灰間「っ!?ま、魔獣に変わりやがった・・・・!!」
日下部「異変の正体はこれだったのね・・・!」
徳丸と森下「きええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
そして、徳丸と森下が灰間と日下部に斬りかかる。
灰間と日下部「・・・・・・っ!!」 二人は素早く避ける。
マノン星人「あははははははははははははは!!!!!
何て可愛いのかしら!?私の魔獣は!!おお!動きも素晴らしい!」
バナミロン「グエエエェェェェェウウウゥゥゥゥ」
バナミロンは動きだし、花見を楽しんでいる人々のところへ近づく。
男性「っ!?ああ!!魔獣だああぁぁぁぁ!!!」
女性「助けてえええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
人々はバナミロンの巨大な姿に恐怖して、一斉に逃げ惑う。
バナミロンは口から白いガスを吐く。
そのガスを浴びた人々は急に苦しみだし、倒れる。これは毒ガスだ。
マノン星人「ふふふ!!あなたたちさえ倒さば、
もはや地球は私の物!!さァ!!行くのです!!!」
徳丸と森下「やあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
灰間「くっ!?このままじゃ埒があかねェ!!日下部!!
野口の事を頼む!!それから、大神隊長に連絡を!!!」
日下部「わかったわ!!」
日下部はこの場から離れようと走る。
それをマノン星人が見逃さない。
マノン星人「させないわ!!!」
マノン星人が日下部を襲おうと素早くジャンプする。
灰間「むっ!?おら!!!」
灰間もジャンプして、マノン星人を蹴り、地面に落とす。
マノン星人「くあ・・・・っ!!」 星人は倒れるが、すぐに立ち上がる。
徳丸と森下「むん!!!」
その時、徳丸と森下が着地した灰間の体を掴み、動きを封じる。
灰間「く・・・・っ!!お前たち・・・!!目を覚ませって・・・!」
マノン星人「うははははははははははは!!!!」
マノン星人は立ち上がると、その身体が光と共に変化する。
その光が晴れると、マノン星人の姿は銀色となり、
まるで全身が硬そうにできて、
顔の方が少しだけ醜く笑っているようであった。
頭の左右に複数の角が生えている。これが、マノン星人の本当の姿だ。
灰間「てめェ・・・・!!」
マノン星人「ウルトラマンティアーズ!!
あなたの命も今日で終わりよ!!
この地球はこのマノン星人の支配下に置くのよ!!
バナミロンと一緒にね!!
あはははははははははははははははははは!!!!!!」
そして、マノン星人は巨大化して、動き出した。
マノン星人「イキキキキキキキキ」
その時、徳丸と森下が一斉に刃物で灰間に迫る。
徳丸と森下「えええええぇぇぇぇぇぇい!!!!」
灰間「ぬ・・・・っ!!でやああぁぁぁ!!」
両腕を一気に動かし、徳丸と森下の頭を互いにぶつけさせる。
その二つの頭の衝突により、徳丸と森下はフラフラする。
徳丸と森下「いててててててて・・・・!!」
灰間「とっとと目覚めねーからだ・・・!」
徳丸「や、やったなあああぁぁぁぁぁ!!!」
森下「このおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
徳丸と森下は怒って、刃物を振り回して灰間に迫る。
灰間「くそっ!!こいつらァ・・・!!」
バナミロン「グエエエエェェェェェウウウウゥゥゥゥゥ」
バナミロンはまるで逃げ惑う人々を追うかのように歩いている。
そこに、マノン星人がバナミロンの近くに来る。
マノン星人『ふふふふふふ!!行くわよ!!バナミロン!!
これから、東京の人々を狩るのよ!!!』
バナミロン「グエエエエエェェェェェェウウウウゥゥゥゥゥゥ」
マノン星人とバナミロンは一緒に進行した。
逃げ惑う人々の中に、野口がいた。
野口「一体、どうして・・・!魔獣と星人が・・・!!
灰間君たち、一体どこへ行っちゃったのかな・・・!?」
そして、野口の近くに日下部が走って来た。
日下部「野口さん!!!」
野口「く、日下部さん!?灰間君たちは無事ですか!?」
日下部「徳丸と森下はあの宇宙人の洗脳を受けて、操れているわ!!
灰間は、その二人と戦うハメになってしまったの!」
野口「何とかできないのですか!?」
日下部「わからないわ・・・!だって、急な出来事だもの・・・!!」
マノン星人「イキキキキキキキキキキ」
バナミロン「グエエエエエェェェェウウウウウゥゥゥゥゥ」
マノン星人とバナミロンは一緒に歩き、町へ近づきつつある。
その時、バルワンダーDXとバルワンダー3号が飛んで来た。
DXは叶野、3号は上川が操縦している。
叶野「2匹を町に行かせるな!!」 上川「了解!!!」
バルワンダーDXとバルワンダー3号はレーザーバルカンで、
マノン星人とバナミロンを攻撃する。だが、そのダメージは今一つだけ。
バナミロン「グエエエエェェェェェウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
マノン星人「イキキキキキキキキキキキキキ」
マノン星人は右手からピンク色の光線を発射して反撃する。
だが、避けられる。
DXは電気ビームでマノン星人を攻撃する。
マノン星人「イキキキキキキキキキキキキキ」
マノン星人は少しだけ苦痛を感じて、バナミロンに近づく。
バナミロン「グエエエエエェェェェェウウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
バナミロンは木の枝に似た触手を二つ伸ばし、
バルワンダーDXを縛り付ける。
叶野「っ!?しまった・・・・!!」
上川「あの枝は触手のように伸びるのか!!」
バルワンダー3号は赤いレーザーでDXを縛る二つの触手を攻撃する。
攻撃を受けたバナミロンは痛がり、DXを放つ。
バナミロン「グエエエエエェェェェェェェウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
バルワンダーDXは再び電気ビームを発射し、バナミロンを攻撃する。
続いて、3号もレーザーバルカンでバナミロンを攻撃。
バナミロン「グエエエエェェェェェウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
マノン星人「イキキキキキキキキキキキキキ」
マノン星人は両手からピンク色の光線を二つ発射。3号を狙うが、
避けられてしまう。
バルワンダーDXは火薬状バルカンで、
マノン星人とバナミロンを一斉に攻撃した。
徳丸と森下「ふふふふふふふふふふふ・・・!!!」
徳丸と森下は灰間に刃物を向けて、ゆっくりと灰間に近づく。
灰間(畜生・・・・!一体、どうすれば、
こいつらを正気に戻す事ができる!?)
