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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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福崎はパソコンでネットを楽しんでいるらしいが、

どうやら不機嫌らしい。実は、福崎の脳内では、

様々ないじめっこの言葉が浮かんでいるのだ。

それで、イライラしているのだ。

福崎「くっそぉ・・・!!うるっせェなあぁぁ・・・!!」

その時であった。福崎のパソコンが突然、エラーで切れてしまった。

これを福崎は、いじめっこの呪いだと思って怒って暴れる。

福崎「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

せっかく、良いサイトを見つかったのにいいいぃぃぃぃぃ!!!」

その時、福崎の父と母が出てきた。それも、物凄い怒りで。

これを見た福崎は急に怯え、両親は容赦なく殴ったり蹴ったりする。

福崎の父「てめェがいつもこうだから、

俺らは金に困ってんだよ!!

せっかく、お前のために生活費が凄く減ってるんのに、

調子にのりやがって!!!」

福崎の母「あんたは疫病神よ!!あんたのせいで、

私たちはいつも苦労しているのよ!!出て行け!!!」

福崎「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

福崎はギャン泣きしながら、家から出て行ってしまった。


そして、現在。福崎は灰間にこう言う。

福崎「・・・・パソコン。やらせてよ。」

灰間「ん?良いけど。じゃ、俺はここで寝るよ。母親に、

気づかれたくなけりゃ、急いで寝る事だな。」

灰間はベッドで寝て、福崎はパソコンのネットを遊んだ。

ネットでは、人間の醜い部分に関するサイトが載っていた。


次の日。秋田学園のクラスで、灰間は授業をしていた。

その時。ペンダントが光る。

灰間「(何っ!?福崎の奴が複数の上級生に襲われている?

ヤバイな。早く助けねェと、

俺の正体がバレちまう。)先生、ちょっとトイレ・・・。」

灰間はすぐに立ち、すぐに走った。

野口「・・・・灰間君?」


人気のない廊下で、複数の上級生が福崎に近づいていた。

福崎「ひ、ひいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

男の上級生「お前。良い気なりすぎ。存在しなくても良くね?」

女の上級生「そうよね。あんたなんか死ねば良いのに。」

灰間の声「死ぬのはお前らの方だな。」 上級生たち「っ!?」

上級生たちは後ろに灰間がいる事に気づき、驚く。

灰間「福崎に手を出したら、俺がぶっ飛ばす。」

男の上級生「み、ミラクルマンだ!これはヤバイ。行くぞ。皆。」

上級生たちは灰間を恐れ、一斉に逃げ出した。

福崎「は、ははははは・・・・!!あ、ありがとう。灰間君。

何とか痛めつけられずに済んだよ。

やはり、持つべきは友だな!あははは!!」

灰間(友じゃなくて、奴隷だがな・・・。こんな奴の奴隷に俺はなっちまったか。

奴隷って、すっげー忙しくて辛い事だな。うん。)


そして、学園の時間が終わり、灰間は自分の家に帰った。福崎と共に。

福崎はパソコンのネットを遊び続けた。

灰間「で?いつまで俺の家に居続ける気だ?」

福崎「知らないよ。」

灰間「俺も一応、パソコンのネットで遊びたいんだが。」

福崎「ネット喫茶にでも行けば良いだろ?お前、金あるだろ?

あと、ジュースかお菓子買って来い。コーラとポテチ。」

灰間「わかったよ。確かに俺の金は一応、多くあるしな。」


灰間は家から出て、コンビニに近づく。

その時、バルシーバーが鳴り出す。

灰間「っ!?こちら、灰間・・・!」

日下部の声『大変よ!!

人間を連れ浚うローブの男を見たと言う情報が入ったわ!!』

灰間「何だと・・・・・!?ちょっと待ってくれ!!」

灰間はシーバーを切る。だが、すぐにBAR基地へ行く事はできない。

灰間「すまん・・・・!今は福崎の命令が先だ!!」


そして、灰間はコーラとポテチを買い、無事に福崎に届けた。

福崎「ううぅぅぅん!!美味い!!やはり、これに限るよなァ!!

