フリビッツ「ゲコォ!!!」 1匹のフリビッツがそのカメに突進する。
カメ「うわっ!!?」 そのカメは倒れてしまう。
フリビッツ「今の貴様たちなんぞ俺らだけでも勝てるわ!!」
ビーラゴス「待て待て。ここは俺だけがやるぜぃ。」
カメA「こ、このォ・・・・!!」
カメB「一斉にかかれえええぇぇぇぇぇ!!!!」
カメたちはそれぞれ剣やヤリを構えてビーラゴスに迫る。
ビーラゴス「ザアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
ビーラゴスは口から黒い溶解液を吐いて、
その液が5匹ののカメにかかってしまう。
カメたち「うぎゃああああぁぁぁぁぁ・・・・・・!!!!!」
ビーラゴスの溶解液を浴びたカメたちは、
苦しみながら溶けていき、死んでしまう。
残りのカメたちがそれを見て、恐怖を感じてしまう。
残りのカメたち「ひいぃぃ・・・・っ!!?」
ビーラゴス「言っておくが、俺の技はこれだけじゃねーぜ?
ザアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」
ビーラゴスは身体の左右の部分から複数の触手が出てきた。
その全ての触手の先がヤリのようにとても鋭かった。
ビーラゴス「行け!触手よ!!ザアアアアアァァァァァ!!!!!」
ビーラゴスは多くの触手を残りのカメ全員に向ける。
カメたち「わっ!!」 「ぎゃぁ!!!」 「あきゃ!!」 「うぷっ!!」
残りのカメ全員はそれぞれ、
触手に身体や顔を貫かれて死んでしまった。
ビーラゴスの活躍にフリビッツたちは喜びの声をあげる。
フリビッツA「よーう!!流石はグランティ特命隊!!ゲコ!!」
フリビッツB「こいつらが味方だとマジで助かる!!ゲコ!!!」
ビーラゴス「さーてと。後片付けっと・・・。」
そして、ビーラゴスは触手で全ての倒れたカメを持ち上げる。
ビーラゴス「ザアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」
ビーラゴスはその全てのカメを沼の方を投げ、
それらは沼の中に落ちて、
そこにいるピラニアたちに喰われてしまう。
カメの声「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
中にはまだ生きていたカメも少数いたが、
ピラニアたちに喰われて死んだ。
ビーラゴス「さて。お腹が減ったなァ・・・。」
ビーラゴスは複数の触手を沼に入れる。
そして、その触手で、
多くのピラニアを釣り上げてしまう。
ピラニアA「わああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」
ピラニアB「な、何なんだああぁぁぁぁぁ!!!」
ビーラゴス「ザアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
ビーラゴスは釣り上げたピラニアを多く食べ始める。
ピラニアたち「がびゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ビーラゴス「うんめええぇぇぇ~っ!!
この沼のピラニアは美味い!!」
その時、ビーラゴスの近くにコッパが歩いて来た。
コッパ「おい・・・!そこの化け物・・・・。」
コッパは震えたような声でビーラゴスに言う。
ビーラゴス「ん?またカメ族か・・・・!?」
フリビッツA「ゲコゲコ!!こ、こいつは・・・!!」
フリビッツB「カメ族の強力剣士・コッパだ!!ゲコ!!」
コッパ「お前・・・!俺らの同胞をやりやがったな・・・・!?」
ビーラゴス「・・・・ああ。沼の方に捨ててやったぜ。」
コッパ「お前。グランティって奴だろ・・・・・?」
ビーラゴス「そうよ。俺はグランティ第7特命隊の、
エリート戦士・ビーラゴス!!
貴様も俺の技の餌食にしてやるッザ!!!」
コッパ「き・・・さっ!!まあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
コッパはブチキレて、二つの剣でビーラゴスに斬りかかる。
フリビッツ「やかましい!!
ゲコゲコオオオオオォォォォォ!!!!!」
ビーラゴス「ザアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ビーラゴスやフリビッツたちもコッパを倒そうと襲いかかる。
そして、バンジョーVSミスターバイルの、
命がけの遊戯がいよいよ終わりを迎えようとしていた。
バンジョー(ワニ)「どあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミスターバイル「ワニイイイイイィィィィィィィィ!!!!」
両者の口が最後のヤムブリーに近づく。
ミドリ「た、互いに近づき合っている!!
一体、どちらが先に・・・!」
そして、バンジョーとバイルが互いを通り抜け、
最後のヤムブリーが消える。
つまり、どちらかが最後の1匹を食べた事になる。
アシナガ「ど、どいつが勝ちやがったんだ・・・・!?」
その時、ミスターバイルがにやりと笑みを浮かべる。
そして、バンジョーが口をむしゃむしゃするように動かす。
ミスターバイル「・・・・決まったワニ。」
そして、バイルとバンジョーは互いを向き合う。
ミスターバイル「俺は初めて、この勝負では負けたワニ。」
クロコタスたち「負けた!!!??」
クロコタスたちがバイルの言葉に物凄く驚く。
マンボ「そう。最後のヤムブリー、バンジョーが食べた。」
そう。バンジョーの口の中には、
最後の1匹であるヤムブリーがいるのだ。
つまり、バンジョーは最後の1匹を食べたのである。
カズーイ(リュック)「やったわ!!
バンジョー!!あんたの勝ちよ!!」
カズーイは喜び、バンジョーは最後の1匹を呑み込んでこう言う。
バンジョー(ワニ)「・・・・もう食べたくないよ。バイル。
これで、僕らの誇りを認めてくれるよね・・・・?」
ミスターバイル「・・・・残念だが、そうはいかんワニ。」
カズーイ(リュック)「な、何で!!?
バンジョーは勝ったのよ!?」
カズーイは納得いかなくて怒り、バイルは冷静に語り続ける。
ミスターバイル「お前はイージーゲームで勝っただけワニ。
そのイージーでたまたまラッキーで勝っただけワニ。」
バンジョー(ワニ)「い、イージー!!?」
ミスターバイル「今のゲームは、
禁じられた遊戯の予行練習ワニ。
これが最後のゲームだワニ!!次は難しいワニ!!!」
バンジョー(ワニ)とカズーイ(リュック)「禁じられた遊戯!!?」
ミドリ「禁じられた遊戯だって!!!??」
ミドリは驚愕したように叫ぶ。
ミル「何なの!?それって・・・・?」
ミドリ「うん。僕らワニ族における遊戯の中で、
最も残酷なゲームなんだ。そのゲームで勝った者は、
ミスターバイルただ一人。他のワニたちは、
死んでしまったと言うんだ・・・・!!」
ミスターバイル「禁じられた遊戯・・・・。それは、
ヤムブリーはもちろん、グラムブリーをも食べ続けるワニ!!」
テル「あの不味いグラブムリーをもか!?
何と言う無茶な・・・!」
ミスターバイル「勝利条件はヤムブリー50匹。そして、
グラブムリーも50匹食べるワニ!!
そうすれば、勝ちワニ!!」
バンジョー(ワニ)「む、無理だ!!
グラブムリーはとても不味くて、
吐いてしまった・・・!!たくさん食べられないよ!!?」
ミスターバイル「では、
今から俺様が貴様らを喰うワニ!!!!!」
バンジョー(ワニ)とカズーイ(リュック)「う・・・・・っ!」
ミスターバイルとの激しい遊戯に勝ったバンジョー。
ですが、
これはほんの小手調べに過ぎませんでした。本当の戦い。
禁じられた遊戯が今、始まろうとしています。その、
禁じられた遊戯にバンジョーは勝てるでしょうか。
次回につづく
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