日下部「私も行くわ!!」
緒川「灰間君・・・。日下部さん・・・。」
灰間「もし、宇宙人があんたを襲うって事もありうる。
だから、俺たちが護衛してやるぜ。」
緒川「ありがとう・・・。では、行ってきます!」
こうして、緒川は灰間や日下部と共に司令室から出た。
叶野「彼女は本当にやれるのでしょうか?」
大神「やれるに違いない。そうじゃ。そうでなきゃおかしいけ。
そう。緒川には今こそ、立派な科学者になるための、
戦いに挑んでいる。この戦いには何としても勝たねばならん。
でなければ、緒川にこの地球を守る事わできん・・・!」
上川「頑張ってくれよ・・・。緒川さん・・・!」
緒川、灰間、日下部はバルターボで、井手市についた。
その街の研究所に入った緒川たち。
そこに、一人の男の科学者がいた。
科学者「よく来てくれた。緒川博士の娘よ。」
緒川「この研究所では、
ウィルスをワクチンに変える技術を持っていると聞きます。
その技術を、私に貸してくれないでしょうか?高遠博士。」
科学者の名は高遠と言う。緒川たちは高遠に、
BAR基地が宇宙人が渡したディスクのウィルスによって、
機能停止したと言う話をした。
高遠「わかった!BARは我々地球人の切り札だ。
その基地が使えないのでは、大変だ・・・!さっそく、
研究室を使ってくれたまえ!!」
緒川「ありがとうございます!!」
緒川たちは研究室に来て、
さっそくディスクをコンピューターの中に入れる。
高遠「このコンピューターには、
データを改変するシステムを持つ。
それで、ウィルスをワクチンに変える事ができるのだ。
まず、例のディスクのデータを分析し、
怪しい部分をスキャンしろ。」
緒川「はい!!」
緒川はコンピューターで、ディスクのデータを分析していた。
そして、数分後。
緒川「これは・・・!やはり、ウィルスが入っていたのね!」
コンピューラーの画面で、ディスクのデータに、
ウィルスが含んでいるのを見て、そう言う。このウィルスが、
BAR基地の機能をストップさせているのだ。
高遠「ウィルスが見つかったようだな・・・!
そのウィルスをワクチンに変える作業にかかろう。
それには、時間がかかるが、やれるな!?」
緒川「はい!やります!!」
緒川が研究している間、別の街で異変が起きていた。
辺りが急に暗くなるが、また急に明るくなる。
そこから、巨大な魔物が現れた。その姿は、
頭が三角な形で、その上の先に丸い部分がある。
顔がとても凶暴な感じ。右腕がハサミ状で、
左腕では、指が4本ある。足の指は3本。
身体に奇怪な模様があり、目が青い。
これが、モヅラー星人の姿である。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケエエエェェェ!!!!!」
モヅラー星人はさっそく、近くのビルを打撃し始めた。
BARの攻撃が来ないチャンスを得たモヅラー星人は、
いよいよ、大暴れを始めたのだ。次々とビルが破壊される。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケケ!!!!!」
モヅラー星人は左手から光線を発射して、
別のビルを破壊した。
そこに、無数の戦闘機部隊が飛んで来た。
戦闘機部隊はミサイルを一斉に連射して、
モヅラー星人を攻撃。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケエエエェェェェ!!!!」
攻撃を受けたモヅラー星人だが、全く通用していない様子だ。
モヅラー星人は左手からの光線で複数の戦闘機を破壊する。
続いて戦車部隊が来る。
戦車部隊は一斉放射でモヅラー星人を攻撃。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケエエエェェェェェ!!!!」
モヅラー星人はその砲撃を通用せず、
光線で戦車を多く破壊した。
コンピューターでディスクのデータを改変している緒川。
高遠「失敗したら、ワクチン化はできず、
ウィルスが増幅する恐れがある。気をつけていけ・・・!」
緒川「はい・・・!」
かなり過酷な作業らしい。
灰間と日下部は緒川の活躍に目を焼き付いていた。
だが、灰間たちは知らない。
モヅラー星人が街を攻撃している事に。その時。
高遠「おお!!できた!!完成したぞ!!!」
緒川「ディスクのデータがワクチンに変わったわ!!」
そう。研究は成功したのだ。ディスクのデータに含んだ、
ウィルスがワクチンへと変更できたのだ。
灰間「本当か!?緒川さん!!」
日下部「ついにワクチンを完成したのね!?」
緒川「ええ!このワクチンでBAR基地の機能を回復できる!!
これも全て、高遠博士のおかげです!
ありがとうございます!」
高遠「いや。私はただ、アドバイスしただけだ。
全ては君一人の力で頑張った。
君は立派な科学者に近づいて来たのだよ。
さァ!早くBAR基地を救ってくれたまえ!!!」
緒川「はい!!!」
こうして、灰間たちはBAR基地に戻り、司令室に来た。
緒川「ただいま戻りました!!」
大神「うまくいったか!?」
緒川「はい!!ディスクにワクチンを仕込みました!!
