少年「そうだ!!そのカタドンガーの完成には、
多くの資源と資金が必要なのだ・・・・っ!!」
青年の声「その通りだ!我が部下たちよ・・・・。」
少年&少女「っ!?リーダー!!」 青年の声を聞いた少年と少女は、
近くに青年が来た事に気づく。あのギギAである青年が・・・・。
青年「・・・・・カタドンガーの完成まで間近に近い・・・・。
だが、そのあと少しのところで、DGCに感づかれそうなのだ・・・。」
少女「奴等はじきに我らの計画を見つける恐れがあるでしょう。
その前に仕留めておかなければ・・・・っ!」
少年「DGCだけではない。どうやら、フェナリナーサから、
使者が来たそうだ。我らの計画を食い止めるために・・・・。」
青年「フェナリナーサからの使者だと!?・・・・久しぶりに聞くと、
忌まわしい感じとなってくる・・・。奴等はかつて、
我が先祖たちが襲撃した夢の国の中で最も先祖たちを多く、
葬った恐るべし天空の覇者ども。まさか、我々が奴等の子と、
出会う事になろうとは・・・・!しかし、良いチャンスだ。
彼奴のタマを取れば、我らギギ族は異次元最強の一族となろう。」
少年「うむ・・・。なんとしても、フェナリナーサの使者を探さねば・・・・!!」
少女「ならば、資金を集めながら、奴を探しましょう・・・・っ。
カタドンガー完成まで、残りは資金だけなのです。」
青年「ふむ!では、君たちはフェナリナーサの使者を探せ。
私は残りの必要な金を全て奪還する。カタドンガーは完成した時、
すぐにカタドンガーを出撃させて、この人間界を征服する!!」
少年と少女「はっ!!」
そして、青年と少年と少女は3人同時にギギに変身した。
3人のギギ「ギギギギギギギギギギ・・・・・!!!」
ギギは笑っていた。ギギは人語を話せず、「ギギギギ」としか言えないのだ。
ギギA「ギギ!!ギギギギ!!ギギギギギギギ!!!」
ギギB「ギギギ!!ギギ!!」 ギギC「ギ!ギギギギ!!」
そして、3人のギギはテレポートで消えて行った。それぞれの使命を果たすために・・・。
DGC司令室に戻った隊員たちとアイリーン&ランドルの夫婦。
モモ「そう・・・・。なかなか見つからないんだ。
仕方がないわよね。ギギ族は神出鬼没だから・・・・。」
シュドー「神出鬼没か・・・。どうりで見つかりにくいワケですぜ。」
テブリッシュ「レーダーを開発しようにも、奴等を発見できるかろうか、
その確率が低そうだ・・・・。一体、どうすれば・・・・。」
コリス「・・・・・ジャックさんの力が必要です!!」
隊員たち「え・・・・!??」 コリスの言葉にモモたちが反応する。
テブリッシュ「ジャ・・・・ジャックってランドルさんとアイリーンさんの、
息子だよな・・・・!?でも、何故彼の力が必要なんだ?」
シュドー「仮にもランドルさんとアイリーンさんは普通の人間だぞ?
ジャックも人間の子なんだから、異次元人に対抗できる力はあるだろうか・・・・。」
モモ「・・・・・・・っ!」 モモに睨まれたコリスは落ち込んで黙り込む。
コリス「は・・・・っ!・・・・・・。」
コリスはジャックがフェナリナーサの夢の力を得た巨人である事を、
語ってはいけないと、今知った。ランドルやアイリーンもそれを心得ている。
モモ「・・・・・明日も異次元人は略奪を行うかも知れないわ。
それでは、皆。明日の任務に備えて、休んでいなさい。では、解散!」
隊員たち「はい!!」 そして、隊員たちはそれぞれの家に戻ろうと、
司令室から出た。コリスとモモ、アイリーンとランドルは残るそうだ。
コリス「・・・・ごめんなさい。姉さん。けど、ジャックさんの力は・・・・。」
モモ「確かに必要だわ。けど、それを簡単に語ってはいけないのよ・・・。」
ランドル「本来ならジャックにあの力を使ってはいけないと決めているんだ。」
コリス「決めている・・・・??」
アイリーン「夢の力は人によって神の力か悪魔の力を得るの。
残念だけど、ジャックの夢の力は強大過ぎる。」
ランドル「彼は昔、その力で好き勝手暴れた事があるんだ。
まあ。その後はフェナリナーサの王様が物凄く叱ったよ。」
モモ「そう・・・・。じゃあ、ジャックさんの力は悪魔って事ね・・・。」
ランドル「しかし、私は信じている。ジャックが天使の力を手に入れてくれる事を・・・!」
アイリーン「そして、いつかは地球に行かせて夢の力で、その地球に、
夢と希望を取り戻させるつもりなの。・・・ってか、もう地球に来ちゃってるけどね。」
コリス「・・・・しかし、この地球ではギギ族が支配しようとしています!
