灰間「何だって!!?・・・では、また明日!!」
灰間は日下部と共にBAR基地へと向かった。
森下「翔ちゃんと日下部さん、
1年経ってから随分仲良くなったね。」
徳丸「うん。よく一緒に魔獣を戦ってたしね。」
野口「・・・・・・・っ。」
BAR基地の司令室に来た灰間と日下部。
大神「おお!!来たか!!」
灰間「隊長!!一体、どんな魔獣が来たのですか!?」
大神「モニターの方を見るんじゃ!!」
灰間と日下部はモニターの方を見る。大神を初め、
叶野、上川、緒川もモニターを見て、
険しい表情をしている。
そのモニターにはドス黒い闇に包まれた魔物がいた。
それを見た灰間のペンダントが光る。
灰間「・・・・っ!!こ、こいつわ・・・!?
魔獣・・・じゃねェ・・・・!!?」
大神「ワレ・・・!何者じゃぃ!!」
魔物『・・・・我ガ名ハダークロイア。
魔星デ生マレタ純悪ナル存在・・・!』
灰間「ダークロイアだと!?」
ダークロイア『ソウ・・・。
私ハ魔族デモ魔獣デモナイ。』
緒川「魔族でも魔獣でもない!?」
日下部「一体、何なのよ!!?」
ダークロイア『私ハ全テノ魔族ト魔獣ノ悪意ガ、
一ツトナッテ集マリ生マレタ、超悪魔デアル。』
叶野「超悪魔だと!?
魔族に新種の存在が現れたと言うのか!!?」
上川「悪魔って確か、
悪を象徴する超越的存在では・・・!?」
ダークロイア『ソノ通リ。私ハ魔族タチノ成シ遂ゲナカッタ、
地球侵略ヲ開始スルノダ。魔族タチノタメニナ・・・。
私ハ魔族タチノ負ノエネルギーヲ集メテ、
二ツノ守護魔獣ヲ生ミ出シタ。』
灰間「超悪魔だか超ガクマだか知らねェが、
俺たちは決して、
お前ら魔星からの侵略者などには負けない!!!」
そして、闇に包まれた魔物、ダークロイアが姿を表す。
手足がなく、
三角が逆さまになっているような姿をしていた。
その上部に顔があり、その顔では、頭に角が生え、
目が赤く、口には小さな牙が無数にあった。
胴体には8本の刃物が生えている。
大神「それがおどれのボディかぃ!!」
ダークロイア『私ハ二ツノ守護魔獣ヲ既ニ地球ニ送ッタ。
モハヤ地球ハ私ノ物トナッタダロウ・・・・。』
灰間「決めるな!!地球はまだ、
貴様らの物になったワケではない!!」
ダークロイア『ナラバ、倒ス事ダナ。
私ト守護魔獣全レヲ・・・。マア、無理カモ知レナイガネ・・・。
ハハハハハハハハハハ!!!』
そして、ダークロイアの映像が消えてしまった。
緒川「隊長!!東京都内で魔獣が現れました!!
半分が壊滅しているとの事です!!!」
大神「何!!?」
灰間「もしや、ダークロイアの仕業では!?」
大神「叶野、上川、日下部、灰間は、
バルワンダーDXで出撃せよ!!!」
隊員たち「了解!!!」
東京の街では、既に多くの建物が破壊され、
火の海となりつつあった。そこにいるのが、
ダークロイアの造り出した守護魔獣の1匹であった。
その魔獣は身体が青く、物凄く太い感じがいた。
顔が獣らしいが、目が一つだけで物凄く大きい。
その目に瞳が5つある。
手足がちゃんと生えてあるが、
肩にはそれぞれ3つの触手があった。身体には、
赤い点が無数に付いていた。尻尾が凄く長い。
青い魔獣「グオオオオォォォォォォォ!!!!!!」
その魔獣の口からは、多くの大人の魔族たちの、
醜い怒りの声が無数に出ていた。
この青い魔獣の名はエルミニア。
エルミニア「ヴアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
エルミニアは口から赤い光線を発射して、
多くのビルを破壊した。
エルミニア「ギオオオオオオォォォォォォ!!!!」
エルミニアは尻尾を振るい、
一つのビルは粉々にしてしまう。
エルミニアは魔族の負と共に暴れているのだ。
エルミニアが傍若無人に街を壊し尽くしているところに、
バルワンダーDXが飛んで来た。
灰間「あれがダークロイアの造った、
守護魔獣の1匹か・・・。」
日下部「攻撃します!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンで、
エルミニアを攻撃する。
だが、エルミニアには全く通じず、そのまま暴れ続ける。
エルミニア「ラアアアアアアアァァァァァァ!!!!!」
上川「通用していない!!?」
叶野「もう一度だ!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンで、
エルミニアを攻撃する。
すると、エルミニアがバルワンダーDXの方に向ける。
つづく
[0回]
PR