ギギC「ギギギギギギ・・・・・・!!!」
ギギCは反撃しようとするが、時は既に遅し。
コリスとジャック「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
コリスとジャックは同時にギギCに強大なキックを打ち込んだ。
いわば、ダブルキック。ギギCはこれを受けて吹き飛んでしまう。
ギギC「ギギイイイイイィィィィィィィィィ!!!!??」
ギギCは倒れる。だが、まだ瀕死ではなかった。
ジャック「さーて。そろそろ死んでもいい頃じゃね?」
ギギC「ギギギギギ・・・・!ギギッ!!!!」
ギギCは立ち上がり、テレポートで消えてしまった。
ジャック「・・・・ちっ!また逃げられちまった!!!」
コリス「・・・・けど、あれだけのダメージをくらわせただけで十分だと思います。」
ジャック「あれで倒したワケじゃない!今の奴はまたいつ襲ってくるか・・・・!
戦いではどちらかが倒れるまで終らないんだ!!」
コリス「戦いが・・・・・あなたの夢ですか?」
ジャック「そんなんじゃない!俺の夢は・・・・・・!!」
コリス「・・・・まだ、見つかってないのですね・・・・・。」
ジャック「・・・・・なくて悪いのかよ。
昔、俺にはやるべき事などなかった。だから、夢を信じなかった。」
コリス「・・・・・でも、そのあなたにもやるべき事があったんじゃないですか?」
ジャック「あっただと・・・?はっ!」 その時、ジャックは気づいた。
初めてコリスと対面した時、両親の故郷であるこの地球を守る事に誓ったと・・・。
コリス「あなたはあの時、言ってましたよね?父と母が生まれたこの地球を・・・。」
ジャック「守る・・・・つってたな。」
コリス「え?」 コリスはそれを聞いてきょとんとする。そう。ジャックは気づいていたのだ。
ジャック「俺はフェナリナーサで求めるべき夢などなかった。だが、
この地球に来る事で、求めるべき事が見つかった。」
コリス「ジャックさん・・・・。じゃあ・・・!」
コリスはジャックに夢が見つかったのかと期待して笑顔になる。
ジャックも笑顔になって、こう言った。
ジャック「たとえ夢と希望がなくても、父・ランドルと母・アイリーンが生まれた、
この地球を守り抜く!それが・・・俺の夢だ!!!!」
そう。ジャックに夢が見つかったのだ。愛すべき親の故郷を守ると言う夢が。
ジャック「俺はこの夢の力でいろいろ間違った行いをしてしまった。
だが、この夢の力にも正しい道へと導ける気がする!!」
コリス「・・・行きましょう!!あなたの夢の力を、今こそ正すために!!」
ジャックはそれを聞いて、頷く。二人はギギを倒すために走り出した。
その頃、別の町ではギギBに変身した少年が、
既にランドルとアイリーンに見つかったのだ。
少年の周りが凍っているのは、アイリーンが冷凍銃を使っていたからだ。
少年「き・・・貴様ら・・・・!どうして、俺の事が・・・・・!!」
ランドル「ふっふっふっふ。この本来なら妖精を見つけるための探知機を、
副作用した探知機で探したのだよ。これで人間である君がギギである事がわかったよ。」
ランドルは探知機のような機械を少年に見せる。それで少年が見つかったワケだ。
アイリーン「さァ。ワケのわからないギギよ。たーっぷり凍らせてあげるからね♪」
ランドル「それに君。息子のジャックがお世話になってるそうだね。
フェナリナーサ生まれの子をあまりなめてはいけない!!」
少年「フェナリナーサだと!!すると、貴様らは昨日のあのガキの両親か!!」
アイリーン「そう!けど、私たちは普通の人間だけどねw」
少年「ならば、てめーたちを捕らえてあのガキを誘き寄せてやる!!!!」
そして、少年はギギBに変身した。ギギCと同じく衣装も変わっている。
ギギB「ギギギギギギギギギ・・・・・・・!!!!!」
ランドル「とうとう本来の姿を見せたか・・・・!!」
アイリーン「ますますワケのわからなくなってきたわァ・・・・!」
ランドルは少しビビりを感じ、アイリーンは凍らせたいと言う、
欲望が沸いて来る事に感じた。ギギBがそんな二人に攻撃してくる。
ギギB「ギギギギッ!!!」 ギギBは目からの光弾を発射した。
アイリーン「わっ!!」 ランドル「危ないっ!!」
二人はそれぞれに避けて、敵の光弾から離れた。
アイリーン「こいつは物凄いワケのわからない力を感じているわ!!