この前はいじめっこ共が、家に帰って食べたり飲んだりしようとした物を、

奪ったもんなァ。自力で持っていくのはよくないな!特に、

いじめられ体質を持ってる奴は。」

福崎は元気そうに語っているように言う。

灰間(人の事は言えんな・・・。けど、そろそろBARに行かなきゃ。)

福崎「・・・っ!?ちょっと待て!」

灰間「ん?何だよ・・・?」

福崎「これ、意味わかんねーけど、教えてくれね?」

福崎はネットの画面の方に指をさす。どうやら、福崎にとって、

理解できない文が多くあるらしい。

灰間「ん?ああ。これね・・・。(ぐ・・・っ!!)」

灰間はBARへ行きたいが、

福崎の命令に優先しなければならないため、早くは行けない。

灰間はBAR隊員より福崎の奴隷の方になる運命なのだ。


BAR基地では、隊員たちがスクリーンを見ていた。スクリーンには、

町で人間を浚う黒いローブの男がいた。

大神「これが、昨夜、目撃者が密かにとった写真じゃき。

きっと、こいつが、

人間を水のない惑星に連れて行って、ジャミラに変えたんだと思う。」

上川「こいつがいる限り、新たなジャミラが次々と現れる事ですね。」

叶野「奴を仕留めれば、事件は終わるか・・・。」

日下部「それにしても、灰間は何をやっているのかしら!?

昨日もあんなに遅かった。何かがあるんだわ。きっと・・・!

もし、くだらない事だったら、容赦しないんだから!」

叶野「そうだな。最近の灰間はまるでサボっているような気がする。

もしや、他の人間のパシリになったとかではあるまいだろうか?」

上川「もし、そんなパシリをする奴がいたら、

やっつけて灰間君を助けなきゃ!」

大神「灰間隊員の事は心配ない。それより、このローブの男を、

捜索し、駆除する事が先決だ。

何故なら、このローブの男は魔族じゃけェの。」

日下部「確かに、このローブの男。ジキルと全く同じ衣装ですよね。

もしかして、新しいジキルですか!?こいつは・・・!」

大神「詳しくは知らないが、とりあえず犯人は魔族だ。」

その時、緒川が走って来て、隊員たちに報告する。

緒川「大変です!!先日にジャミラを送り込んだカプセルが、

3つも落下して来ました!!

ポイント52、ポイントE108、ポイントGF49です!!」

上川「魔族め・・・!あんなに人間を浚っていたなんて・・・!!」

大神「出撃じゃ!!上川と叶野はポイントE108、日下部はポイント52、

ポイントGF49は、特殊部隊に任せる!!!」


街に落ちたカプセルからジャミラが現れた。ジャミラは口から火炎を吐いて、

近くにいる複数の人たちを焼き殺していた。

ジャミラ「ウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」

このジャミラも元々人間であったが、

魔族に変貌されたのは身体だけではなく、

心までも魔獣に変貌させられてしまったのだ。

もはや、ジャミラにされた者は、

魔族の命令だけで動く殺しの奴隷となってしまうのだ。

ジャミラ「ウウウウウウゥゥゥッ」

ジャミラは近くの人たちを殴ったり蹴ったりで襲い続ける。

それを、とあるビルの屋上から見る者がいた。その者は、

スクリーンの映像で姿を見せた黒いローブの男であった。

黒いボールの男「はっはっはっはっはっは!!暴れろ!!暴れろ!!

我が奴隷、ジャミラよ!お前の同類である人間たちを殺せ!!

人間が人間を殺す・・・!この展開が好きな俺にとっては、

この上なき快楽だァ!!ははははははははは!!!」

黒いローブの男はジャンプして、どこかへ去った。

暴れるジャミラの近くに、上川と叶野が走って来た。

叶野「上川・・・。わかっているな!?」

上川「はい。覚悟はできています・・・!」

叶野と上川はバルガンを連射して、ジャミラを攻撃した。


一方、灰間は今でも福崎の側にいた。

灰間(今すぐBARとして働きてーが、いつ福崎の命令が出るか、

わかんねェ。他の都合より主の命令。こいつが奴隷か・・・。

奴隷に他の都合に走る権利なんてねーらしいな。

でも、俺がBARとして、

戦わねーと・・・・!日下部たちは一体、どうしているんだ?)

福崎「・・・・・このフリーゲーム。遊びたいけど、

ダウンロードして良い?」

灰間「ああ。良いけど。」

福崎「この後の事は大体知ってると思うけど、

適当にやるかも知れないから、ごめんね。

・・・それより、お前もパソコンをやりたい?」

灰間「・・・パソコンなら喫茶に行って遊ぶ事にするよ。」

福崎「じゃ、勝手に行けば、しばらくお前に命令せずに、

ゲームで遊ぶから。」

灰間「・・・・わかった。そうするよ。」


家から出た灰間はさっそくBAR基地へ向かおうと走る。

灰間「こいつはチャンスだぜ・・・!今なら、BARの隊員になれる!!

