今回でついに学園編の最終回です。
従って、学校に関する転校生の要素が出ます。
矢的の教師として語る最後の言葉は・・・・?
ウルトラマン80 第12話・美しき転校生
転校生宇宙人・ビブロス星人ミリー
怪獣闘士・ゴラ
登場
下校する生徒たち。その時、ハカセの靴の中にハートマークのついた手紙がありました。
それを読むハカセ。・・・この少年の活躍が学園編の最後を飾るのです。
手紙【博士(ひろし)クン、明日の休日、
1時、青葉公園へ来て頂けますか?
学校では言えないことをお話ししたいの。
あなたのことがとても好きな Mより】
Mって何か・・・ドMって感じが・・・・(
でも、ハカセの本名がひろしって・・・。博士の読み繋がりですかね?
期待するハカセは手紙をポケットに隠して、走り去ります。
それを見た女子たちは大笑いし、彼を使ってアイスクリームをかけたゲームを行おうとする。
ファッションは来ない方に賭け、他の女子たちが来る方に賭けます。
そう。手紙は彼女たちの仕業なんです。何ともふざけた遊びです。
その夜。謎の隕石らしき物体が地球に落下した事を聞いたUGMは調査を行います。
その結果、隕石は浅田山付近に落ちたと知り、
空中で消滅したか、あるいは浅田山火口に突入して燃え尽きたかのどちらかでしたが、
隕石は火口に突入してました。ですが、それは燃え尽きてないので、隕石ではありません。
まるである時を待っているように光る宇宙の物体でした。
その事をUGMは知りませんでした。翌日。とある公園で突然、
クリーチャーらしき顔の集団が!・・・・ところが、そいつらがファッションたちでした。
クリーチャーの顔はマスクでした。ファッションはやり過ぎではないかと言いますが、
リーダーらしき女子の真里が合図で一斉にハカセを襲うと言います。
その時、ハカセが来ました。真里がマスクを隠して、待ち合わせ場所へ来ます。
そこへ、別の少女が来ます。その美しい少女はハカセに尋ねます。
その少女はこの町は初めてであると言い、
アイスクリームの売店を案内して欲しいと言います。
少女はミリー。それを聞いたハカセはM=ミリーであると確信します。本当は違うが・・・(
ハカセとミリーは腕を組んで一緒にアイスクリームの売店へ向かいました。
そこでソフトクリームを食べる二人。夢なのかとハカセは自身のホッペをつねますが、
現実です。その後もハカセとミリーはデート満喫気分。それを見て悔しがる真里たち。
ハカセとミリーにさっそく恋が芽生えた・・・・気がします。
夜。矢的先生は自宅でテストの採点をしています。その時、
急に部屋が暗くなる。そこに女性の笑い声が不気味に響き、
謎の赤いレーザー光線が矢的に襲い掛かる。必死に避ける矢的を容赦なく、
襲いまくるレーザー。部屋がめちゃくちゃになりそうな気がして、
生徒たちのテスト用紙も危ないかも知れません・・・(
窓から脱出した矢的はなんとか謎の襲撃から逃れました。
また次の日。学校では矢的は生徒たちの前に、ある少女をここへ入れます。
そう。この娘は学園ドラマでよくある?転校生なのです。
その転校生はなんとハカセとデートしたドM・・・ではなく、ミリーでした。
矢的は彼女を青山ミリーと言い、父はアメリカ人、母は日本人で、
しばらくオランダに行ってて日本を知らないと言います。
ハカセはミリーに会えて、嬉しい様子。その放課後、
ミリーの前に真里たち赤いジャケットを着た女子たちが、彼女を連れて行こうとします。
そこへ、ハカセがそんなミリーを助けようと駆けつけます。
真里たちはこのジャケットを着ると誰かからかってみたくなると言います。
彼女たちはハカセにこのジャケット似合うかと聞きますが、私から見れば、
まるでチンピラのように見えますね。
そして、ハカセはそんなチンピラ女子たちにこう言います。
ハカセ「メダカは何を着たってメダカさ!金魚にはなれやしないっ!!」
真里「じゃあ、私達がメダカだって言うの!!?」
ハカセ「そう。とにかくメダカは群れたがる、悲しい習性さ・・・。金魚さん。」