ならば、今までの戦力を数倍にすればいいんだわ!!」
ギギB「ギギ!ギギギイイイィィィィ!!!!」
ランドル「ア、アイリーン!!」 ギギBがアイリーンに迫ろうと走る。
アイリーン「あなどれないでよね!!冷凍パワー全開!!!!」
アイリーンは冷凍銃から大量の冷凍ガスが吹き出た。
ギギB「ギギギギギ!!ギギギギギギイイイイイィィィィィィィ!!!!!!!!」
ギギBは冷凍ガスを浴びて、寒がっていた。
ランドル「いいぞ!!あと少しで敵は凍り付けだ!!!」
アイリーン「さあぁぁぁっ!!あなたも私のサンプルにしてあげる!!」
ギギB「ギギギギギギ・・・・!!ギギ・・・・・ッ!!!!」
すると、ギギBはテレポートで消えてしまった。
アイリーン「あら?逃げてしまったわ。」
アイリーンはこれに気づき、冷凍銃での攻撃を止めた。
その頃、ギギAの青年はとある地下にいた。
この地下はギギたちにアジトであるのだ・・・。
青年「ククククク・・・・!莫大な資金を奪いつくし、ついに完成したか。
我がギギ族の巨大兵器・カタドンガーよ!!!」
青年の前には、巨大な鉄の兵器があった。その兵器はまるで怪獣であった。
巨大な両腕、某巨人に似たようなごつい顔。その頭体には銀色の触覚。
右手には人間の手とは思えないメカアームがあった。背中にはゼンマイが・・・。
下半身では何故か尻尾があった。
この鉄の巨人のような怪獣こそが、鉄の大怪獣・カタドンガーである。
そして、青年の近くに少年と少女がテレポートで来た。二人ともヘトヘトだ。
少女「リーダー・・・・!フェナリナーサの使者だけではなく、
マリンナーサの使者までもが来ました・・・・っ!!」
少年「地球人も恐ろしい科学力を持っています。
奴等を倒せるのは、もはやカタドンガーしかありません!!!」
青年「安心しろ。そのカタドンガーは既に完成していた。」
少年&少女「おお・・・・・!!」 少年と少女はカタドンガーが完成した事に感心した。
青年「さァ!!今こそ機動するのだ!!カタドンガー!!!」
そして、青年はギギA(衣装はBとCと同じ)に変身し、青い目を光らせる。
ギギA「ギギッ!!」 そして、ギギAの目が光ると、カタドンガーの背中の、
ゼンマイが回り始め、ついに怪獣カタドンガーが動き出した。
カタドンガー「ガヤアアアァァァァァオオオォォォォウ」
そして、少年と少女もギギに変身した。3人のギギは互いを向き合う。
3人のギギ「ギギギギギギギギギギ・・・・・・・!!!!!!」
そして、3人のギギが光となり、合体を始めた。
光が消えると、ついにギギが合体した姿をなった。
衣装は変わらぬが、一つの顔に、A、B、Cと3つの顔がある。
これがギギの本当の姿だ。
ギギ「ギギギギギギギギ・・・・・!!ギギイイィィィッ!!!」
ギギが叫ぶと、カタドンガーが動き、歩き始めた。
そして、スーシティの都会。そこの地面からカタドンガーが突き出て、出現。
カタドンガー「ガヤアアアァァァァァオオオォォォォォウ」
人々「あああ!!怪獣だああぁぁぁぁ!!!!」 「逃げろおおおおぉぉぉぉ!!!!」
街の人々は怪獣の出現に逃げ出した。カタドンガーはさっそく暴れだす。
カタドンガー「ガヤアアアアァァァァァァオオォォォォウ」
カタドンガーは近くのビルを叩き壊す。そして、右手のメカアームで、
崩壊寸前のビルを完全に破壊した。怪獣は次のビルもメカアームで崩壊させる。
カタドンガーは胸と腹の間にある、黄色いクリスタル状の部分から、
黄色い電撃光線を発射した。その光線が遠いビルに命中して、そのビルが爆発して、
