チェリア「く・・・・っ!?むっ!?」
チェリアは今度はミルが迫る事に気づき、剣を構える。
ミル「はあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
チェリア「ぬあああぁぁぁぁ!!!」
チェリアはそんなミルを斬ろうと、剣を振るうが。
ミルはジャンプでこれを避ける。
完全なパワーでジャンプ力も高めたのだ。
ミル「でやああぁぁぁぁぁ!!!」
ミルは光る手刀でチェリアを攻撃した。まるで斬撃みたいだ。
チェリア「ぐああああぁぁぁぁぁ!!!?」
攻撃を受けたチェリアは倒れそうな感じで苦しむ。
テル「まだまだあああぁぁぁぁ!!!」
テルはひるんだチェリアを連続で殴る。そして、最後は1発蹴る。
チェリア「うっ!!ぐふ!?くっ!!うぁ!!
があああぁぁぁぁ!!?」
チェリアはさがり、テルとミルから離れる。
ボトルズ「やはり、完全なパワーを持つ二人は強い・・・!」
チェリア「ぐぅ・・・!!お前たちごときに・・・・!!
お前たちごときにいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
チェリアは怒り心頭にテルとミルに斬りかかる。だが。
ミル「・・・・はっ!!!」
ミルはチェリアに向かって左手を向く。すると、
巨大なエネルギーの塊がチェリアを包み、物凄い苦痛を与える。
チェリア「きゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」
エネルギーの塊が消えて、チェリアはまた倒れそうになる。
兵士A「チェリア軍曹!!!」
兵士B「くそぅ・・・!!軍曹を援護するぞ!!!」
多くの兵士たちがチュリアを助けようと、テルとミルに銃を構える。
チェリア「手出し無用!!ここは私一人で十分!!」
兵士C「ですが、その身体では・・・・!」
チェリア「こんなクズ共との戦いに、
お前たちを犠牲にするワケにはいかないわ。
こいつらなんか私一人で倒せる・・・!安心なさい。」
ミル「・・・何かなめられているわね。私たち。」
テル「この女。ムカツクぜ。」
チェリア「もし、万が一の事があったら、逃げるんだ。そして、
ダンク准尉とその仲間たちに、こいつらが拠点を攻める事を伝えろ!
もっとも、私がこいつらに負ければの話だけどね・・・。
けど、負けないわよ!」
チェリアは再び剣を構える。そして、走り出す。
テル「むっ!?」 ミル「速い!?」
チェリアはすぐにテルとミルに急接近する。そして、斬りかかる。
チェリア「たああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
テルとミル「わあああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」
チェリアの剣に弾き飛ばされるテルとミルは倒れるが、
すぐに立ち上がる。
ミル「どうやら、こいつも本気になったワケね・・・!!」
テル「たかが人間の女に・・・・!」
ボトルズ「でも、君たちも人間でしょ?」
ボトルズがテルとミルにそう言うと、テルが怒り出す。
テル「何だと!!?」 チェリア「よそ見するなァ!!!」
チェリアは素早くテルを斬る。テルは攻撃を受けてしまう。
テル「が・・・・っ!!?」 ミル「テル!!このォ!!!」
ミルはチェリアに迫る。だが、チェリアは剣でミルの体を貫く。
ミル「くああぁぁぁぁっ!!!」
チェリア「どうだ!?やはり、こいつらなど私一人で倒せるのさ!!」
テルとミルが倒れると、チェリアは笑顔でそう言う。だが、
テルとミルはゆっくりと立ち上がった。
身体から湧き出る光のエネルギーと共に。
ミル「いったたたた・・・・!何よ?
今の攻撃。ダメージが少しだけじゃない。」
チェリア「ば、馬鹿な・・・・!?思い切り斬ったハズなのに・・・!
普通の人間なら、普通に・・・・!」
テル「完全な光のエネルギーによって、これくらいの傷など、
少しだけなら消えるのさ。
光のエネルギーが常に俺たちを守ってくれるさ!」
チェリア「くそ・・・!!おのれえええぇぇぇぇぇ!!!!」
チェリアはぶち切れて、テルとミルに斬りかかる。
テルとミル「ストレンジシールド!!!!!」
テルとミルは同時に手を前に向け、そこから光の壁が現れる。
チェリア「ふああああぁぁぁぁぁ!!!」
チェリアの剣が光の壁にぶつかる。
テルとミルは光の壁に守られているのだ。
テルとミル「ふん!!!」
そして、光の壁が急に散り、チェリアを弾き飛ばす。
チェリア「うわっ!!?」
ボトルズ「す、凄い・・・・!!こんな技もできるなんて・・・・!」
チェリア「まだだ・・・!まだ負けるかああああぁぁぁぁぁ!!!」
チェリアは再び斬りかかろうと走る。
テル「こりねークソ女だな!!おい!!ずあああぁぁぁぁ!!!」
テルは右手から光のボールを出し、それでチェリアを攻撃する。
チェリア「て、手から光のボールが・・・!?うあ!!」
チェリアは光のボールを直接、受けてしまう。
チェリア「ぐううぅぅぅ・・・!!こ、このおぉぉ!!」
自分の身体を打った光のボールが消え、
チェリアがまた走る。そこに。
ミル「これでもくらいなさい!!ええええぇぇぇぇぇい!!!!」
ミルは光のヤリでチェリアの体を突き刺す。
チェリア「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
マンボ「勝負、あった。政府の部隊、負ける。」
チェリア「な、何故だ・・・!?何故、私と同じ人間が・・・!
人間がこんな力を持っている・・・!?
