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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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杉浦「ふむ・・・・。その子は何でも、

いじめられっ子らしくて、友達もいなくてな。おまけに、

良い事もできずに迷惑ばかりかけてて、それで、

妹とその夫が怒って、その子を追い出していたんだ。

知り合いからの情報によれば、近くの学校の、

いじめっ子共が小さな子を暗いところへ閉じ込めたらしく、

きっとその小さな子が妹の子供かも知れん・・・・。」

上川「それで、その子はどうなったのですか・・・?」

杉浦「・・・・助けようとしてやったが、

死んでしまったそうじゃ。その時。見知らぬ男たちが、

その死体を持ち去ったそうなんじゃ・・・。」

上川「見知らぬ男たち・・・・っ!?」

杉浦「奴らの目的はわからんが、多分。

あの子の死を安らぐためかも知れん。もしかしたら、

宗教に関する連中だと思うな・・・・。」

上川(・・・・違う。違うと思う。もしかしたら、

その子の死体を運んだのは、魔族かも知れない。

だとすれば、あの魔獣の正体は・・・・っ!)


そして、BAR基地の司令室で大神を初め、

灰間、日下部、叶野が揃った。

大神「いよいよ、魔獣の迫る夜が近づいて来た。

空が暗くなると、どこかで奴が活動を始めるじゃろう。」

日下部「その前に魔獣の住み処などを探さないと!」

叶野「ですが、隊長。」

大神「何なら?」

叶野「上川がまだ来てませんが・・・・?」

大神「・・・・はぁ。何やっとんじゃ。あのガキ。

じゃが、今回の任務は時間が肝心じゃ。

遅刻した奴なんぞに、

構うヒマはないんど。さっそく、パトロールに向かい、

魔獣の出現に備えるんじゃ!!それと、魔獣の住み処を探し、

そこを一気に制圧するんど!!!」

隊員たち「了解!!!!!」


灰間はバルターボで、町を走っていた。この町には、

温泉から帰ろうと歩いている上川と杉浦がいたのだ。

灰間はその二人を見る。二人もバルターボに気づく。

上川「あっ。バルターボ・・・。ああっ!!」

上川はバルターボを見て、驚く。

まるで、何かに気づいたように。

杉浦「どうしたんだ?上川・・・・。」

そして、バルターボは二人の前に停まり、

窓から灰間の顔が出てくる。

灰間「何やってんですか!上川さん!!

もう任務は、始まってんスよ!?」

上川「い、いやぁ・・・。ごめんごめん;あの魔獣の事を、

考えてすっかり忘れちまった・・・・。あはははは・・・;」

上川は苦笑して、灰間は冷たそうにこう言う。

灰間「・・・あんた。もしかして、天然か?」

杉浦「おおっ!そう言えば、上川!

お前、BARの隊員だってな?」

上川「え、ええ・・・。何ゆきで・・・。」

杉浦「そうかそうか!BARの任務は魔獣を倒す事だからな。

頑張って行けよ?お前は地球を守る戦士の一人だからな!」

上川「は、はい・・・。そうだ!灰間君!!ちょっと聞いて!!」

灰間「何ですか・・・・?」

上川「あの魔獣の正体がわかったのかも知れないんだ!!」

灰間「えっ!?そりゃ本当ですか!!?」


一方、日下部はどこかの街中を歩いていた。

日下部「叶野さんはバルワンダー1号で、

空から探索している。私も頑張らなきゃ。・・・・あっ!!」

その時、彼女の前に一人の男が慌てて走って来た。

男「た、助けてくれえええぇぇぇぇ!!!」

日下部「ど、どうしたんですか!?」

男「は、廃坑ビルの中で魔獣が現れたんだよォ!!!」

日下部「何ですって!!?」 日下部はそう聞いて、驚く。


廃坑ビルに魔獣がいると聞き、そのビルの中に入った日下部。

このビルの中の部屋はとても暗かった。

日下部「まるで、闇の世界ね・・・。」

日下部はビルの中を歩く。

その時、魔獣の鳴き声が聞こえる。

魔獣の声「エエエエエエェェェェェェェ!!!!」

日下部「っ!!?ああ!!」 日下部は後ろの方を向く。

そこに、10メートルくらいのチドゲラーがいた。

日下部「魔獣!!!」 日下部はすぐにチドゲラーを撃つ。

チドゲラー「エエエエエェェェェェェェェ!!!!!!」

チドゲラーは攻撃を受けて、怒った口から光線を出す。

日下部「わっ!!」

光線は日下部の近くにある、

ビルの壁に命中して、爆発する。

壁が壊れ、外が見える。そこから夕日の光が出る。

チドゲラー「エエエエエエエエェェェェェェェェ!!!!!!!」

チドゲラーはその光を浴びて、

急に苦しみながら消えていった。

日下部「き、消えた・・・。わかったわ!魔獣の特性が!!」


バルターボに乗った上川は運転する灰間にこう語る。

上川「あの暗闇の夜に現れた魔獣の正体は、

どうやら子供の怨念から、

造られた存在かも知れないんだ。」

灰間「怨念から・・・・?」

上川「その子は不幸な人生を送っていて、

親に追い出されて、いじめっ子たちに暗いところに、

閉じ込められたんだ。そのまま放置され続けて、

死んだらしい。その死体を謎の集団が持ち去った。」

灰間「・・・・もしかして、集団は魔族ですか!?」

上川「かも知れない・・・!魔族は暗闇の中で死んだ、

子供の死体か魂を魔力で造り替えて魔獣にしたんだと思う!!

それが、本当なら魔獣は暗闇だけで活動して、

光に弱くなる性質を持ち、

物凄い憎しみを持っているに違いない!!!

・・・・あくまで、僕の架空的な予想だと思うけど・・・・。」

灰間「・・・いや。俺は思いますよ。上川さんの言ってる事が、

本当の事だとね。俺も、あの魔獣から何かを感じたから・・・。」

上川「灰間君・・・・。」 その時、灰間のシーバーが鳴り出す。

灰間「ん!?こちら、灰間!!!」

そのシーバーの声から日下部の声が響く。

日下部の声『あの魔獣の特性がわかったわ!!

奴は暗いところならどこにだって現れる!

今は夕日だけど、

さっき、暗いビルの部屋で魔獣が現れたの!!魔獣は、

光のないところならどこにでも存在するらしいわ!!!』

灰間「つまり、敵は光が弱点と言うワケだな・・・・っ!」

日下部の声『ええ・・・・・っ!』

灰間「わかった!!とにかく、暗いところへ行ってみる!!」

灰間がシーバーを切ると、

またすぐにシーバーが鳴り出した。

叶野の声『こちら、叶野!!』 今度は叶野からだ。

灰間「こちら、灰間!どうしたのですか!?」

叶野の声『海上保安官の潜水士からの情報で、

海の中で魔獣が現れたそうだ!!!』

灰間「何だって!!?」

上川「夕日での海の中って、暗かったのか!?」

つづく

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