野口は一人で商店街を歩いていた。何故なら、
親に頼まれてお使いをしているからだ。その時。
野口「・・・・・・あら?」
野口は複数の子供が一人の子供をじーっと見ているところであった。
野口「どうしたの?坊やたち。」
野口が複数の子供に近づく。一人の子供が野口にこう言う。
男の子「変な動物を連れている奴がいるんだ。」
野口「変な動物・・・?あっ!!」
野口はある者を見て、驚く。その者は小さな生物を、
まるでペットのように扱うように、その生物かの首には、
首輪が付いていて、その首輪から付けているロープを、
その者が持っていた。小さな生物は犬でも猫でもないらしい。
4足で可愛らしい外見だった。
顔が丸く、頭には2本の角が生えていた。
猫のような尻尾が生え、首には鈴が付いている。
野口「か、可愛い・・・・。」
野口はその生物を見て、惚れそうになる。その生物を、
連れているのは、髪は白で短い。小さな男の子のようであった。
男の子は小さな生物と一緒にどこへ行こうと言うのだろう。
その頃、灰間と日下部も商店街に来ていた。
隊員服を着ているので、どうやら何かの任務のためらしい。
日下部「本当にこの商店街に魔獣と魔族がいるのかしら?」
灰間「BAR基地のレーダーでキャッチしたんだから、
間違いはないと思うぜ。(そうだ。俺のペンダントも少しだが、
光っている。この商店街に必ずいる・・・!)」
灰間のペンダントが光っているので、この商店街には、
必ず魔族と魔獣がいるそうだ。
日下部「早く探して始末しないと・・・!ん?」
その時、日下部はあの男の子と小さな生物を偶然、見かける。
日下部「・・・・何?あの怪生物?」
ウルトラマンティアーズ 第28話・魔獣を飼う少年
ペット魔獣・ギョブスン
恐怖怪獣・ネロギラス
登場
日下部は男の子と小さな生物を密かに追っている。
日下部(あの動物。どう見ても、地球の生物じゃないわ。
もしかして、魔獣かしら!?だとすれば・・・。)
日下部はバルガンを出し、構えようとする。その時。
野口「日下部さん!!」 突然、日下部の声が出る。
それを聞いた日下部は驚き、銃をしまい、後ろに向く。
日下部「あわわっ!!な、何だ。野口さんか。」
野口「あなたも、あの動物が気になるのですか?」
日下部「ええ。どうやら、魔獣かも知れないわ。
どう見ても、地球の動物じゃない。変すぎる。」
野口「そうでしょうか?そんな凶暴には見えないけど・・・。」
日下部「でも、相手は魔獣。どんな事をしても、不思議ではない。」
野口と日下部はゆっくりと男の子と小さな生物の後を追っていた。
小さな生物「・・・・キュウゥ。キュウゥゥ。」
小さな生物が後ろの野口と日下部の方を見て、鳴き声を出す。
日下部「やばっ!?」 野口「き、気づかれた!?」
日下部と野口は慌てて逃げようとする。その時。
男の子「どこへ行くの?二人のお姉ちゃん。」
野口&日下部「ぎくぅっ!!?」
野口と日下部は男の子の方を向く。男の子は二人を見ていないらしいが。
男の子「最初からわかっていたんだ。あんたたちが、
僕とギョブスンの事を警戒して、追跡した事をね。」
野口「え・・・?」 日下部「ギィブスン・・・?」
一方、灰間はたった一人で商店街を歩き続けていた。
灰間「・・・・・魔獣か魔族だけじゃなくて、
日下部も探さなきゃならねーな。うむ。」
野口と日下部は男の子とギョブスンと言う小さな生物と一緒に、
ある店の近くのベンチに座っていた。
つづく
[0回]
PR