こうして、真里たちの妨害を振り切り、ハカセはミリーを連れて行きました。
そう。金魚さんとは常に美しい少女である事です。ミリーのように・・・。
矢的先生も下校しようと、自転車置き場へ。
自分の自転車のタイヤに空気がない事に気づき、
空気入れを使おうとしますが、またもあの不気味な笑い声が。その時、
矢的の自転車のタイヤが膨れ上がり、突然大爆発が起きました。
それにより、矢的が吹き飛びました。爆音に気づいて来たノンちゃんは、
屋根の上にいる矢的を見ます。矢的は誰かが自分を殺そうとしたと言いますが、
ノンちゃんはまっさか~と言います。相変わらずノー天気過ぎるノンちゃんですが、
そんな彼女の出番もこれでお終い。UGMでは、矢的を襲った爆発物を知ろうとしますが、
その爆薬は使われず、地球に存在する元素以外の物が使われたと知ります。
オオヤマキャップはこれをこれをUGMに対する何者かの挑戦であると言います。
その何者かとは・・・そう。この学園編最後の敵、ビブロス星人でした。
その星人の基地たる白い部屋に、
何故かミリーの姿が。そう。彼女こそがビブロス星人でした。
ミリーは司令らしき存在に、矢的の正体はウルトラマン80であると知り、
ゴラの力が必要であると言います。そして、姿を見せず声で語る司令は、
ゴラの状態を聞きます。そう。浅田山の火口に潜む物体は怪獣ゴラの卵でした。
UGM基地で、矢的とハラダ隊員は火口に落ちた物体がまだ燃えていると見て、
シルバーガルで調査に向かう矢的先生。浅田山は煙を吹き、火口の中に潜む、
怪獣ゴラの卵を知る事ができず、結局引き返してしまいました。
翌日。ハカセの家で、テストに行くハカセ。落ち着けばできると応援するハカセの母。
ですが、ハカセの目的は違っていました。ハカセの行く先はミリーとのデートでした。
今回は浅田山で行うそうです。よって、電車を使うつもりらしいです。
・・・でも、電車って金使うけど、大丈夫かしら?一方、学校の校長室では、
矢的と校長&教頭先生のコンビはもちろん、ハカセの母が来ていました。
ハカセの母はハカセが日曜テストと嘘をつき、
ミリーと一緒に浅田山へ行く事に気づいたそうです。
教頭先生や校長も嘘をついて未成年二人がデートをする事を許しませんでした。
ですが、矢的はそれを認めてやるべきだと言います。
矢的はハカセの事をむしろよくやったと言いますが、
ハカセの母はからかってるのかと怒ります。ここで、
矢的先生が教師としての最後の人生論を語ります。
矢的「教師や親に言われるままに、
ひたすら受験勉強に打ち込んできた少年が、
年頃になって親にも言えない秘密を持つことがあるんです・・・。
そんな時、ちょっとしたつまづきで今、世間を騒がせてるような悲劇が、
生まれてくることがあるんです。家庭内暴力とか・・・非行とか・・・。
これは子供の時代を子供らしく正常に育てない結果なんです・・・・。
子供の成長と共に自然に芽生えるものを無理やり摘んでしまった結果です。
お母さん、博士くんは少年らしく男らしく成長してるんです。
安心してください・・・・。」
最後の教師としての話か、人生で最も重要すぎる素晴らしい言葉です。
この言葉を今の大人たちや子供たちに知ってもらいです・・・。
UGM基地では、浅田山に対して反応したレーダーが正常になったそうです。
ハカセとミリーが浅田山に行っている事を知っている矢的は、
ついに真相の糸口を掴みました。ビブロス星人の基地では、
ミリーが司令に地球侵略の中止を要求します。
ミリー「・・・・この地球を愛してしまったんです・・・!」
ビブロス星人司令の声『コノ計画ノ中止ハ、オ前ノ"死"ヲ意味スル。
忘レテハイナイダロウナ・・・・!?』
何と言う鬼畜的な掟・・・。そこへ、何と矢的先生が来ちゃいました。
そう。矢的はミリーの正体を気づき、超能力でこのアジトを着きとめたのだ。
矢的 「俺は信じたくなかった・・・まさか君がそうであったとは・・・!
