ダークネス・セイバー「うああああぁぁぁぁぁ・・・・・・っ!!!??」
ダークネスは背中の爆発に苦しむ。それを見た桐原は悲しそうな表情をする。
桐原「ダ・・・ダークネス・・・!?何やってんだよ!!?」
ダークネス・セイバー「あ・・・・あなたを・・・守りたいから・・・・!」
桐原「お・・・・俺を・・・・!?」
光次郎(こいつ・・・・!桐原を守るために、自分を犠牲に・・・・!??)
桐原「・・・・っ!ダークネス!!もう良い!!この戦うな!!!」
ダークネス・セイバー「・・・・ごめんなさい。私は戦うためだけに、
生まれた人形・・・・。けど、あなたは戦う事だけじゃない事を教えてくださりましたね・・・?」
桐原「戦う事だけじゃない事・・・!?お・・・俺がそんな事をお前に・・・・!??」
ダークネス・セイバー「・・・・っ!!うおおぉぉぉっ!!!」
ダークネスは苦痛に耐えながら立ち上がり、ライターの方へ向く。
マリオネット・ライター「ダークネス・・・・。」
ダークネス・セイバー「ライター!!貴様だけは必ず殺す!!!」
そして、ダークネスは走る。最後の力を振り絞って・・・。
ダークネス・セイバー「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
マリオネット・ライター「待って!!ダークネス!!あなたは・・・・!!!」
ダークネス・セイバー「私とお前は敵対すべき存在!!!だから、
私を止められるものなら、止めてみろおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
それを聞いたライターは止むを得ず、最後の必殺技を発動する。
マリオネット・ライター「フラッシュ・ブレイカー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライターは一番強力なフラッシュブレイカーを発動し、ダークネスに止めをさした。
ダークネス・セイバー「ぎゃああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダークネスはフラッシュブレイカーを受けて、倒れた。そして、爆発した。
桐原「ダークネエエエエエェェェェェェス!!!!!!!!!」
青井「やったわ!!!ダークネスを倒したから、ついに対日本攻撃支部が滅びたわ!!!」
桜「けど、まだ支部長が残っているわ!!地上へ降下しましょ!!!」
ダークネスが爆発したところへ行く桐原と光次郎。そして、あかりと隊員たち。
青井「あの男さえ撃てば・・・・!!」 青井が銃を構えるが、桜はそれを止める。
桜「待って。何か変よ・・・・。」 桜は桐原が何かしている事に気づく。
そう。ダークネスはまだ死んでないのだ。ライターのフラッシュブレイカーを受けて、
身体がボロボロになり、ほとんど中の機械が見えている。
彼女の身体に電気が走っている。
桐原は涙しながら、ダークネスを抱えていた。
桐原「・・・ばっかやろう・・・・!!何で・・・何でこんな・・・・!!」
ダークネス・セイバー「ごめん・・・なさい・・・・。私はあなたを、
守りたかったんです・・・・。だから・・・・。」
桐原「ふざけんなよ!!お前が死んだら・・・誰が俺を守ってくれんだよ!?あ!?」
光次郎「桐原・・・・・。」 あかり「ダークネス・・・・。」
桐原「俺はな・・・・お前に生きて欲しいんだよ。だから、死ぬな。
そして、これからも俺の側にいてくれ・・・・!俺を独りにしないでくれ・・・っ!!」
ダークネス・セイバー「いえ・・・。あなたは独りにはなれません。
たとえ、私が死んでもあなたの心には私が生きているのですから・・・。」
桐原「俺の心に・・・・・??」
ダークネス・セイバー「はい・・・。私とあなたの楽しい思い出がある限り、
あなたは決して寂しくありません。私は・・・あなたが好きです。
あなたのおかげで、私にも良い思い出ができたのですから・・・・・。」
そして、ダークネスは桐原の顔にそっと近づく。
ダークネス・セイバー「私の忘れません・・・・。あなたの本当の優しさを・・・・。
さようなら・・・・。そして、ありがとう・・・・零様・・・・・・・――――。」
その時、ダークネスは目を閉じ力を全て抜いた。そう。
ダークネスは死んでしまったのだ。それを知った桐原は彼女を抱き、泣き叫ぶ。
桐原「ダークネエエエエエエェェェェェェェェェェス!!!!!!!!!!!
うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ・・・・・・・・!!!!!!!!!!」
光次郎「桐原の奴・・・・。ダークネスの事が好きだったのか・・・・。」
あかりはダークネスの死と桐原の涙を見て悲しみの涙を流した。
あかり「光次郎さん・・・・。私は・・・・あなたと一緒に・・・・!」
あかりは光次郎の手をそっと触れる。あかりは光次郎と別れたくないのだ。
光次郎(いつか・・・・。僕やあかりさんにも、こんな悲しい結末を迎えるのだろうか・・・・?)
そして、桐原は立ち上がり、光次郎とあかりの方へ向く。
桐原「光次郎!!!マリオネットライター!!!貴様らのせいで・・・・っ!!」
そして、桐原はピストルを持ち出した。どうやら、まだ戦う気だ。
青井「っ!!あいつ・・・・まだ懲りないワケ!?」 桜「光次郎君に手を出すなら・・・!!」
青井や桜も銃を構える。
桐原「・・・・貴様ら二人はどんな事を望む!?」
あかり「・・・私は、光次郎さんや・・・・多くの人たちを、
幸せにするために戦います。これからも・・・。」
光次郎「そして、僕は・・・多くの人たちを悲しませないために、戦い続ける。
お前のような悲しい人間は決して増やしやしない・・・・!!」
桐原「そうか・・・・。では、一つだけ言っておこう。」
光次郎「何だ・・・・?」
桐原「デスナイト総裁はこの山の地下にいる。そこへの入り口は、
機械でできているトンネルよ。そのトンネルは自分で探しな・・・・。」
そして、桐原はピストルの銃口を自身の頭に向けた。まさか、桐原は自殺をするのか。
光次郎「っ!!何をする気だ!!!!」 光次郎が驚き、あかりが止めようと走る。
あかり「っ!!やめてえええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
桐原「・・・・今、逝くぜ。ダークネス・・・・。じゃあな。貴様ら・・・。」
そして、桐原はついにピストルの引き金を引いた。そして、
銃弾は桐原の頭を貫き、対日本攻撃支部の支部長はついに倒れた。
あかり「あ・・・・・っ!!!」 光次郎「桐原・・・・散ったか・・・・。」
そう。桐原は死んでしまったのだ。だが・・・それはあまりにも悲しい結末だった・・・・。
あかり「あ・・・・ああ・・・・。ああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!」
あかりは人の命を救えなかった事で涙したのだ。あかりは、
寂しさを持つ人間なら善でも悪でもなく、その命を救いたかったのだ。
青井「これで対日本攻撃支部は壊滅した・・・・。けど・・・!」
桜「こんな勝ち方・・・・何故か嬉しくない・・・・。」
清水「けど・・・。これで残るは総裁だけになったわ。後は奴を倒すだけ・・・!」
野沢「・・・・・あれ?光次郎君は!?」 隊員たち「えっ!?」
隊員たちは光次郎がいつの間にいなくなった事に気づいた。
春日「まさか・・・・単独でデスナイト総裁のところへ・・・・!?」
あかり「っ!!!光次郎さあああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
そう。光次郎はデスナイト総裁のところへ行ったのだ。全ての決着をつけるために・・・。
あかりは光次郎の命が危ないと感じて、急いで彼の元へ走った。
ミュンヘンの山中に、機械のトンネルがあった。そここそが、
デスナイト本部への入り口であった。そして、その本部には悪の権化である、
デスナイト総裁がいた。光次郎はその総裁を探そうと、本部内を走っていた。
光次郎「・・・・・っ!ここにデスナイト総裁が・・・・!!!」
光次郎の前には黒い扉があった。その扉に、
【Kein Zutritt(立ち入り禁止)】と言う文字が描かれている。
その扉を光次郎はボウガンの矢で爆破し、破壊した。扉が開き、そこへ入る光次郎。
光次郎「・・・・・・っ!!?こ・・・・これは・・・・・!!!!」
