マンボ「さぁ。行こう。村へ・・・。」
バンジョー「・・・・でも、僕とカズーイはまだ、
この村には・・・・。」
カズーイ「そうね。クラッシャーがどっかに行けば、
話は別だけども・・・。」
フラエ「は?」
マンボ「それなら、マンボ。変身魔法で、助ける。」
バンジョー「ええ!?」
バンジョーとカズーイはマンボの言葉に驚く。
カズーイ「また、変身するの!?」
そう。マンボはブクゲコ沼編と同じく、
またもバンジョーとカズーイを何かに変身させる気だ。」
マンボ「変身魔法で、クラッシャー、欺く。」
バンジョー「そうだね・・・。村に戻る為なら、
そうするしかないね。お願いするよ!」
マンボ「わかった。マンボマジックスタート!!」
マンボはステッキの先端の髑髏を光り、
何かを唱えながらそれを振り回していた。
マンボ「インガボンガインガボンガ・・・・ホンバハホホンバハホ・・・。」
そして、マンボはステッキをバンジョーの前に突き出した。
マンボ「マンボ・マジック・メタモルフォーゼ!!!!!」
魔法を受けたバンジョーはいきなり光となり、姿が変わる。
ガンズ「こ、これは・・・・!?」
フラエ「ぷっ!?何だこりゃ!?」
ボトルズ「せ、セイウチ・・・!?」
ガンズとボトルズは驚き、フラエは少し笑いそうになる。
そう。バンジョーの姿は変わったのだ。
そう。バンジョーは小さなセイウチとなったのだ。
バンジョー(セイウチ)「こ、これが今回の姿か・・・。」
マンボ「バンジョー、デブデブ!大きな牙、御似合い。」
バンジョー(セイウチ)「・・・って、
マンボが変身させたじゃないか・・・。」
カズーイ(リュック)「できるなら、
もっと可愛い物に変身して欲しかったけれど・・・。」
マンボ「セイウチ族。この山の住人、似合うと思う。
セイウチなら、村の連中、気づかれない。多分・・・。」
バンジョー(セイウチ)「何だかわからないけど、
信じてみよう・・・。」
ボトルズ「それでは、村へ入りましょう。」
フラエ「まっ。俺が皆にバラすけどな。」
ガンズ「いや、待て。フラエ。ここでバラしたら、
村は戦場となる。そうすれば、
多くの村人が犠牲になってしまうかも知れん!」
フラエ「ぬっ!?確かにそうだな・・・。じゃ、黙っとくか。」
こうして、バンジョーはセイウチとなり、一同は村へと入った。
カズサの村へ向かうバンジョーたち。そこに。
男の子「あっ!あそこにセイウチさんがいるよ!」
母親「本当だわ。
青いリュックをしているなんて、結構オシャレね。」
クラッシャーの男A「セイウチ族か。ま、害がねーから良いや。」
クラッシャーの男B「それより、
タルゲッチュのゲームをやろうぜ。」
バンジョー(セイウチ)「凄いや・・・。
僕がデスブラザーだと気づいていない。」
カズーイ(リュック)「元々、
あたいらはデスブラザーではないけどね。」
ボトルズ「便利ですね。マンボの魔法。」
マンボ「マンボの魔法、最高。
これからも、マンボに頼ると良い。」
カズーイ(リュック)「何か偉そうって感じね。」
マンボ「マンボ。そんなに偉くない。
間もなく、カズサの家、近づいた。」
バンジョーたちはついにカズサの家へと来た。
カズサの家に帰って来たバンジョーたち。
ボトルズ「ただいま戻りました!」
カズサ「お帰りなさい。皆。・・・あら?
このセイウチさんは一体、誰かしら?」
バンジョー(セイウチ)「え!?あぁ・・・。僕は、
旅の者で、チンカーに襲われているところ、
この人たちに助けてもらいました。」
フラエ(あ。こいつ、嘘をついた。)
カズーイ(リュック)「バンジョー。
カズサはあたいたちの味方でしょ!?
そんな彼女に嘘をついてどうするのよ!?」
バンジョー(セイウチ)「でも、
もし彼女が僕がバンジョーである事を知ったら、
驚いちゃうよ!?最悪、村の人たちに広まったら・・・。」
バンジョーとカズーイはカズサに聞こえない程度で会話する。
ボトルズ「実は、このセイウチ。
バンジョーとカズーイなんです。」
バンジョーとカズーイ「ええっ!!?」
つづく
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