まるで、奴隷から解放された気分だ。一時的だがよ。」

その時、女性の悲鳴が聞こえ始める。

女性の声「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

灰間「・・・・っ!?悲鳴・・・!こっちか!!」

灰間は悲鳴が出た場所へ向かう。そこでは、

あの黒いローブの男が一人の女性を無理やり浚おうとしていた。

女性「は、放してえええぇぇっ!!!」

黒いローブの男「がははははははは!!

お前も我が奴隷になるのだ!!むっ!?」

灰間「そこまでだ!!魔族!!おらああぁぁぁっ!!!」

灰間はジャンプして、空中キックで黒いローブの男を攻撃する。

黒いローブの男は倒れ、女性は解放される。

黒いローブの男「ぐあああぁぁぁっ!?」

灰間「早く逃げて・・・!」 女性「あ、ありがとう・・・。」

黒いローブの男「ああっ!!せっかくの奴隷としての素材が・・・!!」

つづく

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大神「こんなに遅く来るとは、一体どうかしたんかぃ?」

灰間「・・・・それが色々とありましてね。」

日下部「色々って・・・。しっかりなさいよ。

軍人にとって時間は大切なものよ!?」

灰間「わりぃわりぃ。・・・っ!?ところで、こいつは・・・。」

灰間は倒れている怪物もといジャミラの姿に気づく。

上川「この怪物はジャミラと同じタイプ。いわば、元人間だよ。」

叶野「このジャミラになった人間の事だが、

その詳細は全く掴めていない。60年代の時と同じ被害者であるとは、

限らないかそうでないか。詳しくはデータで分析中だ。」

灰間「そっか・・・・。むっ!?」

灰間のペンダントが光る。ペンダントが灰間に何かを教える。

灰間(何っ!?このジャミラっぽい奴は変身させられたってのか!?

しかも、このジャミラと言う怪獣も実は・・・・・!!)

その時、緒川が慌てて走って来て、大神たちに報告する。

緒川「大変です!!分析の結果、意外な事が判明しました!!

このジャミラと同じタイプの怪物には、魔獣反応が含まれています!!!」

大神「何じゃと!!?」 隊員たちは緒川の言葉で驚く。

日下部「まさか・・・!ジャミラと同じタイプの魔獣だって言うの!?」

緒川「ええ。そして、

数分前に宇宙パトロール隊から新たな情報も得ましたが、

あの宇宙飛行士ジャミラが漂流した水のない惑星に存在する、

異常なエネルギーの中に魔獣と、

同じエネルギーも含まれているとの事です!!!」

上川「まさか・・・!ジャミラは怪獣ではなく、魔獣だって言うの!?」

緒川「情報が正しければ、恐らくそうかと思われます・・・!しかも、

今回ジャミラと同じ怪物にされた人間の詳細ですが、彼は、

宇宙飛行士ではなく、普通の善良なサラリーマンでした。」

大神「普通の人間が水のない惑星に行って、

ジャミラになったと言うのか!?」

灰間「・・・・っ!そうか。これも魔族の仕業ですよ!魔族は、

人間を水のない惑星に連れて行って、

その人間を魔獣ジャミラに変えたんです!!」

日下部「確かに、魔獣ならやってしまいそうね・・・・!できるなら、

私は人間を殺したくないわ。それを・・・魔族め!」

大神「日下部。その気持ちはわしや叶野たちも同じじゃ。

魔族は次に、人間を魔獣にして、その魔獣にされた人間を、

人質にしようと言う作戦を実行したか・・・!もし、そうだとすれば、

魔族は新たなジャミラを増やし続ける事だろう。

じゃが、我々は負けん!」

上川「もしかして、ジャミラにされた人間を倒すつもりですか!?」

大神「地球を守るためには、それしかなかろう。悔しいんじゃ。

悔しいが、倒すしかないんだ・・・・!魔族から地球を守るために。」

大神は震えていた。怒りと悲しみに震えていた。

日下部「大神隊長・・・・。」 日下部たちも悲しそうになる。

灰間(やはり、ジャミラは魔獣だったのか。

それも、魔族の地球攻撃用の奴隷・・・。

まさか、あの60年代に現れたジャミラも・・・。

いや、それはまだわかんねーか。)

