モモたち「ええっ!!?」 モモと3匹のお共はそれに聞いて驚く。
そして、モモは自身が持っている石版が暗黒のオーラを発しているのを見る。
モモ「た・・・・確かに、闇が出ているわ・・・・!!」
アリス族の女王「おおぉぉ・・・・・っ!!!」
アリス族の女王は突然、立ち上がり怯える。
コリス「っ!どうしたのですか!?」
アリス族の女王「つ・・・・ついに目覚めたのです・・・・!!」
モモ「目覚めた・・・・!?まさか!!!」
謎の声「その・・・・まさかだよ。」 コリス「っ!!?」
コリスたちは謎の声に驚く。その声は後ろの方から発した。
そこには、人間体のゴダルがいた。今度は何を企んでいる。
コリス「お・・・・お前は・・・!ゴダル!!」
クックブック「あ、あいつが冥界の王子・ゴダルじゃと!?
ウワサ通りに恐ろしそうな雰囲気じゃ・・・;」
クックブックは現れた少年をゴダルと知って恐れる。
ルピピ「でも・・・!なんかイケメンだわァ~っ!!」
チャーモ「おいおい。言っとくけど、こいつは敵だから・・・。」
ルピピがゴダルの美しい顔に惚れ、チャーモがそこを突っ込む。
ゴダル「怪獣ガビラスが・・・・復活した。」
モモ「復活した!?ほ、本当なの!!?」
アリス族の女王「その者の言う通りです。ガビラスは今より、
地上の破壊を開始するでしょう。その事を見通すとは、流石ですね。冥界の王子。」
そう。こちらの町に現れた恐るべし怪獣は、
アリス族が恐れた恐怖の怪獣ガビラスだったのだ。
4つの足、巨大な獣の顔。その顔についている2本の腕。そして、数本の角。
目が4本もあるこの異形の怪物こそがガビラスなのだ。尻尾に無数のトゲがある。
ガビラス「キシィアアアアアアァァァァァァァン」
町の住人「ま、また怪獣だああぁぁぁ~っ!!!」
ガビラスはさっそく暴れだし、口から赤黒い火炎を吐いて建物を燃やした。
モモ「ゴダル・・・・!あんた、今度は何をしようって言うの・・・・!?」
ゴダル「・・・・・決まってるだろ?奴を使うのさ。」
コリス「つ、使う・・・・!?まさか、あいつも冥界の・・・・!?」
ゴダル「違うな。奴は地上の古代怪獣。奴の力は強大だ。
何せ、夢の国を10も壊滅させたからなァ・・・・。」
コリス「ゴダル・・・・!君は夢の国がなくなった事を何も思わないのか!?」
ゴダル「思わないな。そして、こんなくだらん世界もなくなっちまえば良い。」
コリス「そんな・・・!じゃあ、もし冥界が誰かに破壊されたらどうするんだ!?」
ゴダル「・・・・知った事か。第一、冥界は地獄に近い場所。
そう簡単には侵略されないさ。とにかく、僕は地上でガビラスのところへ行く。」
そして、ゴダルはテレポートで、すぐに消えてしまった。
コリス「あっ!!待て!!」 モモ「女王様!!ペルーは出せますか!!」
アリス族の女王「はい・・・。ペルーもガビラスの出現を察して、
自らの意思で動いているでしょう。ですが、不安なのはあの冥界の王子です。
彼も何をしでかすか、わかりません・・・・。」
コリス「・・・・・・っ!」
ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィィン」
ペルーは青い草原で雄たけびをあげていた。まるで怒っているかのように・・・。
アリス族の少年「ペルーが怒っている・・・。」
アリス族の少女「きっと、ガビラスが復活したからよ。ペルーは戦うつもりよ。
地上で暴れるガビラスと・・・・・っ!!」
そう。ペルーは戦う。そして、ペルーはガビラスを倒すために、
空を飛んだ。空にある緑色に光る穴に入り込み、いざ地上へ・・・。
ガビラス「キシァアアアアアァァァァァァァァン」
ガビラスは二つの手で周囲の建物を叩き壊して、破壊していった。
怪獣の二つの手は伸びる事ができるらしい。
ガビラス「キシィアアアアアァァァァァン」 怪獣はその右手を伸ばし、
遠いビルを破壊した。さらに大きな口を大きく開き、前方の民家を多く食べる。
ガビラスはその多くの民家をぐちゃぐちゃと音を立てながら喰っている。
そこへ、スカイラッシュ部隊とコプターラッシュが来た。パイロットはペルー戦と同じ。
シュドー「この野郎!!どうしたら現れてこれやがった!?」
テブリッシュ「さっきの怪獣と・・・何か関連があるだろうか?とりあえず、攻撃だ!!」
コプターが通常バルカンを連射して、ガビラスを攻撃だが。しかし、あまり通用してない。
ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァン」
今度はスカイラッシュ二機がレーザーバルカンで攻撃。こちらもあまり効いていない。
怪獣はDGCからの攻撃を受けながらも、町を破壊し続ける。
4本の足が動きと、複数の民家が踏み潰されてしまっているのだ。
