ティアーズがシュートクライシスを発動した。
その時、ライターの身体から再び紫色の光が発した。
マリオネット・ライター「っ!?きゃああああぁぁぁぁぁ!!!」
そして、その光の後、すぐにライターの身体が爆発してしまう。
それにより、ライターがひるみ、ダークネスへの攻撃ができない。
ダークネス・セイバー「っ!うおぉぉぉぉぉ!!!」
ダークネスは今のダメージでひるんだライターを容赦なく斬りつけた。
マリオネット・ライター「あぅ!!!」 ズバアアァァァッ
ライターは敵の強力な攻撃を受けて、倒れる。
光次郎「あかりさん!!!」 桜「姉さん!!!!」
野沢「もう一度、プラズマスターライトカノンを・・・・!!!」
清水「駄目だ!!もう一度チャージが必要なため、かなり時間がかかる・・・!!」
ティアーズ・ソウル「フン!!」 マリオネット・ライター「ぅあ!!きゃっ!!」
立ち上がったライターだが、ティアーズに殴られたり蹴られたりで、また倒れそうになる。
ダークネス・セイバー「デビル・スマッシュ!!!!」
ダークネスは剣を赤く光らせて、それでライターを思い切り斬った。
マリオネット・ライター「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ライターはダークネスのとっても強力な打撃技を受けて、また倒れる。
そして、ライターの身体に機械が見える程の大きな斬られた跡ができてしまう。
ダークネス・セイバー「どうだ?マリオネットライターよ。
我が支部長の願いのために、お前の首・・・。とくと貰い受けようぞ!!!」
ティアーズ・ソウル『そして、私は・・・光次郎君を頂くわ。
邪魔な女たちもあなたのように殺してからね!!!!』
それを聞いたライターは立つ。だが、体力はかなり消耗して、
胸のクリスタルタイマーも鳴り出した。タイムリミットまで4分しかない。
マリオネット・ライター「そ・・・・そんな事・・・・させません・・・・!!!」
ティアーズ・ソウル『諦めが悪い人ね。もうあなたに勝ち目はないのに・・・・。』
マリオネット・ライター「・・・・・・っ!!私は・・・・まだ・・・・!!!」
ティアーズは右手の拳を光らせて走り、ライターに向かって殴りかかった。
ティアーズ・ソウル「フラッシュ・パンチ!!!!!」
ティアーズの必殺打撃技、光る拳のフラッシュパンチがライターの腹に直撃した。
マリオネット・ライター「くああああぁぁぁ・・・・ぁぁぁぁ・・・・っ!!!!!!」
ライターは今まで強力な技を受けて、吹き飛ばされてしまう。
そして、ビルの壁に叩きつけられてぐったりとする。
ティアーズ・ソウル『くすっ。今度こそあの世へ送ってあげるわ。
そうすれば、もう人間の奴隷になんかならずに済むでしょ?』
光次郎「このままじゃ・・・・あかりさんが・・・・!・・・っ。」
光次郎はアンチフラッシュアローを見る。だが、それを見た光次郎は顔を振る。
光次郎(駄目だ!!真奈美ちゃんを殺してはいけないっ!!でも・・・・!!」
桜「・・・・・っ!光次郎君。アンチフラッシュアローを使って・・・!」
光次郎「え・・・・・??」
桜「それを使って・・・・真奈美ちゃんと姉さんを助けて!!!」
光次郎「さ・・・・桜ちゃん・・・・!?」
桜「やっとあの世で安らぎを得た真奈美ちゃんの魂は、
デスナイトのせいでティアーズの中に閉じ込められているに違いないわ・・・!!
それよりも・・・私、姉さんと再会できて嬉しいの!!けど、
ティアーズに殺されてしまったら、意味がない・・・。だから、お願い!!!
ティアーズを倒して、明里姉さんを助けて!!!!!
そして・・・・真奈美ちゃんの魂をジャンボロイドと言う牢獄から開放して!!!!!!!」
光次郎「桜ちゃん・・・・。」 桜は涙を流していた。
せっかく会えた姉の明里がまた死ぬのが嫌だからだ。
そして、真奈美が死ぬのも、また辛かったのだ。そして、光次郎も・・・。
光次郎「・・・・・っ!!うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
光次郎は走り、ティアーズの前に止まった。
マリオネット・ライター「っ!!光次郎さん・・・・・!?」
光次郎「ごめん・・・・あかりさん。僕は真奈美ちゃんを終らせる!!」
マリオネット・ライター「え・・・・!?」
そして、光次郎はアンチフラッシュアローをボウガンに入れた。
そのボウガンをティアーズに向けて、こう叫ぶ。
光次郎「真奈美ちゃん!!!君は・・・・本当にこんな事を望んでいるのか!?」
ティアーズ・ソウル『・・・何を言ってるの。これが私の望んだ事よ。』
光次郎「けど・・・本当は傷つける事を嫌いなハズだ!!それが簡単にできるなんて・・・!