粉々に吹き飛んだ。カタドンガーの電撃光線は1億ボルトあるのだ。
そこに、4人の隊員たちが乗るロードラッシュが駆けつけて来た。
シュドー「ロ、ロボット怪獣だ!!!」
テブリッシュ「こんなところに・・・・・っ!!」
イチゴ「もしかして、ギギが送り込んだと言うのか・・・・!?」
サキ「とにかく、まずは怪獣を倒して、都市を防衛しないと!!」
シュドー「そうだな!!その後でギギの野郎をぶっ探そうぜ!!」
テブリッシュ「よし!!私とシュドーは徒歩で攻撃。
サキとイチゴはロードで怪獣を攻撃。では、行動開始!!!!」
サキ、イチゴ、シュドー「了解!!!!!」
そして、ロードから降りたシュドーとテブリッシュが銃器を持ち出して、出撃。
テブリッシュはウルトラシューターでシュドーはショットバトラーであった。
テブリッシュ「二つに分かれて、怪獣を攻撃するぞ!!」
シュドー「おう!!」 そして、シュドーとテブリッシュはそれぞれに散って行動に出た。
カタドンガー「ガヤアアアアアァァァァァオオオォォォォォウ」
カタドンガーは左手の拳や右手のメカアームで次々とビルを叩き壊していた。
そんなカタドンガーを攻撃しようと、ロードが拡散レーザーで攻撃した。
攻撃を受けるカタドンガーだが、通用せずロードを追おうとする。
そこに、遠くの場所からシュドーがショットバトラーでカタドンガーを攻撃。
しかし、カタドンガーはそれを受けても進行をやめないそうだ。
シュドー「なんて硬ェ装甲なんだ・・・・・!」
そして、テブリッシュが遠くのビルの3階の窓辺から怪獣を射撃していた。
テブリッシュ「くそ!!この怪獣は恐らく、多くの資源でなければ、
造れない鉄でできているのか・・・・!!・・・・ん?」
その時、テブリッシュはカタドンガーの背中にゼンマイがある事に気づく。
テブリッシュ「そうか・・・!このゼンマイが怪獣を動かしているのか!!」
テブリッシュはそのゼンマイを攻撃した。ゼンマイに火花が散り、怪獣の動きが止まった。
テブリッシュ「よし!!」 シュドー「おお!怪獣の動きが止まったぞ!!」
イチゴ「ゼンマイはロボットを動かす機能を持っている。
そこを狙うとは、やりますね!テブリッシュさん!!」
だが、まだ喜んではいられない。どこからともなく、
巨大化したギギが現れた。カタドンガーを助けに来たのだ。
ギギ「ギギギギギギギギギギ!!!!!」
サキ「っ!?今度は巨人だ!!!!」
イチゴ「見た事がある・・・!こいつがギギだ!!!!」
ギギ「ギギギギギ!!!ギギ!!!!」
ギギはさっそくテブリッシュのいるビルにAの顔を向けた。
テブリッシュ「こっちに気づかれた!!不味い!!!」
そして、ギギはAの目から光弾を発射して、ビルを破壊した。
幸い、テブリッシュはいち早くビルから脱出できたので、セーフである。
シュドー「にゃろう!!!」 シュドーはショットバトラーでギギを攻撃。
ギギ「ギギギ!?ギギィ・・・・!」 攻撃を受けて痛がるギギは、
カタドンガーの方に向けた。そして、怪獣に両手を向けて、超能力を持つ。
すると、カタドンガーの背中のゼンマイが回り始め、怪獣は再起動をした。
カタドンガーはゼンマイによって機動している。だが、
そのゼンマイが弱点でもあり、攻撃されると動けなくなってしまう。
ギギはそのゼンマイを超能力で回す事で、カタドンガーを援護するのだ。
カタドンガー「ガヤアアアァァァァァァゴオオオオォォォォォォウ」
サキ「怪獣が復活した!!」
イチゴ「ロードはカタドンガーを足止めする!!