どうやって、手に入れたのだ!!?」
ミル「うーん。悪いけど、教えるつもりはないわ。」
テル「お前たち政府に俺たちの秘密はやらん。」
チェリア「な、何ですってええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
チェリアは怒って斬りかかろうと走る。そして。
テル「そろそろくたばれよ・・・・!!」
そして、テルとミルはそれぞれの手を物凄く光らせる。そして。
テルとミル「ストレンジガトリング!!!!!」
テルよミルは今までより数倍の威力を持つ、
ストレンジガトリングでチェリアを攻撃。
チェリア「ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
チェリアは無数の光の弾を受けて、血を吐いて倒れる。ついに、
テルとミルはチェリアを倒したのだ。
もはや、立ち上がる事はできないだろう。
兵士たち「チェリア軍曹!!!!」
兵士たちが倒れたチェリアに駆け寄る。
そして、チェリアは小さな声で言う。
チェリア「に、逃げなさい・・・!お前たちでは勝てない・・・・。」
そして、兵士たちはジープに乗り込んで、逃げ出そうとした。
複数の兵士が倒れたチェリアを1台のジープに乗せる。
兵士「覚えておれ!!クラッシャー!!次は勝つぞ!!!」
こうして、政府の部隊は逃げ去った。
ボトルズ「か、勝った・・・!政府の部隊に・・・。」
ミル「急ぐわよ。早くエゥーラたちを助けないと。」
テル「そうだ。政府ごときに、
クラッシャーの戦力を失わせるワケにはいかん。
あの偽善者共のせいで、
俺たちの戦力を減らすワケにはいかねーんだ・・・!」
クラッシャーの戦士「そうだ。
あの偽善者共に俺たちの全てを理解していない。
理解しようともしていない。
勝手に俺たちの事を、犯罪者扱いしやがって。」
ボトルズ「でも、政府の人たちは皆、
正しい事をしているハズですが・・・。」
テル「正しいだと!?世の中にそんなに甘くはないんだぜ!?
政府の奴らは、自分たちの事しか考えない鬼畜共さ・・・!」
ミル「そうよ。奴らは自分にとって良い都合になるためなら、
他人の都合を悪くしてしまう法律も作ってしまうのよ。
その法律を憎んで、
私たちクラッシャーに入った者も多く存在するわ。」
マンボ「そして、クラッシャー。お前たち。
自分たちだけ、正しいと思っている。
だが、実際にお前たち、正しい組織ではない。」
テル「・・・・何が言いたい?」
マンボ「お前たちクラッシャーの目的。グランティを倒す。
そして、正しい行い、ほとんどしない。つまり、
お前たちクラッシャーも偽善者の集まり・・・!」
テル「てめェ・・・!!この骸骨が!!」
テルがマンボに殴りかかる。それをミルが止める。
ミル「やめなさい。テル。確かに、
私たちも偽善者かも知れないわ。」
テル「だが、ミル。俺たちは政府と違う方向で・・・。」
ミル「・・・人は、本当の正しい行いが何なのかわからないのよ。
それより、早く救出に行きましょ。新たな敵が来る前に・・・。」
ボトルズ「そうですね。急ぎましょう。恐らく、
チェリアの部隊が逃げ去った跡を辿れば・・・・。」
テル「政府の拠点が見つかるワケか・・・!」
こうして、ボトルズたちはエゥーラを救出するための行動を続けた。
だが、
この後に起こる大激戦の予感を誰も感じ取る事ができなかった。
そして、白熊たちの住むかまくらの村。その村に住んでいる、
白熊たちは今でも平和に暮らしている。だが、
その平和が敗れる事を誰も予想していなかった。
彼らは気づいていないのだ。近くにその平和を破る者がいる事に。
村から離れたところ。そこには、複数のジープがあった。
そう。政府の戦士であるデグスとその手下の兵士たちが来たのだ。
デグスが1台のジープに、
一つのランチャーを取り付けている兵士にこう言う。
デグス「砲撃の準備はできたな?」
兵士「はっ!いつでも撃てます・・・!」
デグス「うむ。この山の者たちからの、
信頼を失うなとダンク様がおっしゃったからなァ・・・。
だが、俺はこの山の連中の事を信頼しちゃいねェ・・・!
あの村の中に、あのブレンティの女がいる!!俺らの目的は、
その女を狩る事だ!!あの女を倒すためなら、
あの村の連中をも秘密裏に巻き込む!!
撃てえええぇぇぇぇぇ!!!」
デグスがそう叫ぶと、
ランチャーから複数のミサイルが発射される。
そのミサイルが白熊たちのかまくらの家を複数襲う。
そして、複数のかまくらの家が爆発してしまう。
白熊たちはこれに恐怖して逃げ惑う。
デグス「はははははははははははは!!もっと撃てェ!!
クラッシャーなどと言う間違った正義などぶっ殺せ!!!
つーか、クラッシャーなど正義ではなく、
悪そのものだがなァ!!
わははははははははははははははははははは!!!!!」
デグスは大笑いをし、
ランチャーから次々とミサイルが発射され続ける。
エゥーラとセイリーを救出するために動き出したボトルズたちに、
襲いかかる政府の女戦士チェリアを、テルとミルのコンビが、
見事に打ち倒しました。
ですが、もう一人の政府の戦士の一人、
デグスがユミを抹殺するために動きだし、
平和に住んでいる白熊たちを巻き込みました。このままでは、
白熊たちが危ない。そして、
謎のトンネルに吸い込まれたバンジョーとカズーイも、
この聖なる山から消えてしまいました。二人は、
一体どこへ去ってしまったのでしょうか。そして、
この山に戻る事が無事にできるでしょうか。
この聖なる山での戦いはまだまだ続くのです。
次回につづく
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