ガビラス「キシァアアアアアアアアアアァァァァァァァァン」
レーザーバルカンで攻撃をし続ける二機のスカイラッシュに対し、
ガビラスは口から4つの目から黄色い光線を発射した。もちろん、二機はこれを避ける。
イチゴ「く・・・・っ!こいつ、手ごわいぞ・・・・!!む!?」
その時、イチゴは空からペルーが飛んで来た事に気づく。
怪獣はさっそくガビラスの前に着地した。
サキ「さ、さっきの怪獣だわ!!」 シュドー「あの黒い奴の仲間だったのか!?」
いや。ペルーはガビラスを倒そうとしたのだ。ガビラスもペルーを見て、
怒りの表情を見せた。ガビラスはペルーにとって、最大の敵なのだ。
テブリッシュ「違う・・・!あの怪獣は、黒い怪獣と戦うつもりだ!!」
イチゴ「野生の本能だろうか・・・?それとも・・・・。」
ペルー「ギュイイィィィンギュイイィィィィンギュイイィィィィィン」
ガブラス「キシィアアアアアアァァァァァァァァァァァァァン」
ペルーとガビラスはさっそく激突して押し合った。
ペルーがガビラスの頭を数発殴る。ガビラスは右手でペルーの顔を殴った。
ペルーはこれにひるみ、さがる。さらに、ガビラスが口を大きく開ける。
ガビラス「キシァアアアアアアアァァァァァァァァァァァン」
ガビラスはペルーを食べるつもりだ。それに気づいたペルーは、
敵の口の上部を両手で掴み、その攻撃を止めようとした。
ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィィンギュイイイイイィィィィィン」
だが、これではいつまで持つかわからない。
ガビラスはペルーを食べようと、口に力を入れている。
ペルーは口から火炎を発射して、ガビラスの舌を焼いた。
ガビラス「キシィアアアアアアアアアアァァァァァァァァン」
ガビラスはペルーの攻撃を受けて、物凄い苦痛でひるむ、さがった。
ペルーはこのまま一気に攻めようと歩くが、ガビラスは4つの目からの光線で反撃。
ペルーはこれを受けて、痛がる。
サキ「一体、どの怪獣を攻撃すれば・・・・!!」
イチゴ「あの黒い怪獣の方が一番危険らしいな!そいつに集中攻撃だ!!!」
テブリッシュ「よし!!シュドー!!アンチファイヤーDRで、
黒い怪獣を攻撃してくれ!!操縦とバルカンの攻撃は俺が行う!!!」
シュドー「了解!!!」 シュドーはアンチファイヤーDRを持ち、窓辺のところへ歩く。
そして、シュドーは窓を開けて、そこから銃器の銃口を外のガビラスへと向ける。
ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィンギュイイイィン」
ペルーはガビラスの伸びる腕によるパンチを2回受けて、倒れそうになる。
二機のスカイラッシュがレーザーバルカンでそんなガビラスを攻撃する。
ガビラス「キシィアアアアアアアアァァァァァァァァァァン」
さらに、シュドーがアンチファイヤーRDでガビラスを攻撃。
ガビラスは怒って、口からの火炎で応戦。
コプターはそれを避けながら、通常バルカンで攻撃。
ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィィン」
ペルーが空を飛んだ。空中からガビラスを攻撃する気。
ペルーは両目からのレーザーバルカンでガビラスを攻撃した。
ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァン」
攻撃を受けたガビラスは4つの目からの光線でペルーを攻撃するが、素早く避けられてしまう。
ペルーはまたもレーザーバルカンでガビラスを攻撃。ガビラスはくたばるか。
ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィン」
そして、ペルーは急降下し、ガビラスの頭に両足キックを打ち込み、敵に馬乗りになる。
ガビラス「キシィアアアアアアアアアァァァァァァァァァン」
サキ「凄いわ!!妖精の怪獣が圧倒しているわ!!これで黒い怪獣が負けるかも!?」
確かにこれだとペルーが勝ちそうだ。だが、
封印する力がない限り、この勝負の行方はわからない。
この激しい抗争を、ノコッタインからパパとママが抱き合いながら見ていた。
ママ「パパ・・・・。モモは無事かしら・・・?」
パパ「大丈夫だ。私たちの娘だからさ。それより、この怪獣たち・・・・。
まるで、石版に描かれた怪物と同じ姿をしている・・・。そうか!!わかったぞ!!」
パパがママから離れて、何かひらめいたように言う。
ママ「ど、どうしたの・・・?パパ・・・・。」
パパ「2匹の怪獣は太古から対立していたんだ!!その戦いを記すために、
石版が作られたんだ!!あとは・・・妖精族の事だな・・・・。」
ママ「う~ん。きっと、羽つきの怪獣が妖精族の手下なんじゃない?
