聞く。
・・・お前たち。デスブラザーか?」
マンボの発言にカズーイが急に怒った。
カズーイ「はぁ!?あたいたちわ、
デスブラザーじゃないって言ってるでしょ!?
一緒に冒険したから分かるハズじゃない!!まさか、
あたいたちを信用できないあまり、
逃げようってワケじゃ・・・!!」
マンボ「・・・・違う。あのデスブラザー、こう言った。
あのデスブラザーとヘルシスターの名前、
バンジョーとカズーイ。そして、
お前たち、バンジョーとカズーイは偽物であると・・・。」
バンジョー「・・・・違う。僕たちは偽物なんかじゃない。
本物なんだ。そして、普通の熊と鳥なんだ。その証拠に、
僕はクルクル山のふもとで普通の熊として生まれ、
カズーイは赤い鳥族の1羽として生まれたんだ!」
カズーイ「奴らの言ってる事はでたらめよ!!大ホラよ!!!」
マンボ「マンボも、そう信じたい。だからこそマンボ。
その真相、知るために。デスブラザー、追う。そのために、
しばらくお前たちの一行とは、離れて冒険する。
マンボ。信じる。お前たち、正義のヒーロー。
デスブラザー、倒すべき悪であると・・・。」
マンボがそう言うと、バンジョーとカズーイは気を静める。
バンジョー「・・・・皆には何か挨拶しないのか?」
マンボ「・・・いずれまた会う事になる。皆に伝えてくれ。
マンボ、必ず戻ってくる・・・と。」
バンジョー「分かったよ。」
カズーイ「もし、本当にいなくなったら、恨むからね。」
マンボ「・・・・ああ。それでは、マンボ。行ってくる。」
マンボが一人で村から出ようと歩く。その時。
バンジョー「待ってくれ!!」 バンジョーがマンボを呼び止める。
マンボ「・・・・・・っ!?」
バンジョー「・・・・デスブラザーに負けないでくれよ?」
カズーイ「勝たなかったら、コテンパンよ。良いわね?」
マンボ「・・・・マンボ。必ず、奴ら、倒す。」
マンボは微笑み、歩く。ついに村から出てしまった。これで、
マンボはバンジョー一行から離脱し、一人で旅に出た。
デスブラザーを追うために。
バンジョーとカズーイはそれを見送った。
カズーイ「行っちゃったわね。あの骸骨。」
バンジョー「・・・・デスブラザーを倒すためにね。よし!
カズーイ!!僕らもマンボに負けず、
チューティを助ける冒険に頑張ろう!!」
カズーイ「そうね!!あの魔女から、あんたの妹を助けなきゃ!」
バンジョー「よし!寝よう。」
バンジョーとカズーイはカズサの家に戻り、眠りについた。
カズサの家。ある部屋で、
プルレスとクリグミが一緒に寝ていた。
プルレスは眠っているが、クリグミは何故か起きて、
切なそうな表情でプルレスの方を見ていた。
クリグミ「・・・・本当に会えなくなっちゃうのかな・・・?
プルレス君と・・・。そうだ。僕は元々、
プルレス君たちを探していたんだ。」
クリグミは故郷でグランティの襲撃を受け、
プルレスや仲間たちとはぐれてしまったのだ。そこで、
フローズンズンやまでカズサに育ててもらい、
そこで仲間たちを待っていたのだ。
クリグミ「せっかく再会できたのに、
またすぐに別れるなんて・・・。やっぱり嫌だよ・・・・っ。」
クリグミは泣きそうに、そう言った。
グランチルダのアジトでは、
グランチルダがクランゴの報告を受けて、驚いた。
グランチルダ「何いいいぃぃぃぃぃぃぃ!!?