その時、警報が鳴り始めた。事件発生の合図だ。

大神「これは・・・!何か事件じゃ!!」

大神たちは司令室に戻る。上川がモニターを映す。

そのモニターの画面では、街の中央で落ちたカプセルから現れた、

別のジャミラが口からの火炎を吐いていた。

日下部「じゃ、ジャミラ・・・・!!」

灰間「魔族の野郎・・・!次の人間を次のジャミラにしやがったな!?」

大神「出動じゃ!!ジャミラを倒すんど!!」

隊員たち「りょ、了解!!!」


夜の街では、人間と同じ大きさのジャミラが火炎を吐いて、

辺りを火の海にしていた。

ジャミラ「ウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」

そこに、バルターボが来て、

そこから灰間、日下部、上川、叶野が走って来た。

4人はジャミラの前でバルガンを構える。

だが、上川は悲しそうに震えている。

上川「・・・ほ、本当に撃っても良いのかな。同じ人間を・・・。」

日下部「何を言ってるの!?悔しいけど、

彼は人間から魔獣になったのですよ・・・!」

上川「けど、元々人間なんでしょ!?僕にはとても撃てない・・・!」

灰間「そうだよな。こいつも、

魔族の奴隷にされて、悪意を持ってるワケじゃねーし。

けど、ジャミラにされた人間を救う術は何もねェ。

こいつは悲しいぜ・・・!」

叶野「ならば倒すまで、せめて悪行を成す前に、

安らかな天国へ昇天させる。

そう思って、地球を守ろうとすれば良い!!」

叶野はそう言って、バルガンの銃弾を連射。

これを受けたジャミラは痛がる。

ジャミラ「ウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」

上川と日下部「・・・・・っ!!」 灰間「悪ィな・・・。」

続いて、上川や日下部、灰間もバルガンの銃弾を連射。

ジャミラ「ウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ」

無数の銃弾を浴び続けたジャミラは力尽き、倒れて死んだ。

日下部「ごめんね・・・。天国に行けると良いわね。」

上川「処理班。できるだけ、丁寧に葬ってください・・・。」

灰間(ジャミラ・・・。魔族の奴隷か・・・。考えてみれば、

俺。ジャミラの気持ちがわかる気がするぜ・・・。

俺も福崎の奴隷なんだよな。色んな意味でよ。)


そして、数時間後、自分の家に帰って来た灰間。その時。

灰間「ふぅ・・・。って、何ィ!!?」

灰間は驚いた。自分の部屋に、福崎がいた事に。

福崎は何故か顔に傷が付いて、

少しだけ涙が出ていて、不機嫌であった。

灰間「ふ、福崎・・・・!?お前、何で俺の部屋に・・・!?」

福崎「悪いけど、親と喧嘩して家を追い出された。よって、

今日からお前の家に住む事にした・・・。」

灰間「お、お前・・・!俺の母さんから許可もらったのかよ!?」

福崎「もらってねェよ。っつーか、怖くて、会っていない。

こっそり入らせてもらったわ。」

灰間「こっそりとかよ・・・。もし、見つかったら・・・。」

焦って言う灰間だが、福崎が思い切り灰間の胸ぐらを掴む。

福崎「いちいち文句言ってんじゃねーよ・・・・!俺だって、

好きでこんな事をしたくねェ。でも、しょうがねーんだよ。

追い出されて他に寝れる場所なんてないんだよ・・・・!

これ以上言うと、てめェの正体をバラすぞ!」

福崎は泣きながら怒って、言う。

灰間「わ、わかったよ・・・。お前が気が済むまでそうしてろ。

予備の布団、貸してやるよ。それでゆっくり寝れるハズだ。」

灰間は押入れから別の布団を出す。その間に、福崎が呟く。

福崎「あのクソ大人・・・。偽善者共め・・・!」


これは数分前、福崎が自分の家にいた頃の話である。

つづく

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だが、あのクラッシャーの戦士たち、エゥーラ部隊も、

ここにいるのだ。もし、下手して、

バンジョーとカズーイがこの村から出ようとしたら、

必ずクラッシャーの戦士たちに見つかるだろう。

バンジョーはこれを恐れて、動く事さえできないのだ。

クラッシャーの戦士A「いやぁ。この村は良いなァ。

皆、俺らの事を悪人だと思わず、歓迎しちゃうし。」

クラッシャーの戦士B「それに、武器屋もあるし、食料もわんさか。

戦力も強化!感謝の印として、この村を守ってやらなきゃ。」

クラッシャーの戦士C「けど、聞いたかや?例のデスブラザーが、

この聖なる雪山に現れたってよ!」

クラッシャーの戦士A「マジかしら!?だとしたら、不味いな。」

クラッシャーの戦士B「心配する事ァない。

俺たちにはエゥーラさんがついている。」

クラッシャーの戦士C「そうだよな。デスブラザーなんぞ、

エゥーラさんとセイリーの活躍でくたばれってもんだぃ!!」

クラッシャーの戦士たち「はははははははははははは!!!」

戦士たちは愉快に笑った。これをカズサは静かに見ていた。

カズサ(これが噂の武装組織・クラッシャー。以外に、

良い人が多いわね。そうだ!早く倉庫に入ったアレを・・・!)

