バンジョーはワニたちに向かって一気に走り出す。そして。
バンジョー「ローリングアタック!!!!!」
バンジョーはローリングアタックで少数のワニを、
弾き飛ばし、無理やり逃げ道を作る。
バンジョー「今だ!!カズーイ!!」
その道でカズーイはリュックから両足を出して、
一気に走り出した。ワニたちはそれに驚く。
ワニたち「は、速い!!」 「お、追うんだ!!」
ワニたちは急いでカズーイとバンジョーを追おうと、
マンボたちから離れた。アシナガは心配しそうになる。
アシナガ「だ、大丈夫か?あの二人・・・。」
マンボ「心配するな。あの熊と鳥。助かる。
そして、マンボが後で助ける・・・。」
ミル「後で助けるって・・・・?」
その時、5匹のクロコタスが慌てて走って来た。
ミドリ「あの熊さんと鳥さんがデスブラザーだって!?」
テル「・・・・そうだ。あの2匹はこの世界の敵である、
デスブラザーだったんだ・・・・。」
アカ「そ、そうか・・・。僕らを騙して・・・・!」
ミドリ「そんなワケない!!あの2匹が、
デスブラザーなワケがないじゃないか!!!」
ムラサキ「でも、デスブラザーって確か、
熊と鳥だったし・・・。もしかすると。」
アオ「僕たちが会ったあの2匹の事で、
他のワニたちが彼らを殺そうとするのかも知れない。」
他のクロコタスが暗そうにそう言うが、
ミドリは強気で必死にこう語る。
ミドリ「けど、あの2匹はデスブラザーなんかじゃない!!
彼らは、僕らにタマゴをくれた!!僕をバズボム共から、
守ってくれた!!
デスブラザーには絶対にできない行為だよ!!!
だから、お願い!!あの2匹をどうか助けて!!!」
マンボ「言われなくても、そのつもりだ。」
アシナガ「おうよ!!あの2匹は俺にとっちゃ、
ダチも同然!!必ず助けてやんよ!!」
ミル「私はどちらかと言うと、
助けた方が得かもね。ね?テル。」
テル「・・・・別に奴らなど、どうでも良い。だが、
ミルがそこまで言うなら、仕方があるまい・・・。」
ミドリ「ありがとう。さっそく、彼らを見つけて、
僕らの隠れ家へ連れて行かなきゃ!!皆も良いよね!?」
ミズイロ「でも、
あのワニにはどう言い訳すれば良いの?」
アシナガ「あのワニ?何でェ?そいつは!?」
ミドリ「っ!?ま、まさか・・・!あの紅のワニ。
ワニ族最強の・・・!ミスター・バイルの事!!?」
アシナガ、テル、ミル「ミスターバイル!!!?」
皆はミスターバイルの名を聞いて驚く。ミスターバイル。
彼らは一体、どんな力を持っているのだろうか。
その頃、とある戦場でカメ族の部隊がやっとの思いで、
トンボ族の部隊を全滅させていった。ここに、
多くのバズボムの死体があるが、倒れたカメも、
多くいる。そうだ。生き残ったカメたちが、
倒れたカメたちを運ぼうとしている。
カメA「はぁ・・・。やっと、全滅か・・・。」
カメB「だが、これでトンボ共は全滅していない。
負傷者を全員、住み処へ連れて行くんだ!!」
カメC「・・・む!?な、何だ!?あれは!!!」
多くのカメたちが一斉に別の方向を見る。そこに、
第7特命隊の怪人であるウィゾルがいた。
ウィゾル「ここでも戦争をやってたのか。
この沼って、とっても厄介なんだね。」
カメA「だ、誰だ!?貴様!!」
カメB「この沼の住人じゃないな!!?」
ウィゾル「そうさ。僕はウィゾル。
グランティに所属してるのさ。
ちょっと。君たちを殺して来いって、
カエル族に言われてね。」
カメC「か、カエル族だと!!?」
カメD「この野郎!!やっちまえ!!!」
そして、複数のカメが剣やヤリなどの武器を構えて、
ウィゾルに向かって、走る。
ウィゾル「無理だね。君らに僕を倒す事なんて・・・。」
カメA「黙りあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
カメAが剣を振るう。だが、ウィゾルが右腕でガードする。
カメA「な・・・・っ!?」
その右腕が剣の刃を通さない。
とても硬い皮膚を持っている。
ウィゾル「僕の身体はとても硬くてね。
剣なんかじゃ効かないよ!」
そして、ウィゾルは左手の拳でカメAを思い切り殴る。
カメA「ぐはぁっ!!!」
その時、カメAの甲羅が砕け散り、
カメAは全裸で吹き飛んだ。
カメB「おおっ!!こ、甲羅が・・・・っ!!」
ウィゾル「次は・・・どいつだ?」
つづく
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