大神「昨夜の事件で、アーストロンとレギュラン星人は、
死んだ。これで、残るは魔獣とジャンボロイドだけとなった。」
叶野「ですが、あの二人は恐ろしく強いと思います。
それに、2匹がぶつかり合わず、むしろ、
手を組んでしまう恐れもあります。我らBARを倒すために。」
上川「こっちから仕掛けようにも、敵の居場所が、
どこにあるかはわからないし・・・・。」
大神「奴らは知能が高いからのォ。奴らが現れる前に、
何か作戦を考えなければならん。ティアーズも、
奴らの戦力に苦戦したけぇの。何とか攻略の手を掴んで、
あの魔獣とジャンボロイドだけは倒さねばならん!
人類の平和を守るために。そして・・・・・。」
大神は急に黙り込んだ。何か言いたかったそうだが。
大神(わしの親友じゃった姉崎の仇を取るために・・・・。
あのジャンボロイドだけは何としても倒さなあかんわぃ。)
大神は心の中で姉崎を殺した者への復讐を誓っていた。
その頃、とある草原では、複数の男たちが集まっていた。
彼らは魔族であった。ここで、
何を目論んでいるのであろう。
魔族A「怪獣など簡単に倒せたわ!これなら、
今度こそ、あの巨人を倒す事ができる!!」
魔族B「今ならこの地球を我が物にできる!!
グルトニングを出して、東京を一気に制圧しよう!!!」
女性の声「あははははははははははははははは!!!!!!」
その時、謎の女性の声が大きく響き渡っていた。
魔族たちはその声に驚き、動揺する。
魔族A「な、何だ・・・・!?」
魔族B「む!?おぉ!!あれは!!!」
魔族たちは右の方を見上げる。そこには、
巨大化していたエクシード・ファウストがいた。
エクシード・ファウスト「残念だけど。東京は、
我々デスナイトが制圧するわ!!
その前に、あんたたち魔族は殺す!!」
エクシードはハサミの砲身から火薬弾を連射して、
魔族を襲う。
魔族たち「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
無数の火薬弾が一人の魔族に直撃したり、
地面に命中したりで、
爆発し続けていた。これにより、魔族が次々と死んでいく。
魔族A「ぐ、グルトニング!!俺たちの仇をおおぉぉぉ!!!」
エクシード・ファウスト「残りはこうだ!!!」
エクシードは右手から電撃光線を発射して、
最後の一人を襲う。
魔族A「ぎええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
最後の一人が電撃を浴びて、
身体が灰と化して死んでしまった。
その時、空からグルトニングが落下して、着地した。
グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」
エクシード・ファウスト「魔獣め・・・!またやる気か!!」
魔獣とジャンボロイドの出現の情報が、
ただちにBAR基地に届いた。隊員たちに緊張が走る。
大神「ついに奴らが現れた・・・!」
上川「そんな!?まだ作戦も立ててないのに・・・!!」
大神「じゃが、すぐに行かねばならん!!今すぐに、
出撃する!!わしも自ら動く事にする!!」
その時、テーブルの電話が鳴り出す。叶野が受話器を取る。
叶野「こちら、BARです。」
美由紀の声『大変です!!うちの子が・・・!
翔が家から出てしまったんです!!』
どうやら、美由紀の声だった。それを聞いた叶野は驚く。
叶野「何だって!!?灰間隊員が家から出た!?」
日下部「何やってるのよ!?あいつ!!」
上川「どうしましょう!!隊長!!!」
大神「恐らく、灰間は魔獣とジャンボロイドの、
ところへ行くつもりじゃろう。日下部は灰間を探してくれ!!
わしはバルワンダー1号、叶野はバルワンダー2号、
そして、
上川はバルワンダー3号で出撃するんど!!良えな!!」
隊員たち「了解!!!!」
こうして、BARは出撃した。二つの敵を倒すために。
3機のバルワンダーが発進し、バルターボが走り出す。
そして、さっそく現場についた。
エクシード・ファスウト「であああぁぁぁぁ!!!」
グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァ!!!!!」
エクシードとグルトニングは既に組み合いをしている。
エクシード・ファウスト「ぬん!!!」
エクシードは膝蹴りで魔獣にダメージを与える。
グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!」
グルトニングが頭突きでジャンボロイドを突き飛ばす。
エクシード・ファウスト「うわっ!!?くぅ・・・・っ!!」
エクシードは倒れるが、すぐに立ち上がる。
エクシード・ファウスト「くらえ!!!」
エクシードは右手から電撃光線を発射して、反撃する。
グルトニング「ゴォアアアァァァァ!!?