・・・・と、言う事は妖精族は人間たちを倒すために、怪獣を使ったんじゃ・・・?」
違う。彼らはただ、見ていたのだ。人間たちの様子を・・・。
ペルーはガビラスに馬乗りになって、敵の目の近くを叩き続けている。
そんな時、ゴダルだ。ゴダルがこの街にやって来た。
テブリッシュ「っ!!ゴダルだ!!」 シュドー「野郎・・・!こんな時・・・!!」
ゴダル「ほう・・・・。こいつがガビラスか・・・・。」
そして、ゴダルは指からのレーザーでペルーを攻撃。
ペルー「ギュイイイィィィンギュイイイイィィィンギュイイイイイィィィン」
攻撃を受けたペルーはガビラスから落ちてしまい、ガビラスは自由になった。
ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァン」
ガビラスは今まで叩かれた恨みで倒れたペルーに体当たり。
ペルーはそれを受けて、転がる。ガブラスはそんな怪獣に容赦なく火炎を浴びせた。
ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィンギュイイイィィン」
ペルーはガビラスの火炎を浴びて倒れそうになる。
ガビラス「キシィアアアアアァァァァァァン」 そして、ガビラスはゴダルに向ける。
どうやら、助けてもらった事を敬しているみたいだ。
ゴダル「ふん。さっそうと僕を認めてくれたか。
よろしい!!この町を全て焼き払ってみせろ!!!」
ガビラス「キシィアアアアアアアァァァァァァァァァン」
ガビラスは火炎を吐いて、周囲の町並みを燃やし始めた。
ゴダル「・・・・こちらの町か。そういえば、ノコッタインと言う、
夢のエネルギーが残ったと言われる場所があったなァ・・・。」
ゴダルはこの町の周囲を見回す。そして、彼の目についにノコッタインが入る。
ゴダル「・・・・・!」 そして、ゴダルがノコッタインの方へ向かって歩く。
イチゴ「ゴダルを攻撃します!!」 二機のスカイラッシュがレーザーバルカンで、
ゴダルを攻撃。ゴダルが指からのレーザーでスカイラッシュを攻撃するが、避けられる。
ガビラス「キシィアアアアアアァァァァァァァァン」 さらに、ガビラスもノコッタインに向かって、
歩く。ゴダルも怪獣と一緒に歩く。だが、スカイラッシュ二機とコプターがそれを阻止する。
コプターからシュドーのアンチファイヤーDRが赤い光線を放ち、ゴダルを攻撃。
ゴダル「・・・!?・・・・・!!」 ゴダルはそれを受けて、一度動きを止めるが、
すぐに歩き出しては、目の前のビルを叩き壊してしまう。
二機のスカイラッシュがレーザーバルカンでゴダルとガビラスを攻撃するが、効き目なし。
ゴダル「バーストハデス!!!」
ゴダルはバーストハデスで攻撃するが、これも避けられる。
コプターが通常バルカンでガビラスに攻撃。ガビラスは4つの目からの光線で攻撃する。
シュドー「うぉ!?」 シュドーがしゃがんで伏せて、コプターは間一髪で避ける。
ガビラスとゴダルがノコッタインへ向かってしまう。ママとパパはそれを見て怯える。
ママ「ああ・・・・!怪獣たちがこっちへ来るわ・・・・!!」
パパ「ど・・・・どうする・・・!?このままでは・・・・!!!」
その時、ペルーが立ち上がり、ノコッタインへ迫るゴダルとガビラスの前に立つ。
ペルー「ギュイイイイィィィィンギュイイイイイィィィィィンギュイイイイイイィィィィィィン」
テブリッシュ「っ!!あの怪獣・・・・!!」
イチゴ「まさか・・・・ノコッタインを守っているのか・・・・!?」
ゴダル「・・・・!・・・・・・!!」 ゴダルがペルーを倒そうと走る。
ペルー「ギュイイイィィィンギュイイィィィンギュイィィィン」
そして、ペルーとゴダルは押し合いに入るが、ガビラスがそのスキにノコッタインへ接近。
ペルー「ギュイイイィィィィンギュイイイィィィィンギュイイイィィィィン」
ペルーはノコッタインのピンチを感じ、ゴダルを殴り飛ばし、ガビラスへ跳びかかる。
そして、今度はガビラスを止めようと抑えた。
そこへ、怒ったゴダルがそんな怪獣を蹴り上げる。
ママ「パパ・・・・!あの怪獣、私たちを守ってくれているわ・・・・!!」
パパ「・・・・だとしたら、この妖精怪獣は正義の味方か・・・・っ!!」
そう。ペルーは正義の怪獣である。そして、アリス族も人間たちを愛しているのだ。
アリス族の女王「・・・・・ペルーが今、ピンチに陥っています・・・!」
アリス族の女王が汗を流して、苦しそうな表情をする。
コリス「な、なんですって!?」
アリス族の女王「私は感じるのです・・・・!冥界の王子がガビラスを操り、
ペルーを痛めつけ、地上の町を攻撃しています・・・・!!」
モモ「それでは・・・・こちらの町が・・・・・っ!!」
つづく
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