カズーイ「カエル族!!祭りの邪魔は許さないわよ!!!」
イエローフリビッツA「ゲコ!?あれは、例の熊と鳥だ!!」
イエローフリビッツB「クラッシャーの連中もいやがるゲロ!!」
イエローフリビッツC「やっちまえ!!!」
数匹のイエローフリビッツがバンジョーとカズーイに襲いかかる。
バンジョー「ぐぅ・・・・っ!!」
バンジョーは両腕で、数匹の突進からガードするが、衝撃でさがる。
カズーイ「キキツキアタック!!!!!」
カズーイはキキツキアタックでイエロー数匹を弾き飛ばす。
イエローフリビッツたち「ゲアアアアアァァァァァ!!!!」
バンジョー「どらぁ!!!」
バンジョーは1発のパンチでそのイエロー数匹で殴り飛ばす。
バンジョー「大丈夫かぃ!?テル!!」
テル「黙れ!!誰が貴様たちなどに感謝するか!!ふん!!!」
テルは光のエネルギーを纏った拳で1匹のイエローフリビッツを倒す。
ミル「全く・・・!素直じゃないわね。えい!!!」
ミルは光の塊で数匹のイエローフリビッツを包み、その数匹が倒れる。
イエローフリビッツたち「うぎゃああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
だが、2匹が生き残っていてミルに襲いかかる。
生き残ったイエローフリビッツ「この雌豚あああぁぁぁぁ!!!」
ミル「むん!!えぃや!!」
ミルはエネルギーを包んだ手によるチョップで、
その2匹の身体を切断させる。
ユミ「私たちを忘れちゃ困るわよね!!!
ユミは素早い手刀とキックで連撃で、多くの赤いフリビッツを斬る。
イエローフリビッツ「んなろォ!!弩砲部隊!!奴らを削除しろ!!!」
弩砲部隊が無数の矢を飛ばし、バンジョーたちに迫る。だが、
その無数の矢が急に止まった。ミクスが空気の金縛りで止めたからだ。
ミクス「お返しよ・・・・っ!!えええぇぇぇぇい!!!!」
ミクスは空気の力で無数の矢を弩砲部隊の方へ向けて、飛ばした。
弩砲部隊のフリビッツたち「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」
無数の矢によって、
多くの弩砲とそれを使ったフリビッツたちが全て倒される。
カズーイ「タマゴミサイル!!!!!!」
カズーイはタマゴを無数に連射して、次々とフリビッツたちを倒した。
フリビッツたち「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
イエローフリビッツ「これ以上、
戦力を減らすワケにはいかん!!撤収だ!!!」
こうして、残ったフリビッツたちは急いでどこかへ逃げ去った。
カエルたちとクラッシャー同士たち「やったあああああぁぁぁぁぁ!!!!」
それを見たカエルたちとクラッシャーの皆さんは喜びに叫ぶ。
バンジョー「これでカメ族の住み処は守られた・・・。」
カズーイ「へへん!!当然の結果よ!!」
かくして、祭り中の住み処に戻ったバンジョーたち。そこに。
プルレス「おおおおぉぉぉぉぉい!!!皆ああぁぁぁぁ!!!」
プルレス、ボトルズ、アシナガの3人が近づいて来た。
バンジョー「ん?どうしたんだぃ?3人とも。」
アシナガ「いよいよ始まるってよ!!例のイベントがよ!!」
カズーイ「例のイベント・・・・?」
ボトルズ「そうですよ!この祭りで一番人気だと聞く、
ティップタップコンサートが始まるのです。会場は、
巨大な甲羅の建物だって・・・・。」
バンジョーとカズーイ「ええっ!?」
このカメ族の住み処のある場所で、とても大きな甲羅があった。
その甲羅の中では、何故かコンサートの会場のような部屋になっていた。
そこで、大勢のカメが集まっていた。中には、クラッシャーの者たちもいる。
バンジョー「うわぁ・・・。すっげー集まってるなァ。」
ボトルズ「・・・と、言うか。ここに集まってくるのは、
カメ族の全員なんです。恐らく、一人も外にはいないでしょう。」
カズーイ「そこまで人気なの!?」 カズーイはボトルズの発言に驚く。
ユミ「コッパ君やティックちゃんもいるわね。」
バンジョーたちから離れたところには、コッパやティックもいた。
ティック「・・・どうして、ここに来たの?」
コッパ「は?だって、カメ族の祭りの大イベントだろ?」
ティック「そう。でも、この沼の事を嫌ってるでしょ?
そのせいで、てっきり来ないかと思ったわ・・・。」
コッパ「ふん。俺はここに来てェ気分で来た。ただ、それだけさ。」
ティック「やっぱり、このカメ族の事を・・・。」
コッパ「喋んな。気が失せる・・・。それに、
あの爺の息子がどんな事になったか、見てみてーもんだ。」
コッパはある方向に向きながら言う。そこにはタンクタップがいた。
タンクタップ(息子よ・・・・。)
そして、観客たちの前の場所に、天井にある複数のライトの光が照らす。
そこには、ティップタップと多くの小さなカメがいた。
その小さなカメたちはそれぞれ甲羅の色が異なり、
その甲羅には全て、黒い音符のマークが刻まれていた。
ティップタップ「お静かに!