ゴォアアアアアァァァァァ!!!」
攻撃を受けたグルトニングは耐え抜いて、
両目からレーザーを発射して、攻撃する。
エクシード・ファウスト「うぁああああぁぁぁぁぁ!!!」
エクシードは攻撃されて、さがる。その時。
空から3機のバルワンダーが飛んで来た。そして、
地上ではバルターボが走って来た。
大神「2号と3号は魔獣を攻撃せぃ!
わしはジャンボロイドを弾く!」
上川&叶野「了解!!!!」
1号がレーザーバルカンでエクシードファウストを攻撃する。
エクシード・ファウスト「うぁ!?ぐっ!?」
さらに2号と3号もレーザーバルカンでグルトニングを攻撃。
グルトニング「ゴォアアアアアアアァァァァァァ!!!!!」
魔獣とジャンボロイドはバルワンダーの一斉攻撃を受けて、
ひるむ。
日下部が運転するバルターボは灰間を探していた。
日下部「全くどこにいるのよ・・・!あっ!!」
その時、
日下部はフラフラしながら歩いている灰間を見つける。
日下部「見つけた!!」
日下部はブレーキでバルターボを停める。
そして、さっそく降りて、灰間を追って声をかける。
日下部「灰間!!何やってるのよ!!?」
灰間「っ!く、日下部・・・・!?」
灰間は日下部の声で止まり、彼女の方を向く。
日下部「何で、こんな事をしているの!?
パジャマ姿のままで、何も装備してないじゃない!!」
灰間「・・・・俺には、やらなきゃなんねー事がある!」
灰間はペンダントでグルトニングとエクシードの出現を察して、
彼らのところへ向かった。そして、ティアーズとなって、
倒そうと言うのだ。それを、日下部は知らない。
大神「ジャンボロイドめ!!姉崎の仇じゃぃ!!!」
バルワンダー1号で、
エクシードにレーザーバルカンを浴びせ続ける。
エクシード・ファウスト「くああぁぁぁ・・・・!!せえぃ!!」
エクシードは電撃光線で反撃するが、
1号はこれを素早く避ける。そして、
1号は再びレーザーバルカンでエクシードを攻撃する。
エクシード・ファウスト「うぁ・・・・っ!!」
攻撃を受けたエクシードは痛がるが、まだ倒れない。
グルトニングは両目からレーザーを発射するが、
2号と3号はそれを避けて、レーザーバルカンで攻撃する。
グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!!」
エクシード・ファウスト「おのれぃ!!人間などに・・・!!」
大神「おどれだけは許さんど!!!」
バルワンダー1号はミサイルを発射して、
エクシードを倒そうとする。
エクシード・ファウスト「でああああぁぁぁぁ!!!!」
エクシードはハサミを思い切り振るって、
ミサイルを弾き飛ばす。
そのミサイルが灰間と日下部の近くに命中して爆発する。
日下部「きゃああぁぁぁぁ!!!?」
灰間「野郎・・・・っ!!」
日下部は爆発に驚いてひるむ。それをチャンスに、
灰間は一気に魔獣とジャンボロイドの方へ走り出した。
上川「隊長!!いくら攻撃しても、奴らは倒れません!!!」
大神「攻撃を続けろ!!撃ちまくれば、何とかなるんど!!」
叶野「ああっ!!ジャンボロイドと魔獣が接近していく!!」
グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」
エクシード・ファウスト「ぬううううぅぅぅぅ・・・・!!」
グルトニングとエクシードが互いに近づき合っていく。
その中央へ灰間が走っていた。
このまま、ジャンボロイドと魔獣はまた激突するか。否。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間は巨大なウルトラマンティアーズに変身して、
それと同時にエクシードとグルトニングを弾き飛ばす。
エクシード・ファウスト「きゃあああぁぁぁぁっ!!?」
グルトニング「ゴォアアアアアアアアァァァァァァァ!!!??」
つづく
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