恐らく、DGCの科学力ではもちろん。僕のウルトラマンとしての力でも、
歯が立たないのかも知れません・・・・。だから・・・・!」
ランドル「ジャックの力だと言うのかね?本来なら、
彼にその夢の力を使ってはいけないと言ったのだが・・・・。」
アイリーン「・・・・・でも!今は地球がピンチだから・・・・。」
コリス「・・・・っ?」 コリスは二人が何か判断しようと見て、期待をする。
アイリーン「・・・・あの子の力を借りてもいいわよ?」
コリス「本当ですか!?」 コリスはそれを聞いて喜ぶ。
ランドル「ああ。ただし、力を間違わせないように一緒に戦ってくれたまえ。」
コリス「はいっ!!」 コリスは喜んで、司令室から出た。
コリスはジャックと一緒に地球を守りたいのであった。
しかし、ジャックは彼の協力を受け入れる事ができるだろうか・・・?
ランドル「・・・・あのコリスって子。まるで君にそっくりだな。」
モモ「え・・・・?」
アイリーン「どんな困難でも、自分のやりたい事を最後までやる遂げる。
それは、あんたやコリス君にあるって事よ。姉弟なだけに・・・・。」
モモ「・・・・ええ。コリスは、私の最高の弟です。
彼を信じましょう。彼ならジャックと仲良くなれますから。」
アイリーン&ランドル「うん・・・。」 夫婦は頷いて微笑んだ。
そして、次の日。とある銀行で大爆発が起きた。
恐らくギギAがそこの金を全て盗み、光線で破壊工作を仕掛けたのだろう。
ギギAはカタドンガーの完成を急ごうとしていたのだ。
銀行爆破の情報はただちに、DGC本部がキャッチした。
モモ「G2地区の銀行で爆破テロが起きたわ。恐らく、ギギの仕業ね。
G2地区だけではなく、FW地区、U3地区の銀行でも爆破テロが起きたわ。」
イチゴ「他の地区の銀行も襲われる可能性もある。ついに敵が動きましたね。」
モモ「ええ!犯人の手かがりを探すために、コリスはG2地区へ直行して。
他の隊員たちは次に犯人が狙いそうな地区へ行って。」
隊員たち「了解!!!!」
ランドル「では、我々は別の地区で待ち伏せするとしよう。」
アイリーン「それに、ギギってワケわかんないから凍らせる甲斐があるわ♪」
モモ「ランドルさん。アイリーンさん。・・・・・よし!
それでは、作戦開始!!今度こそギギを倒すのよ!!!」
こうして、作戦は開始され、隊員たちはロードラッシュでギギを探しに、
コリスは専用車でG2地区へ向かった。そして、G2地区に着いたコリスは、
専用車から降りて街中を探索して歩いていた。
コリス「まだギギは逃げていないハズ・・・・!必ず見つけてやる。ん?」
その時、コリスは遠くに誰かがいる事に気づく。それはジャックであった。
ジャック「・・・・・・・っ!?」 ジャックもコリスがいる事に気づく。
コリス「ジャ、ジャックさん!!!!」 コリスはジャックを見つけ、彼に近づく。
ジャック「・・・・また会ったな。」
コリス「・・・・まだギギを探しているんですね。」
ジャック「ああ・・・・。ここに奴の気配がすっげー湧き上がって来やがる。」
コリス「気配が湧き上がって・・・・!?すると、奴は!!」
ジャック「ふん。・・・・既にここに来たみたいだぜ?なァ!!?」
ジャックは近くのビルの屋上を見てみる。そこに、ギギCの人間体である少女がいるからだ。
少女「・・・・・・・どうやら気づかれたみたいね。待ち伏せしようと思ったけど。」
コリス「あいつが・・・・・ギギ・・・・・・!?」
ジャック「そうだよ。じゃあ・・・・見せてやるよ!!!」
そして、ジャックの背中から妖精の羽が生え、その羽でジャックはジャンプした。
コリス「よ、妖精の羽だ!!!・・・って、目立ってるし!!」
コリスは周りの人々がジャックが飛んでいるところを診ているところに気づく。
ジャックは妖精の羽を羽ばたかせ、一気に少女のいる屋上へと飛んだ。
ジャック「ふん!!」 そして、ついにジャックは屋上へ着地し、少女と対面する。
少女「言っておくけど、私は女よ。女性に手を出すと最低だって評価が下がるわよ?」
少女はそう言うと、怪人に変身した。今度は顔だけではなく、
身体も怪人に変化した。衣装も銀色と黒の模様で、手足も黒色であった。
ギギC「ギギギギギギギギギ!!!」
ジャック「へっ!その顔と声になった時点で・・・・てめーは女じゃねェんだよ!!!」
ジャックはギギCに殴りかかる。
ジャック「おらああぁぁぁぁっ!!!」 ジャックの拳がギギCに届く。
ギギC「ギギッ!!」 ギギCは右腕でジャックの打撃からガードした。