カズサは何かを持っていながら、走っていった。


カズサの家の中では、バンジョーとカズーイは今でもベッドの上にいた。

バンジョー「ところで、あの緑色のジンジョーはどうしているんだろ?」

カズーイ「そうねェ。カズサもどうしているのかしら?」

バンジョー「じゃ、確かめてみようか。」

カズーイ「あんた。もう立てる?」

カズーイがそう聞くと、バンジョーはベッドから離れ、立ち上がる。

バンジョー「うん!問題ないと思う。怪我は治った。」

カズーイ「あたいも十分、元気になったわ!」

バンジョー「でも、クラッシャーの皆さんに気づかれず、

どうやってこの村から出るか・・・・だね。」

カズーイ「ええ。あのクラッシャーは・・・・。」

カズサ「クラッシャーが何ですって?」

その時、カズサが既に来たため、バンジョーとカズーイは驚く。

バンジョー「わわっ!!もう来てたんですか!?」

カズサ「ええ。これを見てくれるかしら?」

カズサは両手に持ってる何かをバンジョーとカズーイに見せる。

カズーイ「こ、これは・・・・!?」

カズサが持っているのは、クリスマスでサンタから子供がよくもらう、

クリスマスプレゼントの箱であった。箱の色は緑色でリボンが黄色である。

しかも、そのプレゼントには、両目が付いてあった。

バンジョー「クリスマスプレゼント・・・・!?」

カズサ「ええ。あなたたちを助ける前に散歩していて、

偶然、見つかったの。念のため、倉庫の中に入れたけど・・・。

それに、このプレゼント。何かとぶつぶつ言ってるのよ?」

そして、カズサの持っているプレゼントが急に喋り出す。

プレゼント「僕は素敵なプレゼント!泣き虫な小熊に渡してよ!!」

カズーイ「プレゼントが喋った!

まあ、目があるから不思議じゃないわね。」

バンジョー「・・・っ!?待てよ!もしかして、これが、

白熊の子供たちが欲しがったプレゼントでは・・・!?」

プレゼント「そうなんだ。僕は白熊ボギーの息子たちのために、

作られたんだ。だから、僕はその息子たちの元へ行きたいんだ。」

カズーイ「そっか!ついに見つけたわ!一つ目のプレゼントが!!」

バンジョー「うん!残りは二つだね。」

カズサ「あなたたち。ボギーと言う白熊とは知り合いなの?」

バンジョー「いや・・・。ボギーと言う白熊には会ってないんだけど・・・。」

カズーイ「その子供たちがプレゼントを欲しがっていてね。でも、

そのボギーって親父が行方不明になって、あたいたちが代わりに、

プレゼントを探そうってワケよ。それが一つだけ見つかるなんてね。」

カズサ「そう・・・・。でも、不思議ね。グランティの連中に、

奪われてないプレゼントがまだあったなんて・・・。」

バンジョー「グランティ!?一体、何かあったのですか!?」

バンジョーとカズーイはグランティと聞いて、少し怒りそうになる。

カズサ「・・・真実かどうかわからないけど、グランティの奴ら、

どうやらプレゼント工場を制圧し、

その工場を自分たちの基地にしたそうよ。」

カズーイ「何ですって!!?