その時、灰間のペンダントが光った。
灰間(っ!?そうか・・・!ウルトラパワーを半分使えって事か。
なら、喜んで利用してやるぜぃ!!!)
そして、灰間は思い切り走る。だが、普通よりとても速い。
灰間「せぃ!!とあ!!」
灰間は素早く、徳丸と森下の腹を殴る。そして、二人は倒れる。
徳丸「ぐっ!!?」 森下「あぅ!!?」
灰間はこの姿のままでティアーズの力を少しだけ使い、
徳丸と森下を完全に気を失わせて、星人の洗脳を打ち消した。
徳丸「う、うううぅぅぅん・・・。あれ?ここは。」
森下「ふにゃふにゃあぁぁ・・・。何だか頭がフラフラするよぅ。」
灰間「やっと目覚めたかよ。」
徳丸「・・・・ん?あれ!?この森で一番大きい桜の木は!?」
森下「あれれ?何かなくなってる気がするわよ!?」
徳丸と森下は、
この森で一番大きい桜の木がなくなっている事に気づく。
灰間「・・・・あの木はよ。実は魔獣だったんだよ。」
灰間は遠くでバナミロンとマノン星人が歩いているところを、
二人に見せる。
森下「魔獣が2匹いる!!?」
徳丸「もしかして、あの木の魔獣が、この森で一番大きい桜の木!?」
灰間「ああ。宇宙人がその木を魔獣に変えやがったんだ・・・。
その宇宙人にお前らは洗脳されて、俺に襲って来たんだよ。」
徳丸「ま、マジ!!?」
森下「ご、ごめんなさい・・・。」
徳丸「でも、許せないよ・・・!
一番大きくて美しい木を魔獣にするなんて・・・!!」
徳丸はマノン星人とバナミロンの方を見て、怒りを表す。
森下「ねェ!灰間君!!あの桜の木を元に戻す方法はないの!?」
灰間「わからねェ・・・!もしかしたら、ないかもな。
だが、何とかしてみせる!!お前らもさっさと逃げろ!!」
そして、灰間は徳丸と森下から離れようと走る。
徳丸「あっ!!灰間君!!」 森下「翔ちゃん・・・。」
マノン星人「イキキキキキキキキキキキキキ」
バナミロン「グエエエエエェェェェウウウウウウゥゥゥゥゥ」
マノン星人とバナミロンはついに町に来てしまった。
宇宙人と魔獣の足が次々と民家を踏みつぶす。
マノン星人がピンク色の光線で複数の民家を爆発させる。
バナミロンは毒ガスで逃げ惑う人々を抹殺する。
バルワンダーDXとバルワンダー3号は、
レーザーバルカンで攻撃する。
だが、マノン星人とバナミロンは攻撃を受けながらも、
暴れ続ける。
バルワンダー3号は赤いビームでマノン星人の顔を攻撃する。
マノン星人「イキキキキキキキキキキキキキキキキキキ」
ダメージを受けたマノン星人だが、逆に物凄い怒りと共に反撃する。
両手から二つのピンク色の光線を発射。
ついにバルワンダー3号に命中する。
上川「うわああああぁぁぁぁぁ!!!脱出ううううぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
上川は脱出し、バルワンダー3号は墜落して爆発した。
マノン星人『私の美しい顔を傷つけようとするなんて最低ね・・・!
でも、良いわ!バナミロン!!そろそろアレを使いなさい!!』
バナミロン「グエエエエエェェェェェウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
そして、バナミロンは急に静まる。そして、その頭から、
無数の桜がゆっくりと美しく散り始めた。
美しい多くの桜が町並みに落ちて行く。まるで、
町に桜が満ちていき、春爛漫以上な感じとなっているそうだ。
叶野「何だ・・・!?これは・・・。一体、何が起きるんだ?」
上川「綺麗だ・・・・。」
その時、桜に満ちて行く町並みに異変が起きる。
多くの民家が次々と爆発を起こした。そう。バナミロンの落とす、
桜は実は爆弾であったのだ。その桜の爆弾が無数に爆発し、
この町で爆発が続けられて、燃え上がっていくのだ。
上川「わあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!これでは、
春爛漫じゃなくて、爆発爛漫だよおおおぉぉぉぉぉぉお!!!」
上川は泣きながら、次々と起こる爆発から逃げるために走り続ける。
叶野「何て恐ろしい奴だ・・・・!!」
マノン星人『あはははははははははははははははは!!!!!!
この桜でこの地球は地獄となるのよ!!!
覚悟しなさい!!地球人共!!』
つづく
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