ジャック「何!?うわっ!!」 ギギCは素早いキックでジャックの腹を打つ。
ジャックはその激痛でギギCから離れて、倒れる。
ギギC「ギギイィィィ・・・・!ギギッ!!」
ギギCは続いて、目からの光弾でジャックに迫る。
ジャック「っ!はっ!!くらえ!!!」
ジャックは素早く敵の光弾を避け、立ち上がってはすぐに白い光弾を発射した。
ギギC「ギ!?ギギイイィィィッ!!!」
ギギCはジャンプして光弾を避け、ジャックの後ろに着地した。
ギギC「ギギッ!!」 ジャック「な・・・・っ!?ちぃ!!」
ギギCがチョップを繰り出すが、ジャックが両手をクロスしてガードする。
ジャック「お返しだ!!!」 ジャックは蹴り上げで、ギギCを攻撃する。
ギギC「ギギッ!!?」 ギギCはジャックの打撃を受けて、
吹き飛ぶが、なんとか痛みに耐えて見事に着地した。
ギギC「ギギギギギ・・・・・!!」 ジャック「むっ!とおおぉぉぉう!!!!」
ジャックはパンチしようとするが、ギギCはテレポートで消えてしまった。
ジャック「おお!?・・・ちっ!一体どこへ・・・・!!」
敵がどこにいるかと戸惑うジャックの後ろよりギギCが出現。光弾を出そうとするが・・・。
ギギC「ギギギギギ・・・・・!ギギッ!!?」
その時、ギギCの背中から爆発が起きた。ひるむギギCは後ろへ向く。
そこに銃を構えたコリスの姿が。そう。コリスは後ろからギギCを撃ったのだ。
コリス「お前がギギか!!でも、もう好きにはさせないぜ!!」
ギギC「ギギギ・・・・!!」 ジャック「っ!!コ・・・コリス!!」
ギギCとジャックはコリスがいた事に驚く。
コリス「ジャックさん!!ここは一緒に戦いましょう!!!」
ジャック「黙れ!!こいつは俺一人で倒す!!そして、俺の強さを見ろ!!!」
コリス「一人だけの強さは本当の強さではありません!!!」
ジャック「いいから見てろ!!とああぁぁぁ!!!!」
ジャックは鋭いハイキックでギギCに打撃する。
ギギC「ギギギ!?」 ジャック「せい!!てや!!はっ!!とう!!」
ジャックはパンチとキックの打撃による連携攻撃でギギCを追い詰める。
コリス「す・・・凄い・・・!でも・・・・・。」
コリスは不安する。ギギCは打撃だけで倒せる敵ではないからだ。
ギギC「ギギギ・・・・!ギギイィィッ!!!」
ギギCは怒りのこもったパンチでジャックを殴り飛ばす。
ジャック「ぐわあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
ジャックは離れたところへ落ちるが、逆に怒りが込みあがり立ち上がる。
ジャック「く・・・・っ!調子に乗ってんじゃねェ!!!」
ジャックは白い光弾で反撃するが、ギギCは光弾で相打ちする。
ジャック「なんだと・・・・!?」 ギギC「ギギギギ!!ギギィ!!」
そして、ギギCがジャックを襲おうと走る。しかし・・・・・。
コリス「はあああぁぁぁぁぁっ!!!!!」
右方からコリスは素早いミドルキックでギギCを打撃した。
ギギC「ギギイィィィ!!」 ギギCは倒れる。だが、まだくたばらない。
ジャック「コ・・・・コリス・・・・?」
コリス「今の敵はかなりの強敵と見ました!!一緒でなければ勝てません!!」
ジャック「じゃあ・・・お前と一緒に戦えってのか!?」
コリス「そうです!あなたは孤独ではありません!!あなたには、
ランドルさんとアイリーンさんと言う親がいる!!そして、
地球の仲間たちがいるんだ!!あなたはこの地球を守りたいんでしょ!?」
ジャック「・・・ちっ!しょうがねーな!!今回だけだぞ!!お前と一緒はよ!!!」
コリス「あは・・・・っ!はい!!!」 そして、コリスとジャックは、
一緒にギギCと戦う事になった。ギギCは立ち上がり、二人に光弾を仕掛けた。
ギギC「ギギイイィィィ!!!」 コリス&ジャック「とぅ!!!」
コリスとジャックはジャンプして敵の攻撃を避けた。光弾は床に命中した爆発した。
ジャック「たあああぁぁぁぁぁ!!!」 ジャックはジャンプキックを繰り出す。
ギギC「ギギ!!」 ギギCは素早くそれを避けるが、次はコリスが攻撃に出る。
コリス「はああぁぁぁぁ!!!」 コリスは手刀でギギCにダメージを与える。
ジャック「とりゃああぁぁぁぁぁ!!!!」 ギギC「ギギ!?ギギギギイィィ!!」
続いて、ジャックがメガトンパンチでギギCを攻撃。敵が段々と押されようとする。
つづく
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