けど、僕にはわかる!!君は本当はそんな事をしたくたい事が!!」
ティアーズ・ソウル『いえ。したいわ。私が人殺しをもっとしたいの。
デスナイト以外の人間なんて、動物・・・・いえ、害虫以下の存在よ・・・・。
私は人間が嫌いよ・・・。人間なんてジャンボロイドの敵なワケないじゃない・・・・。』
光次郎「違う!!君だって元から人間だったじゃないか・・・・・っ!!
だから、僕は君と言うジャンボロイドを倒して、君と言う人間を助ける!!!!!!」
そして、光次郎はボウガンの引き金を引いた。
その銃口から赤い矢が、アンチフラッシュアローが放たれる。
ティアーズ・ソウル『っ!!こ・・・これは・・・・・!!!』
そして、アンチフラッシュアローがティアーズの胸に突き刺す。
その時、ティアーズの身体から物凄い閃光が発した。ティアーズはこれに苦しむ。
ティアーズ・ソウル「キャアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
アンチフラッシュアローによって、
ティアーズの光のエネルギーが爆発エネルギーとなっていき、
彼女の身体中から火花が飛び散り爆発していく。そして、胸の二つのクリスタルも、
粉々に割れてしまい、そこも爆発していく。頭からも爆発が起き、
ヘルメットも破壊され、顔も露出していく。その目から涙が出ていた。
桜&光次郎「真奈美ちゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!」
そして、ティアーズはゆっくり倒れて、爆発した。粉々になって吹き飛んだ。
マリオネット・ライター「ま・・・・真奈美さん・・・・・。」
ダークネス・セイバー「おのれええぇぇぇぇ・・・・・!!SSPめェ!!!!」
マリオネット・ライター「っ!!スライス・ライト!!!!」
悲しみにくれそうなライターはダークネスに怒りをぶつけるように、
スライスライトを投げつけた。怒りの必殺光輪がダークネスに命中した。
ダークネス・セイバー「ぐあああああぁぁぁぁっ!!??」
ダークネスはスライスライトをまともに受けて、倒れた。
機体は斬られたが、真っ二つにされていない。ダークネスはこの程度では死なない。
マリオネット・ライター「・・・・・・っ!!!」 ライターはそれを知り、警戒していた。
ダークネス・セイバー「ぐ・・・・っ!!このままで済むと思うなよ。
マリオネット・ライター・・・・!次は命はないと思え!!!」
マリオネット・ライター「許さない・・・・!真奈美さんを、
悲しい機械人形にしたあなただけは・・・・・!!!」
ダークネス・セイバー「・・・・っ!ドイツで待っているぞ・・・・。」
ダークネスは闇の中へ消えていった。ライターは小さくなり、あかりの姿へと戻った。
桜と光次郎は涙を流していた。何故なら、真奈美はもう帰らぬ人となったからだ・・・。
真奈美の身体はもう存在しない。あるのは、機械の破片だけ。
桜「う・・・うううう・・・・・うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
光次郎「うううぅぅぅぅ・・・・・ううううう・・・・・!!!!!」
桜と光次郎は泣いた。春日たちと、いつの間にか降りた青井、野沢、清水は、
同情するかのように見ていた。特に青井や野沢も涙を流している。
あかり「ああぁぁぁ・・・・っ!!!」 そして、あかりも泣き崩れていた。
青井「先輩に高町隊員・・・・!彼女の死を悲しんでいるのですね・・・・っ!!」
野沢「だって・・・・。あの子は二人の友達だったもん・・・・!!」
清水「だが・・・・。いつまでも悲しむワケにはいかない・・・・。」
春日「そうね・・・・。一刻も早く、デスナイト本拠地を探さないと・・・・!!」
光次郎と桜「ううううぅぅぅ・・・・。」
二人は泣き続ける。もう存在せぬ真奈美の死を悲しむように・・・。
真奈美の声『泣かないで。二人とも。』 光次郎と桜「っ!!?」
だが、そんな時。二人の耳に死んだハズの真奈美の声が聞こえる。