かの有名なティップタップコーラスの発表の時間です!」
ティップタップがそう言うと、全ての客が静まる。
ティップタップ「皆さん。今年も我が会場に来てくれて、
ありがとうございます。私はそれだけで大変嬉しく思います。」
小さなカメたち「嬉しく思います!」
ティップタップ「今まであなたたちは他の種族たちとの抗争で、
大変傷ついたでしょう。ですが、私の音楽で、
その傷ついた心を少しでも癒せれば・・・。そのために、
我々ティップタップコーラス団は激しい練習に励みました。
私たちも戦っているのです。他の種族が与えた悲劇から、
あなたたちを救うために・・・。」
バンジョー(何かと切なそうな男だ。戦争からカメたちを救うために、
それ程に頑張って来たんだな。
僕がチューティを助けようとしているのと同じように。)
ティップタップ「それでは、聞いてください。そして、癒してください。」
コッパ(そんな簡単に癒せるかよ。音楽なんかで、
俺の心が癒えてたまっかてんだ・・・。)
ティップタップ「準備は良いね?子供たち。」
小さなカメたち「はいっ!!」
ティップタップ「それでは、行きます・・・。」
そして、ティップタップはタクトを振るい始める。すると、
小さなカメたちが天使のような歌声を発し始めた。
その歌声を聴いた者たちは穏やかな気持ちになり始める。
バンジョー(何て良い歌なんだ・・・・。)
カズーイ(ふーん。悪くないじゃない・・・。)
ミクス(心が癒される。凄く気持ち良い・・・・。)
ユミ(何だか。昔とても良かった事を思い出すわ・・・。)
ボトルズ(これが、カメ族最大のイベント。納得できます。)
プルレス(何だか、久しぶりだよ。こんな優しい気持ち。)
ミル(ふふっ。こう言うの。やっぱり良いわ。)
テル(何だ・・・?この心地よい感じは・・・。)
アシナガ(何だか極楽な感じがするぜ・・・。)
コッパ(・・・・・・っ。) ティック(コッパ・・・・。)
ティックはコッパの手を密かにゆっくりと繋ぐ。
タンクタップ(ティップ・・・。やはり、お前の音楽は素晴らしい・・・。
妻よ。私たちの息子は今回も立派にやってくれてるよ。)
ティップタップの美しいコーラスが続き、
客たちは次第に癒えていく。その癒しの音楽は2時間も続いていた。
そして、数時間が過ぎ。夕方となった。だが、
このブクゲコ沼はとても暗いため、朱色の夕日が見えない。
カエル族の住み処にあるエスメラルダのアジトでは、
エスメラルダがイエローボスと会話をしていた。
エスメラルダ「カメ族の本拠地への攻撃が失敗したわ・・・。
今日は攻撃を止めた方が良いと思う。」
イエローボス「そうか・・・。だが、嬉しい情報もある。
お前の副官であるラミジャが、
ピラニア族の本拠地を一人で壊滅させたそうだ。」
エスメラルダ「本拠地を一人で!?まさか、無茶をして・・・。」
イエローボス「心配する事はない。大きな傷を負ったが、
今は我が部下が救出して、治療を受けている。明日には治るハズだ。」
エスメラルダ「そう・・・。良かった。」
エスメラルダは安心してほっとするが、すぐに真剣になる。
エスメラルダ「それにしても、トンボ族に続き、
ピラニア族も壊滅になったわね。
これで、残るは二つ。ワニ族とカメ族ね・・・!」
イエローボス「だが、ワニ族にはエースのバイル。
カメ族にはエースのコッパがいる。
生き残った部隊の報告で、例の熊と鳥やブレンティの連中も、
そのカメ族にいるらしい。別働隊がワニ族の住み処を襲おうとしたが、
その前に、ミスターバイル率いる部隊がそれを全滅させました。
その戦争で、
異常な現象も起こって、それが全滅のきっかけとなったそうだ。」
エスメラルダ「カメ族側の戦力が熊と鳥のせいで、
大きすぎると考える。
では、まずはワニ族の多くの戦力をぶつけた方が良いと思うわ。」
イエローボス「そうだな。では、そうしてみよう・・・!」
とある建物の中にある部屋では、
ベッドで身体中に包帯を巻かれながら、
横になって眠っているラムジャがいた。このラミジャが一人で、
ピラニア族の住み処を壊滅させ、ピラニア族を敗者にしたのだ。
ラミジャ「・・・・エス・・・メラルダ・・・様・・・・・。」
カエル族の侵略からカメ族を守ったバンジョーたちは、
ティップタップコーラス団による癒しの歌を聞いていました。
そして、エスメラルダの一番の手下であるラミジャも、
ピラニア族を壊滅させました。この沼の戦争を行っている種族はあと、
カメ族、ワニ族、カエル族の3つとなりました。果たして、
この3つの中でどの種族が生き残るでしょう。
ブクゲコ沼での冒険もついに佳境を迎えつつあるのです。
次回につづく
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