光次郎が見たのは、あまりに恐ろしい光景だった。部屋中が、
機械とコードに満ちて、その奥には巨大な椅子に座っている不気味な大男がいた。
その男がもはや人間ではない。顔が青く、目がなくなっている。まるで骸骨だ。
身体中には無数のコードに繋がれたり、絡まれたりしている。
頭の多くのコードが天井に繋がっており、そこに脳が入っているカプセルがあった。
この不気味な姿こそが、HN星のエネルギーを悪用し、
ジャンボロイドを造った最大の悪・デスナイト総裁の正体なのだ。
デスナイト総裁『ついに・・・・ついに今の私の姿を見る者が久しぶりに現れようとは・・・。
それも、我が敵SSPの子か・・・・。』
光次郎「お前が・・・・デスナイト総裁か・・・・・!!」
デスナイト総裁『いかにも・・・。』
光次郎「お前が・・・・お前が、デスナイトの全てを操り、
多くの人たちを悲しませたんだな・・・・・!!?」
デスナイト総裁『その通り。私は許せなかったのだ。戦争で傷ついた我々を差し置いて、
今の現代で幸せに生きる者たちが・・・。あの昔、デスナイトのリーダーであった私は、
HN星のエネルギー物質を手に入れ、ジャンボロイドの製作できる事ができた。
私はジャンボロイドとモンスロイドを使って、戦争のない世の中を創ろうとしたのだ。』
光次郎「そのために・・・・人の命を奪って良いワケがない!!!」
デスナイト総裁『では、聞こう・・・。もし、お前が大2次世界大戦の時に生まれ、
大切な者を戦争に奪われたら、どうするつもりだった・・・?』
光次郎「・・・・・っ!それは・・・・。」
デスナイト総裁『人は大切な者を奪われたら、その奪った者に復讐をする。それが常識だ。
お前も我が部下に大切な女を殺され、復讐していたハズだ。』
光次郎「・・・・確かに、僕もそのつもりだった・・・・。けど、それは間違っている!!」
デスナイト総裁『何ぃ・・・??』
光次郎「・・・・僕たち人間は、その辛さと切なさと戦っている。それは、
その後の未来を・・・・幸せと平和を掴み取るためなんだ!!だから、
僕たちは、これからの切なさを乗り越え、未来へいく!!!」
デスナイト総裁『お前がそう言えるのは、
イレギュラー・マリオネットライターの存在があってこそだろう・・・?
彼女がお前を優しくしたから、お前はここまで成長したのだ。』
光次郎「そうだ。もし、あかりさんがいなかったら僕はお前の部下になっただろう・・・。
けど、そんな事したら未来にいけない!!だから、僕は戦い続けた!!」
そして、光次郎はボウガンをデスナイト総裁に向けた。
光次郎「僕らがいく未来・・・・!それが、本当の幸せなんだ!!!」
光次郎はついにボウガンの矢を発射した。矢がデスナイト総裁の元へ。
矢がデスナイト総裁の胸に刺さる。これで総裁を撃破したか・・・否。
光次郎「やったか・・・・!?」
デスナイト総裁『はっはっはっはっは・・・・・!!
その程度で私を倒せると思ったら、大間違いだ!』
光次郎「くぅ・・・・!!こいつ、心臓を刺されても生きれるのか!?」
デスナイト総裁『私は自らをHN星のエネルギーに身体を侵され、
このような姿になったのだ。
改造手術を受ければ、私は今に至らなかった。私は絶対に死なない・・・。
今度はこちらの番だ。死ね・・・・。』
デスナイト総裁は口から電撃光線を吐いた。光次郎は慌てて避ける。
光次郎「く・・・・っ!!この野郎!!!」
光次郎は再び矢を発射する。今度はデスナイト総裁の頭に命中した。
デスナイト総裁『無駄だ・・・。私は何をされても死なない。
身体の全てを破壊されても、私は何度でも蘇るだろう。そして、お前はここで死ぬのだ。』
そして、デスナイト総裁は部屋中のコードを動かした。そのコードは、
まるで某触手のように動き、数本で光次郎を捕まる。
光次郎「うわ!!な、何だこれ!!?」 多くのコードが光次郎の身体に絡みつき、
やがて縛っていき、彼を浮かばせてしまう。これでは光次郎が動けない。
デスナイト総裁『ククククク・・・・・。』
光次郎「くそ・・・・っ!!ボウガンの矢が残り一発しかない・・・!