そして、二人は夜空の方を見る。そこに全裸の真奈美が光に包まれながら漂っていた。
真奈美『・・・・もう大丈夫。私、また天国へ行けるから・・・。』
野沢「あっ!!あれは・・・真奈美ちゃんの幽霊!!?」
清水「恐らく、人間ジャンボロイドが死ぬと、その人間の霊が出るのかしら?」
あかり「いえ・・・。それだけではありません。ティアーズの光のエネルギーが、
物質となり、その物質が真奈美さんの霊と融合し、見えるようになったのです・・・。」
桜「真奈美ちゃん・・・ごめんなさい!!本当は・・・あなたを・・・・!!!」
光次郎「今度は僕が君を殺してしまった・・・・!!ごめん・・・本当にごめん・・・!!」
真奈美『良いよ。むしろ、ありがとう。あなたたちのおかげで、
私はジャンボロイドと言う牢獄から開放されたから・・・。
あかりさんもありがとう・・・。私のために泣いてくれて・・・・。』
あかり「真奈美さん・・・。私のせいで・・・ごめんなさい!!」
真奈美『ううん。誰も悪くない。だって、私はあなたたちが大好きだもん。』
光次郎と桜「真奈美ちゃん・・・・。」
真奈美『・・・・あなたたちに良い事を教えてあげるわ。デスナイトの総裁は、
ドイツのミュンヘン付近の山の中いるわ。そこがデスナイトの真の本拠地よ。』
光次郎「ドイツの・・・・ミュンヘン・・・・!?」
桜「知ってるわ。ナチス・ドイツが本拠地として構えた場所であると・・・・。」
真奈美『デスナイトは元々ナチスの残党だから、ここで兵力を取り戻して、
今の組織になっていたんだわ。気をつけて。そこには、
無数のジャンボロイドとモンスロイドが造れているかも知れないわ。』
光次郎「それでも戦うよ。これ以上、君のような悲しい奴を造らせはしない!」
真奈美『ありがとう。光次郎君。ずっと・・・好きだよ。
桜ちゃん。光次郎君と幸せになってあげてね・・・・。さようなら・・・・・。』
そして、真奈美は消えてしまった。そう。
真奈美はあの世へ成仏したのだ。彼女は天国で永遠の安らぎにつく事だろう。
桜「真奈美ちゃん・・・・うっ!天国で・・・。ひっく!
幸せに・・・なって・・・ね・・・・っ!!うう・・・・うぇ!!」
光次郎「これで決戦の地は決まった・・・・!!ドイツのミュンヘン・・・!
そこに行って、デスナイトの奴等を一人残らず倒してやる・・・・・っ!!!!」
あかり「ダークネスセイバー・・・・!!あなただけは許さない・・・・!!!
あなたを倒して、全てのジャンボロイドを倒してみせるわ・・・・!!!!」
そして、対日本攻撃支部の基地では、桐原がダークネスの負傷を聞いて怒った。
桐原「何いいぃぃぃぃっ!!!ダークネスが倒されただとォ!!?」
ブラック・アタッカー「はっ!!
マリオネットライターに倒されたとの報告がその結果です!!」
桐原「おのれえぇぇ・・・・!!マリオネット・ライター・・・・SSP・・・・!!
そして、高町光次郎!!!貴様らだけは必ず許さん・・・・!!!!」
デスナイト総裁の声『桐原よ。ただちに対日本攻撃支部の全勢力を連れて、
ドイツのミュンヘン付近にある我が城へ来い。
全てのSSPがこちらへ向かっている・・・!!』
桐原「はっ!!決着を着けてやる・・・・・!!!
我が本拠地・ドイツでなァ!!!!!」
デスナイト総裁の声『その意気だ。今に見ているが良い。SSPの諸君・・・・。
我らデスナイトの真の恐怖はここからだ・・・・!
はっはっはっはっはっはっは・・・・・!!!』
こうして、ティアーズソウルの機体から開放された真奈美の霊の情報により、
デスナイトの本拠地を知る事ができた光次郎。SSPの少女たち。
そして、マリオネットライターことあかり。少年少女たちは、
全ての想いを力に変えて、いざ、デスナイトの本拠地、
ミュンヘンへと向かう事になります。ここが最終戦争の地となるのです。
次回のマリオネットライターは、いよいよ衝撃の最後を迎えるのです!
次回につづく
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