おかしなことになァ。昨日、俺は学校で君の事を精一杯かばい、
弁護してきた。だが、君が浅田山に行った本当の目的は、
あの火口の中に潜む君の仲間の放射能を消すためだった・・・。
博士は人の目をごまかす為にだけ連れてったんだ!」
ミリー「違います!!博士を好きだから一緒に行ったんです・・・・!
嘘じゃありません!!!」
確かに、ミリーのハカセへの想いは本物らしいです。もし、嘘だったら、
間違いなく利用してしまうでしょう。矢的はそんなミリーに、
その気持ちを大事にし、今のままのハカセの良き親友である事はできないかと聞きます。
ですが、ミリーはもうできないと言い、モニターに移っているゴラの卵を見せます。
ミリー「今、我々の宇宙戦士・怪獣ゴラが、浅田山の火口で殻を破るのです・・・・。
狙いは矢的猛ことウルトラマン80、あなたです・・・!
我々のビブロス星が、全宇宙を支配する為の第一歩。
この地球を我々の基地にするために、あなたはどうしても邪魔なんです!!!」
そして、ついに卵が孵り、怪獣戦士・ゴラが誕生しました。
ミリー「ウルトラマン80!あなたの最後です・・・・!!!」
そして、矢的とミリーはテレポートし、基地が爆発。外でミリーがゴラに命令します。
ミリー「ゴラ!!ウルトラマン80を倒せ!!!!!」
どうやら、地球人への愛より、ビブロス星からの掟を選らんでしまった、
ミリーは本気のようです。ビブロス星は正しい育て方をしてないそうですな。
そして、矢的は迫る怪獣ゴラを倒すべくウルトラマン80に変身。
さっそく400文キックでダメージを与えます。アクションが得意な80ですが、
怪獣ゴラもアクションが得意でした。怪獣なだけに80と互角な程の、
アクションを発揮し、激しいバトルを繰り広げます。80のウルトラショット、
ゴラの両手からの火炎光線の撃ちあいも熱い。互いに一歩も引けをとりませんが、
ゴラの背後からの光線を受けてピンチの80。ゴラの猛攻が始まります。
ですが、80は負けません。バックルビーム→サクシウム光線のコンボで、
ついに戦士ゴラを倒しました。ミリーはゴラを心配し怪獣の元へ駆けつけます。
ゴラもミリーに語るかのように悲しげな声で彼女を見つめ、死亡しました。
ミリー「ゴラ・・・。」 ミリーはゴラを大切に思っていたのですね・・・。
戦いが終わり、場面は港へ。ハカセと矢的の持つテープからミリーの声を聞きます。
ミリーの声『博士くん。とても辛いのですがあなたに、
さよならをしなければならなくなりました・・・。
ほんの短い時間でしたけど、博士くんのおかげで、
私は楽しいひとときを過ごすことができました。
私は博士くんの事は永遠に忘れません・・・。
中学という素晴らしい時代を、博士くん。思いっきり生きて下さい。
では、さようなら・・・・・。青山ミリー。』
それを聞いたハカセは涙する。果たして、ミリーはどうなったのでしょうか?
掟を破って死んだのでしょうか?それとも、どこかへ逃げ去り、生きているのでしょうか?
矢的「良い奴だったけど、またオランダに帰ることになったんだ。
またいつか日本に戻ってくるだろう。その時を楽しみに・・・・。
ハカセ、気を落とさずに今まで以上にしっかり生きるんだ。ほら・・・。」
言い訳を語って、ハカセを励ます矢的は彼にハンカチに渡し、
ハカセはミリーとの楽しい思い出を思い出します。
ハカセはこれからも、立派な男として成長する事でしょう・・・・。
これで、ついに学園編は終了しました。これからとUGMだけとなります。
ウルトラマン80は特撮に教師ものを取り入れた作品ですが、
何故かその教師もののエピソードはこれで終わりなんです。何故かって・・・?
それは私にもわかりませんが、きっと製作側での何か事情があるのでしょうか?
ウルトラ情報局では、どうやら教頭先生が矢的を虐めて、
ファンが泣きそうだからと言う説があるかららしいです。
・・・それが正しければ、教頭先生が悪いですね。はい。
それと、学校での撮影シーンも結構大変であるとも聞きました。
・・・決まった原因はわかりませんが、とにかく、
これよりウルトラマン80は普通のウルトラものに戻るSF編に突入するのです。
次回は80で大人気?な怪獣が出ます。
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