ガンズ「何と・・・・!?」
カズサ「こ、このセイウチさんがバンジョーとカズーイ・・・!?」
マンボ「・・・・土竜の言う通り。このセイウチ、
マンボの魔法により、バンジョーとカズーイ、変身したもの。
クラッシャー、欺くために・・・。」
バンジョー(セイウチ)「・・・・そうだ。僕がバンジョーなんです。
すみません。こうでもしないと・・・。」
カズーイ(リュック)「クラッシャーの奴らが、
あたいたちを容赦なく襲うからねェ。」
カズサ「・・・・くすっ。わかったわ。
とり合えず、入ってらっしゃい。」
バンジョー(セイウチ)「ありがとうございます。」
バンジョーとカズーイは笑顔で、
カズサの家に入る事ができた。
クリグミたちの部屋に入ったバンジョーとカズーイ、
ボトルズ、マンボ。
ボトルズはクリグミたちにバンジョーが、
セイウチになった事を話す。
アシナガ「じゃあ、このちっちゃいセイウチが、
バンジョーって事か!?」
カズーイ(リュック)「ええ。こうすりゃ、
クラッシャーに見つからないってワケだわ。」
クリグミ「本当に・・・あの時の熊さんと鳥さん?」
クリグミは不安そうに言う。
バンジョー(セイウチ)「うん。僕がバンジョーだよ?
声が同じように感じるだろう?」
プルレス「確かに、バンジョーさんの声だ。」
バンジョー(セイウチ)「しばらくの間、
この姿でいようと思うんだ。」
カズーイ(リュック)「まっ。この山での冒険が終わったら、
すぐに戻るけどね。」
プルレス「そっか・・・。でも、良かったよ。
バンジョーさんとカズーイさんが無事で。
てっきりどこかへ去ったかと。」
アシナガ「そうでェ!心配したんだぞぅ!?」
バンジョー(セイウチ)「あははは。ごめんごめん・・・。」
カズーイ(リュック)「そう言えば、この緑色のジンジョー。
久しぶりに見た気がするわ。」
プルレス「・・・・あっ!そうだった。実は、
この緑色のジンジョーであるクリグミと僕は友達なんだ。」
カズーイ(リュック)「ええっ!?と、友達ですって!?」
クリグミ「うん・・・。
僕とプルレス君は同じ村へ育った友達なんだ。
でも、グランティのせいで、離れ離れになって・・・・。」
クリグミは暗そうに話す。余程、過去が恐ろしいのだろう。
バンジョー(セイウチ)「そうだったのか・・・。」
クリグミ「でも、プルレス君とこうして会えたから、
もう元気になったよ。」
クリグミは急に明るくなって、そう言う。
こうして、バンジョーたちは色々と会話して、
数時間がついた頃には、眠りについた。
その深夜。プレゼント工場の内部で。
インフェロン「ヴアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
インフェロンはオギソとフォーサを容赦なく打撃し続けた。
オギソ「ぐっ!!あうっ!?ああぁぁ・・・!!」
フォーサ「ぬっ!?ぐあ!!おおぉぉ・・・!!」
インフェロン「オギソ部隊では、トーブを倒されて、
フォーサ部隊では、
ジグソーを集め損ねただとおおぉぉぉ!!?
ふざけるんじゃあねえええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
インフェロンは嘴でオギソとフォーサを突き飛ばす。
オギソとフォーサ「うわあああああぁぁぁぁぁ!!!!??」
インフェロン「ち・・・っ!まあ、良い。フォーサのおかげで、
ジグソーは複数ゲットした。それは許してやるよ。
だが、オギソ。てめェ、
クラッシャーのエースを一人も殺してねーみたいだなァ!」
インフェロンはそう言って、倒れているオギソを踏みつける。
オギソ「・・・・・・っ!!」
インフェロン「本来なら死刑だが、てめーは俺のとって大切な、
戦力だ。拷問だけで許してやるよ・・・!
ぐふふふふふふふふ!!!」
オギソ「くううぅぅ・・・・・っ!!」
フォーサ(・・・・耐えるのだ。オギソよ。明日に頑張れば良い。
我らはインフェロン様のために、
戦わなければならんのだ・・・!)
そして、別の部屋。ここは工場らしく大きな部屋で、
ここでプレゼントが多く造られていた。それを、
2匹のグラントリングが見ている。
グラントリングA「この多く造られたプレゼントが全て、
インフェロン様に捧げるのだ。」
グラントリングB「このプレゼントが、
あの方のストレスを抑える事ができるのだ。」
そして、次の日。朝となった。カズサの村では、
前よりさらに賑やかな感じがしていた。
カズサの家では、朝食を皆が一斉に食べていた。
バンジョー(セイウチ)「ううぅぅぅぅん!!
このパン、美味しいや。」
カズーイ(リュック)「確かに美味いわね。」
カズーイの姿はリュックだが、
その姿でも食事ができるらしい。
ミル「・・・そう言えば、外が何だか騒がしい気がするわね。」
テル「一体、何があったんだ?」
カズサ「それが、村の外で開かれるらしいの。
この山で恒例のソリレース大会が。」
アシナガ「ソリレース!?誰が何のために・・・。」
カズサ「理由は知らないけど、
主催者はボギーと言う白熊らしい。」
バンジョーとカズーイ、ボトルズ、マンボ「ボギー!!!??」
4人はボギーと聞いて驚く。
バンジョー(セイウチ)「ボギーって、もしかして、
あのソギーたちが言ってた・・・!」
カズーイ(リュック)「あのソギーたちの父親じゃない!!?」
ボトルズ「もしや、大きいレースとは、あのボギーさんが・・・。」
クリグミ「ボギーさんって、
この山のソリレースで有名な白熊さんでしょ?」
プルレス「うん・・・。
僕たちが探していた白熊なんだけど・・・。」
フラエ「俺らが見つけたら、
レースとか言って、すぐどっかに行きやがった。」
ガンズ「まさか、ソリレースの大会を開こうとは・・・。」
マンボ「そのソリレース、
参加する価値、ある。ボギー、再び会える。」
バンジョー「そうだね・・・。
行ってみなくちゃ。ソリレース大会に。」
カズサ「そうね。場所は既に聞いておるわ。」
つづく
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