これで、この基地の機能が復活するハズです!」
緒川は司令室のコンピューターにディスクを入れた。
緒川(お願い・・・!成功して・・・!!)
緒川は目を瞑り、強く願う。すると、
司令室のコンピューターが起動した。
叶野「おお!!正常になったぞ!!」
上川「これで、BAR基地の機能が復活したぞ!!!」
そう。ディスクに含んだワクチンが、
BAR基地の機能を停止されたウィルスを消したのだ。
これで、BAR基地は完全に機能を取り戻した。
日下部「やった!!やったのよ!!緒川さん!!」
灰間「ああ!これもあんたのおかげだぜ!緒川さん!!」
叶野「緒川・・・。さっきはすまなかった。」
上川「君ならやれると信じたよ。緒川さん。」
大神「緒川。ワレならやってくれると信じた。ワレはもう、
立派な科学者だ!
ワレのお父さんもきっと、喜ぶじゃろう。」
緒川「皆さん・・・。ありがとうございます・・・!」
緒川は涙目で感激し、大神たちに例を言う。
その時、灰間のペンダントが光る。
灰間(何!?何者かが街を地球している・・・!?)
その時、コンピューターから緊急事態のサイレンが鳴る。
上川はそのコンピューターを使い、知らせを受ける。
上川「ポイントS-40で、宇宙人が暴れています!!
街は壊滅に近づいているとの事です!!!」
そして、スクリーンでは、
モヅラー星人が暴れている姿があった。
緒川「あいつです!!あの宇宙人が、
私にディスクを渡したのですわ!!」
大神「よし!!BAR!!出撃じゃ!!!」
隊員たち「了解!!!!!」
隊員たちは司令室から出て、出撃した。
緒川「皆さん・・・。後は頼みます。」
モヅラー星人の大暴れにより、街が廃墟になりつつある。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケケ!!!!」
モヅラー星人は残っているビルを右腕のハサミで破壊する。
モヅラー星人「ケケケケケケケエエエエェェェェェ!!!
BARが動けぬ、今!
この地球を支配するのも時間の問題だなァ!!
今まで魔族に虐げられた分、
たっぷりと過激にやってやるぜ!!むっ!?」
その時、空中からバルワンダーDXが飛んで来た。
日下部「こいつのせいで、BAR基地は・・・!」
灰間「許せねェ!!攻撃します!!」
バルワンダーDXは、
レーザーバルカンでモヅラー星人を攻撃した。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケエエエェェェェ!!!」
モヅラー星人は攻撃を受けるが、効いていないらしい。
モヅラー星人「BAR基地は機能停止したハズ!!何故、
そのBARのマシーンが動いてやがる!?もしや、
奴らには、俺様が作ったウィルスすら破れると言うのか!?
ケケケケケケケケケケケケケケケ!!!!!」
モヅラー星人は頭の丸い部分から複数の電撃を発射。
バルワンダーDXはこれを避ける。
上川「電撃光線がいっぱいだ!!」
叶野「灰間!!バルワンダー1号を使え!!
戦力を増やすんだ!!」
灰間「了解!!!」
バルワンダーDXから、バルワンダー1号が発射された。
灰間がその1号を操縦している。
バルワンダーDXとバルワンダー1号は、
一斉にレーザーバルカンを連射して、
モヅラー星人を攻撃する。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケエエエェェェェェ!!!」
モヅラー星人は光線を発射するが、DXと1号はこれを避ける。
灰間「くらいやがれ!!!」
バルワンダー1号はレーザーバルカンでモヅラー星人を攻撃。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケケケ!!!!」
モヅラー星人は再び光線を発射するが、
バルワンダー1号はこれを避ける。
バルワンダーDXは電気ビームでモヅラー星人を攻撃する。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケエエエェェェェェ!!!!」
そして、バルワンダー1号は、
火薬状バルカンでモヅラー星人を攻撃する。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケエエエエェェェェェ!!!!!」
モヅラー星人は怒って、複数の電撃光線を発射する。
バルワンダーDXとバルワンダー1号が必死にこれを避ける。
灰間「く・・・・っ!!」
バルワンダー1号は正面から、
レーザーバルカンでモヅラー星人を攻撃する。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケケケケケ!!!!!」
その時、モヅラー星人は右腕のハサミを飛ばした。
そのハサミがモヅラー星人の身体から離れ、
バルワンダー1号を斬ってしまう。
日下部「灰間!!!!!」
バルワンダー1号が爆発し、炎上しながら墜落していく。
だが、灰間は諦めず、炎の中で変身する。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身し、
墜落する1号から離れ、モヅラー星人の前に立つ。
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケケケケケ!!!!」
モヅラー星人がいきなり光線を発射する。
ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!!」
ティアーズはジャンプでこれを避け、
空中キックで打撃する。
モヅラー星人「ケケケケケケケケエエエエェェェェェ!!!」
モヅラー星人は打撃を受けて倒れるが、すぐに立ち上がる。
ティアーズがモヅラー星人の前に着地し、
両者は走り、組み合いに入る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・!」
モヅラー星人「ケケケケケケケケケケケケケケ!!!!!」
つづく
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