プレゼント工場って、プレゼントを造るところなんでしょ?」

カズサ「ええ。連中はそのプレゼントのほとんどを、

自分たちの物にしてしまっているわ。そのせいで、

私たちこの山の住人たちは、プレゼントをもらう事ができないわ。

自警団の皆さんが倒そうとしたけど、

奴らの戦力に敵わず全滅してしまった・・・。

でも、クラッシャーの皆さんなら、きっと何とかしてくれるかも・・・。」


カズーイ「そうね・・・。そのプレゼント工場へ向かい、

グランティの連中を倒せば良いのね!?」

バンジョー「けど、その前にクラッシャーの皆に気づかれないように、

うまく隠れながら移動しないと・・・。カズサさん。

僕たち、クラッシャーに命を狙われていると思うんです。」

カズーイ「どうやら、クラッシャーの奴ら。

あたいたちをデスブラザーだと思って、

狙っているのよね。あたいたちはそうじゃないって言うのに。

特にエゥーラって奴。圧倒的にあたいたちを攻撃しまくって・・・!」

カズーイはエゥーラとの戦いの事を思い出して、苛立つ。

カズサ「そうね・・・。何とか考えておくわ。クラッシャーに気づかれずに、

あなたたちがこの村から出られる方法を。

その前に、ベッドの中に隠れた方が良い。

クラッシャーの皆さんがこの家に入ってくると思うから。」

バンジョー「・・・・そうだね。お願いします。グランティを倒す事はもちろん、

このプレゼントを白熊の子供に渡すために・・・!」

カズーイ「せっかく回復して元気いっぱいになったのに、

残念だわ。暴れられなくて。」

バンジョー(けど、必ずこのプレゼントを届けなきゃ。そして、

あのボギーと言う白熊も探さないと。

今回の冒険はかなり長そうだ・・・!)


そして、ついにエゥーラとセイリーは、カズサたちの村に来た。

エゥーラ「しかし、この村。本当に平和そうだな。

俺たちクラッシャーと仲良くなっちまいそうな感じで。」

セイリー「ですが、本当に平和ではないと思います。」

セイリーの言う事は本当であった。よく見れば、

泣いている子供がそれぞれの場所で数人いるそうだ。

セイリー「どうやら、泣いている子供たちは、

プレゼントがもらえないと言う事で悲しんでおられますわ。」

セイリーがそう言うと、少し悲しそうになる。

エゥーラ「そうだな。噂では、グランティの第12番特殊部隊が、

プレゼント工場を制圧しているそうだからな。部隊のボスが、

そのプレゼント全てを独り占めしているだろう。まあ、

奴らは特命隊のような強豪共とは違い、大した事はないがな。」

セイリー「そうですね。あの悪党共は倒さなければ・・・!」

エゥーラ「だが、今日は休もう。作戦は次の日にやれば良い。」


デスブラザーとヘルシスターは、まだテルとミルのコンビと戦っていた。

テル「てりゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

テルは右手の拳を光らせ、

強烈なパンチをデスブラザーにぶつける。だが。

デスブラザーとヘルシスター「とんぼがえりジャンプ!!!!!」

デスブラザーとヘルシスターはとんぼがえりジャンプで避けた。

物凄いスピードで一気に離れたところへと着地する。

ヘルシスター「ゆくぞ!!」 デスブラザーが素早く跳ぶ。そして。

デスブラザーとヘルシスター「くちばしアタック!!!!!」

デスブラザーとヘルシスターのくちばしアタックを、

テルとミルは直接受けてしまい、吹き飛んだ。

テルとミル「うあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!??」

ボトルズ「二人とも!!」 マンボ「ぐ・・・・っ!!」

テルとミルは倒れ、ゆっくりと立とうとしながら呟く。

ミル「い、今の・・・!速過ぎて、避け切れなかったわ・・・!」

テル「今までのはやはり、本気ではないそうだな・・・・!!」

デスブラザー「ククククク・・・・!!今のが俺たちの本気だ。」

ヘルシスター「お前たちはもう終わりだ。」

ミル「いいえ!!終わるのはお前たちよ!!