インフェロンのぶたああぁぁぁぁぁいが、
かいめええぇぇぇぇつし、
デスブラザーが聖なあぁぁぁぁる雪やあぁぁぁぁまを、
去っっっっっったぢゃとおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!??」
クランゴ「ハイ。デスブラザーハ現在、ドコヘ向カッタカ、
分カリマセン。インフェロン部隊ノ全滅ニヨリ、
聖ナル雪山ノ攻略ハ失敗ニ終ワリマシタ・・・・!!シカモ、
アノ熊&鳥ワマダ生存中ノ事デス・・・!!」
グランチルダ「くううぅぅぅぅ!!とおおぉぉぉぉんだ、
クリスマスぢゃゃゃゃゃゃゃゃ!!!クランゴ!!
他あああぁぁぁぁぁのエリアの状況ううぅぅぅぅぅは、
どおおぉぉぉぉぉぉうなっているっっっっっ!!???」
異形の怪物「ゴビバレー砂漠での攻略は着々と進めているぜ。
例え、デスブラザーが現れても、
俺様がぶっ殺してやるぜェ・・・!」
幽霊族の戦士「我がマンションの方は、
今でに敵を攻撃を受けず、全く無傷だゾゾゾオオォォォ!
私はそこから、多くの兵を出して、
部隊の失ったエリアを攻略するゾゾ。」
異人の青年「俺の部隊も健在にして、あるエリアを攻略中さ。
他の部隊も今でも活動し続けているよ。」
シーマン族の男「政府の部隊もクラッシャーも、
我らグランティの部隊の波状攻撃で、それぞれ苦戦しつつある。
世界は確実に俺らの物となりつつあるぜ!!」
グランチルダ「ククククククク!!
そのとおおぉぉぉぉぉうり!!
我らグランティわ強おおぉぉぉぉぉぉい組織なのぢゃゃゃ!!
せええぇぇぇぇいふもクラッシャーなどかんたああぁぁぁぁんに、
滅ぼすううぅぅぅぅぅ事ができ、あのデスブラザーも、
マンボ・ジャンボも、わしのマジッッッッッックにかかれば、
確実ううぅぅぅぅぅに倒せるぢゃろっっっっっ!!!
そおぉぉぉぉう!!世界はわしら、
グランティのおおおぉぉぉぉぉぉぉ物ぢゃゃゃゃゃ!!!!!」
そして、ついに朝となった。今日はとてつもない晴れで、
雪は降ってないらしい。カズサの村の前で、
バンジョーたちがいる。そして、バンジョーたちの前には、
カズサたちこの山の住人たちがいた。
カズサ「本当のここで御別れなのね。」
カズーイ「この山でやるべき事は終わったわ。行かなくちゃ。」
ボギー「私たち家族を助けていただき、本当に感謝するよ。」
ユミ「弱い民を救うのは、私の趣味ですから!」
ミクス「またピンチになったら、助けに行こうと思います。」
ツウィンクリーズ「おかげで、聖なる雪山は守られました。
本当にありがとう!熊さん。鳥さん。」
ティッカロス「君たちのおかげで、我々ティッカー族は、
この山の者たちと共存する事ができた。真に感謝する。」
バンジョー「いえいえ。」
カズーイ「・・・・それにしても、エゥーラにセイリーめ!
あたいたちに黙って、どっかに行っちゃうなんて・・・!
最後まで嫌な奴っぽい連中だったわね。」
カズーイの言う通り、エゥーラとセイリーの部隊は、
既にこの村から去ったのだ。バンジョーたちに何も言わずに。
ミル「あのエゥーラたちなら、
また会う事になるかも知れないわ。」
テル「そうだな。共にグランティと戦うために・・・。」
フラエ「それより、さっさとこの山から出ようぜ?
いつまでも寒いったらありゃしないぜ・・・。」
ガンズ「そうだな。それに、ロドシー隊長たちやガムロさんと、
交流しなければならんし。」
ボトルズ「政府の人たちもいなくなったみたいですし、
僕らはここで失礼します。」
カズサ「そうね・・・・。では、さよならの時が来たわね。」
バンジョー「はい・・・・。」
プルレス「クリグミ・・・・。」
クリグミ「プルレス君・・・・・。」
プルレス「・・・・元気でね・・・・。」
つづく
[0回]
PR