シュドーさんとテブリッシュさんは怪獣を操る敵を攻撃してください!!!」
ロードが拡散レーザーでカタドンガーを攻撃し、
テブリッシュとシュドーがギギを攻撃した。
ギギ「ギギ!!ギギギギギギ!!ギギイイィィィ!!!!」
カタドンガー「ガヤアアアァァァァァゴオオオオォォォォォォォォォウ」
ギギとカタドンガーは攻撃を受けるが、ダメージを与える様子がなく、
それぞれ暴れまわる。ギギは少しだけ痛がりを見せながらも、
地上から攻撃する者を攻撃しようと、近くのビルを多く壊している。
そこに、自衛隊の戦闘機部隊が駆けつける。カタドンガーに一斉攻撃を仕掛ける。
イチゴ「自衛隊の援軍だ!!頼んだぞ!!!」
戦闘機部隊はスパローミサイル一斉連射でカタドンガーを攻撃する。
カタドンガー「ガヤアアアアァァァァァゴオオオォォォォォウ」
だが、そんな総攻撃もカタドンガーの鉄の防御には効き目なしであった。
カタドンガーは口を開かせ、そこから大砲が出る。
そこからミサイル弾を連射して、多くの戦闘機を撃墜した。
ギギ「ギギイイイィィィィィ!!!!!」
ギギもAの目から光弾を発射して、複数の戦闘機を破壊した。
そして、ギギは次にBの顔を前に向け、その目から光弾を発射して、ビルを破壊した。
ギギ「ギギ!!ギギ!!」 さらに、ギギはCの顔をも前に向けて、
その顔の目から光弾を発射して別のビルを破壊して、またAの顔を前に向け、
その目からの光弾でまた別のビルを破壊した。そう。ギギは、
3つの顔を回しながら、一つ一つの顔を交代させながら、
一発ずつ光弾を撃ち、前方の街並みを破壊しているのだ。
ギギ「ギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!!!!!!!!!」
これぞギギの得意技・3面破壊光線連射である。
サキ「ああ・・・!街がどんどん燃えていく・・・・・!!」
イチゴ「カタドンガーの装甲は恐らく、スカイラッシュの戦力でも敵わないだろう・・・。」
スカイラッシュが駄目でも、まだこの二人がいた。そう。コリスとジャックである。
コリスとジャックは暴れるギギとカタドンガーを見ていた。
ジャック「ついに動き出しやがったな。ギギめ・・・・!!」
コリス「そして、ギギが操っているロボット怪獣か・・・・。
見るにかなりの戦力を持っていますね・・・・っ!」
ジャック「何を言ってやがる?地球を守っているウルトラマンのクセに・・・。
俺はな、この地球をマジで守るつもりだ。この命に代えてもな!!」
コリス「くす・・・・っ。では、行きましょう!!」
ジャック「ああ!!」
そして、ついにコリスとジャックは正義の変身を開始した。
コリス「ショワッチ!!!!!」 ジャック「フェナリ・チェンジ!!!!!」
コリスはウルトラマンクリスタルに、ジャックはライドマンに変身し、
巨大な姿となって、ギギとカタドンガーの前に立ちふさがった。
ギギ「ギギギギギ!!?」
カタドンガー「ガヤアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォォォ」
ウルトラマンクリスタル「これ以上好きにはさせない!!シュワッ!!!」
ライドマン「てめーらは俺たちがまとめて倒し、この星を守ってやらァ!!!」
そして、モモ、ランドル&アイリーンもビルの屋上から、
クリスタルとライドマンの勇姿を見て、感動した。
ランドル「おお・・・!あのジャックがモモちゃんの弟と向き合っている・・・!」
アイリーン「ええ・・・・。私の息子がこんなにたくましく・・・・。」
モモ「コリス・・・・。ジャック君・・・・。二人とも、負けないで・・・・!!」
つづく
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