美由紀「ええ。野口さんや他の皆だって、コスプレするのでしょ?
だったら、翔も何かをコスプレしなきゃ!」
灰間「・・・何かって感じもするが、仕方がねーな。」
灰間はカボチャの仮面を手に取り、それを被る。これにより、
灰間はカボチャの怪人のコスをする。美由紀はこれに評価して拍手。
美由紀「うん!よく似合ってるわ。」
灰間「・・・そろそろ時間が来るし。行ってくるわ。」
こうして、灰間はカボチャのコスをしたまま、家から出た。
太陽が沈み、夜が近づいて来た。その大鳥町で、
4人の男たちが歩いてきた。何やら頭に角のような物を付けていて、
ゴブリンのような衣装をしている。ハロウィン祭りに参加するつもりだ。
男A「・・・・ん?何だ?あれは。」
そして、男たちは目の前に何かがあったので、立ち止まる。
その何かとは、カボチャのような物であった。だが、
そのカボチャには赤く輝く目があった。
男B「君も・・・ハロウィン祭りに参加するのかね?」
その時、カボチャに赤く輝く口があった。その口は異常に笑っていた。
そして、離れたところでは、あの魔女のコスプレをしたと老女がいた。
老女「いっひっひっひっひっひっひっひっひっ・・・・!!」
夜になった。大鳥町における商店街では、
多くの人々が賑わっていた。その人々のほとんどが、
モンスターのコスプレをしていた。
この商店街でハロウィン祭りが開始されたのだ。
灰間「これがハロウィン祭り。結構、凄いところだなァ。何だか、
全員、怪物に見える奴もいるけれど、良いよな。
ペンダントがこの中に魔獣がいないって言ってるし。」
野口の声「灰間くううぅぅぅぅん!!!」
灰間はカボチャの仮面を脱いでみる。
灰間「ん?おおっ!」 野口の声を聞いた灰間は彼女の方を見て、驚く。
その野口の姿は、
何かとセクシーな衣装で背中には悪魔の翼のような物が付けていた。
灰間「な、何だよ?その姿は・・・。」 灰間は赤く染めながら聞く。
野口「サキュバスって言うのよ。どう?似合う。」
灰間「ま、まあ。似合うぜ。多分・・・。」
野口「灰間君はカボチャの怪人だね?」
灰間「ん?ああ。そうだけど。」
灰間はそう言いながら、カボチャの仮面を被る。
野口「うわぁ。可愛いぃ~っ!」 そして、野口はいきなり灰間に抱き着く。
灰間「ちょっ!おま・・・っ。」 日下部の声「あまりイチャらないでくれる?」
灰間が恥ずかしがりそうな時、日下部の声がする。
灰間と野口「ん?おおっ!!」 二人は日下部の姿を見て、驚く。
その日下部の姿は、美しい衣装と黒いマント、
口には2本の牙を付けていた。
野口「きゃああぁぁぁ!!かっこいいいいぃぃぃぃ!!!」
野口は日下部の衣装に関心する。
日下部「そこのカボチャ。あんたが灰間って事は知ったわ。
ちなみに、私はドラキュラって言うキャラにしてみたの。」
灰間「へぇ。結構、似合ってるじゃん。」
日下部「な・・・っ!そ、そんな事、聞いてないわよ!」
日下部は赤く染めながら、後ろを向いてそう言う。
徳丸「おおぉぉぉい!3人ともおおぉぉぉぉ!!」
森下「お待たせえええぇぇぇ~っ!!」
徳丸や森下も来た。徳丸は狼の着ぐるみ(ただし、顔が見える。)をして、
森下は全身に包帯を巻いていたが、何故か露出が高く見えていた。
野口「徳丸君は狼男のコスプレ、森下さんはミイラのコスプレをしたわよ。」
灰間「そっか。徳丸は何だかギャグっぽいが、
森下はちょっとエロっぽいな。」
灰間がそう言うと、後ろから日下部が目を光らせていた。
灰間「うっ・・・!じょ、冗談だよ。冗談・・・。」
こうして、集まった5人は町を歩いていた。祭りを楽しむ人々。
その中には魔女のコスプレをした老女も歩きながら笑っていた。
魔女のコスプレをした老女「ひっひっひっひっひっひっひっひっ・・・!」
そして、奇怪なカボチャの物体もいた。そのカボチャには、
黒いマントのような身体を持っていた。
この者もコスプレをしている人だろうか。
その者の目が赤く光っていた。
BAR基地の司令室では、叶野がレーダーで異常反応をキャッチした。
叶野「隊長!!大鳥町で異常な反応をキャッチしました!!」
大神「何っ!?その異常反応の正体は!?」
叶野「わかりません!ただいま分析中です。」
上川「大鳥町で異変・・・。
大鳥町ではハロウィン祭りが開催しているハズだ。
灰間君や日下部さんに危機が訪れないと良いけど・・・。」
大神「そうじゃの。一体、どんな異変が起きているのやら・・・。」
そこに、緒川が慌てて入って来た。
緒川「大変です!!隊長!!!」
大神「ん!?何なら!!」
緒川「大鳥町のハロウィン祭りの最中にて、
数人もの人が行方不明になっているそうです・・・!」
大神「何・・・っ!?」
ハロウィン祭りを開催している大鳥町の商店街にて。
つづく
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