カメB「こ、この野郎おおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
カメAが倒れると、残ったカメたちが一斉に、
ウィゾルに襲いかかる。だが、ウィゾルは、
その冷静な表情を一切、歪ませない。
ウィゾル「複数で来るのか。ま、君らじゃ無理だが。」
そして、ウィゾルは左手の拳に紫色のエネルギーを集め、
そのエネルギーを発射する。
ウィゾル「クライシスボウル!!」
そのエネルギーが発射したと同時にに光球となって、
カメBに直撃し、そのカメBが爆発して、粉々に吹き飛ぶ。
カメB「ぎゃああぁぁぁっ!!!」
カメC「ひるむなっ!!殺れええぇぇぇぇ!!!」
だが、カメたちはウィゾルを倒そうと必死に走る。
ウィゾル「・・・・複数にはやはりこれだな。」
ウィゾルは右手により大きなエネルギーを集め、
その右手を振るうと、複数の光球が一気に出てきた。
ウィゾル「クライシスボウル・G!!!」
その複数の光球が全てのカメに命中。数が同じだった。
カメたち「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
カメたちは全員、爆発で死んでしまった。
ウィゾル「・・・・ここにも雑魚が多いな。さて、
もっとマシな奴を探すか。例の熊と鳥とか。」
ウィゾルはそう言って、どこかへ歩き出す。
そして、別の場所で1匹のワニが大慌てで、
複数のワニたちのところに来て、声をかける。
ワニA「大変だあああぁぁぁぁ!!!」
ワニB「どうしたんだ?」
ワニA「この沼にデスブラザーが来たんだってよ!!」
ワニC「何っ!?デスブラザー!!?あの、
世界で一番最悪最恐の熊と鳥のコンビがか!?」
ワニB「だとしたら、大変な事になっぞ!!!」
ワニA「他の仲間が必死になって探しているんだが・・・!」
謎の声「俺たちも探しているんだぜ?」
ワニC「っ!?」 ワニA「誰だ!!?」
ワニたちは別の声を聞いて、動揺する。
ワニA「っ!?て、てめーは!!」
そして、ワニたちは一斉に東の方を見る。そこに、
グランティ第7特命隊の怪人、ビーラゴスがいた。
ビーラゴス「やァ。そのデスブラザーがどうかしたんだぃ?」
ワニA「お、お前・・・!誰なんだ!?」
ビーラゴス「俺?俺はね、カエル族と同盟している、
グランティのビーラゴスってもんさ。よろしく。」
ワニB「グランティ!?カエル族と絡んでると言う、
連中の事か!?やっちまえ!!!」
ワニたち「グォアアアアアアァァァァァァ!!!!!」
多くのワニたちがビーラゴスに襲いかかろうと跳び出す。
ビーラゴス「良いのか?俺は強いぞォ・・・・!
ザアアアアアアァァァァァァァァッ!!!!」
ビーラゴスの口から透けている黒い液体を吐き出す。
多くのワニたちはその液体を浴びて、急に苦しむ。これによって、
ビーラゴスに近づけずに倒れ込む。
ワニたち「うああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!!」
ワニA「な、何だ!?こりゃあぁぁ・・・・!」
ワニB「く、苦しいいいぃぃぃ・・・・!!」
ビーラゴス「ゆっくり痛がって溶けるんだな。
はっはっはっは!!」
ビーラゴスがワニたちから離れて去る。すると、
ワニたちの身体がみるみる溶けていき、骨になってしまう。
ワニ族の住み処の近くにある木々の中で、
バンジョーとカズーイが隠れている。どうやら、
ワニたちの警戒から逃れているそうだ。
ワニA「あの熊と鳥はいたか!?」 ワニB「いや、駄目だ!!」
ワニC「もっとくまなく探す!!!」
多くのワニがバンジョーとカズーイを探しているが、
なかなか見つからない。だが、それは時間の問題である。
カズーイ「あたいたちの事をまだ探してるみたいね・・・・!」
バンジョー「でも、
マンボは僕らを助ける方法を探すと言ってた。
でも、どうやって助けるんだろう・・・・。」
カズーイ「・・・あたいは信じられないわ。と言うか、
あの骸骨。何だか胡散臭いと思ったのよね・・・・。」
バンジョー「そんな事言うなよ。マンボまうんてんの時で、
助けてくれたんじゃないか。今回だってきっと・・・・。」
カズーイ「わかんないわよ?
いつまでも味方じゃ限らないって事もあるし。」
その時、二人を探しているワニたちのところへ、
別のワニが走って来て叫ぶ。
別のワニ「大変だ!!
グランティと言う連中が各地で暴れてるぞ!!!」
ワニC「何だと!?」 ワニD「そりゃ大変だ!!」
ワニA「さっそく皆に知らせねば!!!」
こうして、多くのワニたちが住み処の方に移動して、
バンジョーとカズーイは木々の中から出た。
バンジョー「グランティがこの沼で何かしでかす気か・・・!」
カズーイ「早く奴らを倒しにいかなきゃ・・・・!!」
マンボの声「そのために、マンボの力、借りると良い。」
バンジョーとカズーイ「・・・・・っ!!?」
マンボの声を聞いた二人は右の方を見る。
そこに、マンボがいた。
バンジョーとカズーイ「マンボ!!!!」
マンボ「早く、クロコタスの隠れ家、行こう。」
バンジョー「え・・・・!?」
マンボに見つかったバンジョーとカズーイは彼の案内で、
クロコタスの家に入った。そこには、5匹のクロコタスはもちろん、
テル&ミル、アシナガまでもいた。
バンジョー「・・・・ここ、本当にワニたちに見つからないかな?」
ミドリ「本当だよ。
この場所を僕ら以外は絶対に見つからないし、
誰にも知られる事はないと思うよ!仮に見つかったとしても、
僕らが君たちを隠してあげるよ。」
テル「まさか、生きていたとはな。」
ミル「ワニ族って敵には容赦しないし、おっかないもんね。」
アシナガ「まあ、無事で何よりだぜ!」
カズーイ「それで、あたいたちをどうする気なのよ?骸骨!」
マンボ「ふむ。この前、マンボ、
お前たちにどんな魔法を、かけたかわかるか?」
バンジョー「えーっと・・・・。多分、シロアリに変えたっけ?」
カズーイ「あたいはリュックに変えられたけど、
何か関係あるの?」
マンボ「今にわかる。これから、
お前たちにマジックをかける。」
バンジョー「それで、僕たちを助けてくれるんだね?」
マンボ「今すぐ発動する。じっとしてろ・・・。
それでは、マンボマジックスタート。」
マンボはステッキの先端の髑髏を光り、
何かを唱えながらそれを振り回していた。
マンボ「インガボンガインガボンガ・・・・ホンバハホホンバハホ・・・。」
そして、マンボはステッキをバンジョーの前に突き出した。
マンボ「マンボ・マジック・メタモルフォーゼ!!!!!」
魔法を受けたバンジョーはいきなり光となり、姿が変わる。
つづく
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