本気の勝負なら負けないわ!!」

ミルはジャンプし、デスブラザーに近づいた。

ミル「くらいなさい!!ええええぇぇぇぇい!!!」

ミルは今までより強い光のエネルギーを包んで手刀で斬りかかる。

その時。

ヘルシスター「・・・・・・っ!!」

ヘルシスターが嘴でミルの手刀を受け流した。

ミル「な・・・・っ!?」 ミルはこれに驚く。さらに。

ヘルシスター「キキツキアタック!!!!!」

ヘルシスターがキキツキアタックでミルの身体を連続で突いた。

ミル「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ミルはヘルシスターの攻撃で倒れる。

プルレス「ミルさん!!!!」 テル「おのれえええぇぇぇぇ!!!!」

テルがデスブラザーに向かって走る。その時。

デスブラザー「ローリングタアック!!!!!」

デスブラザーはローリングアタックでテルを攻撃する。

テル「ぐあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

テルは強烈な打撃で倒れてしまう。

デスブラザー「ふははははははは・・・・!!所詮は人間。

俺たちの必殺技に耐えられる人間などいやしないのだ・・・!」

デスブラザーはそう言って、ミルの頭を掴み、彼女を持ち上げる。

ミル「は、放して・・・・っ!ぅあ!!?」

デスブラザーはミルをテルのところへ思い切り投げる。

テル「み、ミル・・・・!」

ミル「す、凄い痛みで・・・。う、うまく動けない・・・!」

テル「くそ・・・!もう戦う力が全てなくなったと言うのか・・・!?」

デスブラザー「さァ!!こいつでトドメといこうか!!!」

ヘルシスター「ショックジャンプ!!!!!」

ヘルシスターはショックジャンプで空高くジャンプした。

そして、デスブラザーとヘルシスターは、

倒れているテルとミルの真上に移動する。

つづく

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福崎はこれを使って、灰間を奴隷にしたのだ。

もし、灰間がその福崎言う事を聞かなかった場合、

福崎が灰間がティアーズである事を、

多くの人々に知らせてしまうのである。

福崎「はぁ・・・。ほら、また来た。」

二人は立ち止まり、目の前には、3人の高校生がいた。

高校生A「おい。福崎。・・・ん?」

高校生B「何だ?お前。何で福崎なんかと一緒にいるんだ?」

灰間「悪いね。俺、こいつのボディガードになってるんだ。

お前ら。何で、こいつをいじめてんだ?」

高校生C「は?お前がそれを知る必要がある?」

福崎「ちっ!相変わらず・・・!俺にも理由を教えず、

勝手にいじめる・・・!でも、もうその必要はないよ。今日から、

俺を守ってくれる奴が来たんだ。もうお前らなんか怖くない・・・!」

灰間「・・・・と言うワケだ。福崎をいじめる前に、俺を倒してみる事だ。」

高校生A「ちっ!!中学生ごときが偉そうな事を!!かかれ!!」

3人の高校生が灰間と福崎に襲いかかる。

灰間「ふん!!でぃ!!たぁ!!」

灰間はそれぞれ一人の高校生に1発のパンチを打ち込む。

高校生たち「うわああぁぁぁぁ!!!」

3人の高校生は倒れた。これを見た福崎は大いに喜ぶ。

福崎「よっしゃあああぁぁぁ!!どうだ!?俺の勝ちだ!!

いじめっこ共!!今まで散々、

俺様をいじめた罰だよ!!ひゃははは!!!」

福崎は一人の高校生を何度も踏みつけた。

灰間(・・・もうこんないじめっこ共、二度と現れねーと良いけど・・・。)


一方、日下部はカプセルから出た怪物の様子を見ていた。その時。

怪物「ウウウウウウウウゥゥゥゥッ」

怪物は口から火炎を吐いた。

これを見た人々はさらに恐怖し、悲鳴をあげる。

その火炎はまだ一人も浴びていないが。

日下部「か、火炎を吐きました!!」

大神の声『もはや人ではないと見えるけ!!