どこを狙えば・・・・!!あっ!!!!」
その時、一つのコードが光次郎の持つボウガンを奪ってしまう。
光次郎「ぼ、僕のボウガンが!!!ちくしょう!!これじゃ、戦えない!!!」
デスナイト総裁『お前は本来なら独りなのだ。独りに勝利はつかめない。
そう。お前はこうして独りで死ぬのだ。独り寂しく・・・地獄に落ちるが良い。』
そして、デスナイト総裁は、光次郎を縛っているコードに電気を流し込んだ。
このままでは、光次郎は感電死して、骨にされてしまう。その時である。
彼の背後から光が凄いスピードで飛んできて、光次郎を包んだ。
これにより、光次郎は総裁のコードから逃れ、命拾いした。
デスナイト総裁『何っ!!?』 光次郎「・・・・・っ!あっ!!あかりさん!?」
光次郎を救ってゆっくり床に着地した、光の正体はなんと、マリオネット・ライターだった。
あかりはマリオネットライターに変身できたのだ。ライターは人間サイズにもなれるのだ。
マリオネット・ライター「大丈夫ですか・・・?光次郎さん・・・・。」
光次郎「と・・・・等身大でも、ライターになれるんだ・・・・。」
マリオネット・ライター「はい・・・・。」 ライターは抱えていた光次郎をゆっくり降ろす。
デスナイト総裁『マリオネットライターよ・・・。私を倒そうとするつもりかね?
だが、私にはお前のフラッシュブレイカーを受けても、死にやしないのだ。』
光次郎「デスナイト総裁!!僕は独りではない!!!僕にはこんな素晴らしい友達が、
いるんだ!!!だから、僕たちはお前などに絶対に負けない!!!!」
デスナイト総裁『やれるものならやってみるが良い・・・・。』
デスナイト総裁は無数のコードを光次郎とライターに襲い掛かった。
ライターはそんな無数のコードや総裁の前で両手を向けた。
マリオネット・ライター「フラッシュ・ブレイカー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライターの両手から今まで一番強力でフラッシュブレイカーを発動した。
デスナイト総裁『ぬぉ!!!!???』
フラッシュブレイカーを受けた総裁は何故か苦しみ、
無数のコードも動きを止められる。ライターはデスナイト総裁の動きを止める。
マリオネット・ライター「今です!!光次郎さん!!!」 光次郎「ああ!!・・・・ん?」
その時、光次郎は天井の方を見る。そこに脳の入っているカプセルがある。
そう。それこそが、デスナイト総裁の本体なのだ。光次郎はそれにボウガンを向ける。
光次郎「そこか!!!!・・・・・見てて。真奈美ちゃん・・・・・!
そして、デスナイトによって悲しい死を受けた人たち!!君たちの仇は・・・・!!」
そして、光次郎はボウガンに今までの怒りと闘志を込め、引き金を引いた。
光次郎「僕が討つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ついに、光次郎は最後にして最大の矢を放ち、デスナイト総裁の本体である。
カプセルに入ってい脳を攻撃した。矢が脳に刺さり、カプセルに繋がったコードから、
火花と電気が走り、それがデスナイト総裁に襲った。
デスナイト総裁『ぎゃあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
デスナイト総裁の身体に電気が走り、身体中から火花が散ったり燃えたりしていた。
光次郎「やった!!デスナイト総裁に勝った!!!」
マリオネット・ライター「でも!!総裁が死んだので、もうすぐ爆発します!!!」
そう。デスナイト総裁は死ぬ時、このアジト全体が爆発してしまうのだ。
光次郎「そうだ!!急いで脱出しよう!!!」
マリオネット・ライター「はい!!!」 そして、光次郎とライターは手を繋いだ。
そして、ついにデスナイト本部のある山が大爆発を起こして、粉々に吹き飛んだ。
ついに総裁の死と共に、悪の組織・デスナイトは滅びたのだ。
それを見守る第6分隊員たち・・・・。
つづく
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