被害が出る前に、麻酔弾を使え!!』

日下部「はいっ!!」

日下部はバルガンから麻酔弾を発射。怪物はその弾を受けて、倒れる。

怪物「ウウウウゥゥゥゥッ」 日下部「せ、成功です・・・。」

大神の声『よし。そのままBAR基地へ運べ。詳しく研究してみよう。』


灰間と福崎は、ある民家の前に来た。随分と貧しそうな感じだ。

福崎「ここが俺の家だ。」

灰間「それで、ここで俺に何をして欲しい?」

福崎「いや。もう良い。家の中は安心だ。まあ、

親が酷くなけりゃ良いけど・・・・。あと、一つ言っておく。

学園に行く前はまずはこの俺んちに来て、俺を迎えに来い。良いな?」

灰間「わかったよ。じゃ、また会おうな。」

灰間は走り、福崎のところから去った。


日下部は処理班に倒した怪物をBAR基地に運ばせ、

緒川たち科学者たちに研究をさせていた。

怪物は今でも眠っていて、カプセルの中で、

身体中をコードに付けられている。

大神「これがカプセルから出た怪物か・・・。」

緒川「怪物から確かに、人間と同じ生体反応とエネルギーがあります。

まるで、人間が怪物になったみたいだ・・・・。」

上川「・・・・っ!?よく見れば、この怪物・・・。ジャミラと似ている!!」

大神「ジャミラだと!?あの被害者の事か・・・!?」

叶野「被害者とは・・・。どう言うワケです?」

大神「ふむ。

諸君は60年代で出現したジャミラと言う怪獣を知っているだろう。

そのジャミラは、実は一人の人間だったんじゃ。」

日下部「えっ!?あ、あの怪獣は・・・元人間だったのですか!?」

隊員たちは怪獣であるジャミラが元人間である事に驚く。

大神「宇宙飛行士だったジャミラは、

事故によって水のない惑星に不時着し、

その惑星の環境に適応して体が変異し、あの姿となったんじゃ。

それで、彼は怪獣となってしまい、人間を襲っていたんだ。だが、

そのジャミラと全く同じ姿を持つ奴が現れたとは、少し驚いた・・・!」

上川「もしかして、

あの水のない惑星に来た人が他にもいたんじゃないでしょうか!?」

緒川「宇宙パトロール隊からの情報によれば、あの水のない惑星には、

強烈な異常変異エネルギーに満ちています。恐らく、

それが原因であるかと思われます。」

日下部「では、この怪物も、元宇宙飛行士なのかしら?」

緒川「その詳細も詳しく調べています。しばらくは・・・。」 

その時、灰間が入って来た。

灰間「すみません・・・!遅くなりました・・・。」

日下部「遅いわよ!!灰間!!!」

つづく

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BAR基地では、緒川が慌てて隊長に報告していた。

緒川「大変です!!ポイントF287で、

白いカプセルが落下して来たそうです!!」

大神「白いカプセルじゃと!?その中身は!?」

緒川「分析したデータによりますと、魔獣反応はなし!!

入っているのは、人間だそうです!!」

大神「もしや・・・!1週間前に蒸発した人間だと言うんか!?」

緒川「はい。実は、その1週間前、その蒸発した人間が、

白いカプセルに入り、

そのカプセルと共に消えたとの情報がありまして・・・。」

大神「何と・・・!白いカプセルは何故、

人間を浚い、人間を元のところへ帰したのだ!?」


白いカプセルが落下した場所では、多くの人が集まり、

日下部も一人調査で来た。シーバーで本部に連絡する。

日下部「こちら!日下部!!白いカプセルを発見しました!!

異常反応探知機により、カプセルの中から、

人間の生体反応があります!!」

大神の声『そうか・・・!では、このまま調査し続けろ!良えな!?』

日下部「はい!」 その時、一人の男の子が声を出す。

男の子「お兄ちゃんだ!!きっと、お兄ちゃんが帰って来たんだよ!!」

母親らしい女性「これ。まだ、そう決まったワケじゃないのよ。」

老人の男「いやいや。あれは、わしの孫娘やも知れんぞ!?」

その時、カプセルが開こうとし始める。これに驚く人々。

警察「ひ、開くぞ!?皆!!さがってください!!」

日下部「本当に人間だと嬉しいけど・・・・!」

BARや人々はカプセルから出るのは、人間だと思うだろう。

だが、それは違う。全く予想できない事態が今、発生する。

カプセルから現れたのは、まるで、顔と肩と首が合体し、

肌の色が鼠色に近い。これは、人間ではない。怪物だ。

怪物「ウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」

しかも、声が不気味な呻き声。

人々「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

男性A「ま、魔獣だあああぁぁぁぁ!!」

男性B「逃げろおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

日下部「そ、そんな・・・・!?人間じゃなかったの!!?」

日下部は棒型異常反応探知機を怪人の方に向ける。

日下部「せ、生体反応が人間だなんて・・・・!?

日下部より本部へ!!日下部より本部へ!!」

大神の声『どうした!?日下部!!』

日下部「カプセルから出たのは、人間ではなく怪物です!!

しかも、その怪物から人間の生体反応があるそうなんです!!!」

大神の声『な、何っ!!?』


上川「まさか・・・!人間じゃなくて怪物だなんて・・・。

もしかして、これも魔族の仕業なのか!?」

叶野「かも知れん・・・!しかし、灰間の奴!

こんな時に何をやっているんだ!?

既に学校の時間は終わってるのに・・・!!」

大神「恐らく、灰間には何かの都合があるじゃろう。

彼が必ず来てくれると思いながら、この状況を何とかするんじゃ!!」

上川、叶野、緒川「了解!!!」


ウルトラマンティアーズ   第37話・そぞれの奴隷

奴隷魔獣・ジャミラ
変貌魔獣・ジキル
登場


BAR基地では灰間が何故かいなかった。何故なら灰間は、

今、一人の少年である福崎と共にどこかへ歩くからだ。

灰間「家に帰るくらい、どうって事ないだろ?」

福崎「だって、そうするたびにいじめっこ共が、

いつも僕を迫害しに来るんだもん。これ以上、

こんな事が続くなんて、やだ・・・!」

灰間「それで、俺をボディガードに付けたと言うワケか。」

福崎「そうだよ。だから、しっかりと僕を守ってね?でないと、

どうなるかわかってるよね?ウルトラマンティアーズ。」

灰間「く・・・・・っ!」

福崎は灰間がティアーズである事を知っているのだ。

つづく

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