バンジョー「このままでは埒が明かない!!
一気に決めるぞ!!カズーイ!!」
スラッパ「ガアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」
残りのスラッパ全てがバンジョーとカズーイに迫る。
レリッカー「まだ残りの数が多い!!気をつけたまえ!!!」
バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!!!」
バンジョーとカズーイはワンダーウィングを発動した。
先に接近した複数のスラッパがその発光を浴びて蒸発した。
スラッパA「グギャアアァァァァ!!??」
スラッパB「ゴガアアアァァァァ!??」
スラッパたちは巨大な金色の光を浴びて、苦しむ。
レリッカー「何だ!?あの金色の光は!!?」
ボトルズ「あれは、ワンダーウィング!!!
バンジョーとカズーイの最大の奥義です!!」
アシナガ「不思議な翼っつー意味もあるが、
俺らにとっちゃまさに奇跡の翼さんだぜぃ!!」
バンジョーとカズーイ「行くぞおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!」
バンジョーとカズーイは走り回り、
その金色の光で次々とスラッパたちを蒸発させていく。
探検家A「凄ェ・・・!
あのスラッパたちがこうも簡単に・・・!!」
探検家B「き、奇跡だ・・・。」
そして、ついにスラッパの軍団が全滅した。
これにより、ワンダーウィングの効果は止まった。
バンジョー「ふぅ・・・。これで全てだな。」
カズーイ「あとは・・・。ショックジャンプ!!!!」
カズーイはショックジャンプで、
ゴビの眠っている遺跡らしい部分へと向かう。
・・・ハズだったが、もう少しで届かず、
硫酸のような砂に落ちてしまう。
その砂の中に入ったバンジョーとカズーイは、
何故か苦痛を感じたかのように、すぐに飛び出た。
バンジョーとカズーイ「あっちいいいぃぃぃぃぃ!!!????」
その時、硫酸のような砂から謎の砂ウツボが出てきた。
砂ウツボ「この熱くてホットな砂の中で耐えられるのは、
俺たち砂ウツボだけ!」
砂ウツボはそう言うと、硫酸のような砂の中に潜った。
バンジョーとカズーイはゴビの近くに来た。
バンジョー「あちゃちゃちゃ・・・・!」
カズーイ「ぬうぅぅぅ・・・!!おい!!ラクダ!!!!」
カズーイは眠っているゴビを起こそうと大きな声で叫ぶ。
ゴビ「ひゃっ!!?あ、あれ?・・・おお!!
君らは、ゴビを助けてくれた救世主さんだね!?」
カズーイ「救世主さんじゃないわよ!!もう!!」
バンジョー「君は・・・あの手の怪物と、
どんな関係を持っているんだぃ?」
ゴビ「手の怪物・・・?ああ。スラッパの事だね?
あのスラッパたち。僕に味方をしてくれているんだ。
グラッバと言う種族の代表らしき者が、
僕の事をこの砂漠を支配する一族の末裔と呼んで、
尊敬しているんだ。彼がスラッパを僕の味方にしていたんだ。」
バンジョー「そうなのか・・・。」
ゴビ「・・・スラッパ族は今は手だけの怪物らしいけど、
数万年前は、
元々巨大なミイラの巨人だったんだ。
砂漠を支配する一族に従い、
彼らの命を受け続けていた。けど、その命に反して、
罪のない他国の者たちを殺してしまったんだ。
そのせいで、支配した一族は怒り、罰として、
一族全員、
一つの手だけを残して砂の中に封印してしまったんだ。
でも、まだ存在したいと言う思念があるから、
手だけで生きるようになったんだよ。」
カズーイ「そう?よーく理解したわ。」
ゴビ「え・・・?」
カズーイ「・・・これから、あんたを捕まえる事にするわ。」
ゴビ「え!?ご、ゴビを捕まえちゃうの!?」
ゴビは捕まえると聞き、冷や汗をかく。ピンチを感じたらしい。
バンジョー「つ、捕まえると言っても、
保護するだけだから。」
ゴビ「す、スラッパたちは!?」
カズーイ「スラッパたちなら、もうとっくにあたいが倒したわ。」
バンジョー「あいつらは僕らを襲ったんだ。
悪いけど、もういないよ。」
ゴビ「あ、あわわわわわ・・・・!!だ、誰か・・・!?」
その時、無数の光の弾がバンジョーとカズーイを襲う。
バンジョーとカズーイ「ぐあああぁぁぁぁ!!!?」
バンジョーとカズーイはこれを受けてしまう。
ボトルズ「これは・・・ストレンジナックル!!?まさか!!」
硫酸のような砂の近くの地面にテルとミルがいた。
そう。テルとミルがストレンジガトリングで攻撃したのだ。
バンジョー「テル!!」
カズーイ「ミル!!」
テルとミル「とおおおぉぉぉう!!!」
テルとミルはジャンプして、ゴビの近くに着地した。
ミル「もう大丈夫よ。あなたを助けに来たわ。」
テル「このクソふざけた熊と鳥からなァ。」
バンジョー「そのラクダさんをどうする気だ!?」
ミル「安全な場所へ行かせるためよ。すなわち、オアシス。」
カズーイ「そう言って、あんたたち!
そのラクダに拷問とかするでしょ!!?」
テル「ふん!するかよ。むしろ、てめェらに拷問してやるぜ!!」
テルは光の拳でバンジョーに殴りかかる。
バンジョーとカズーイ「く・・・・っ!!」
バンジョーはバック転で避け、テルとミルに接近する。
テルとミル「ストレンジトリック!!!!!」
テルとミルは互いの手を合わせ、
そこから強烈で大きな光が出た。
バンジョーとカズーイ「うわっ!!?」
バンジョーとカズーイはその光により、目を反らしてしまう。
バンジョー「・・・・っ!ああ!!?ラクダさんがいない!!」
光が消えると、ゴビもテルもミルもいなくなってしまった。
ボトルズ「見えなかったけど、
きっとテルとミルがゴビをどこかへ連れ去ったんだ。」
レリッカー「後1歩だったのに・・・惜しい!だが、
スラッパの秘密が解明できるだけ良しとしなければ・・・。
諸君!あの遺跡らしい部分を調査するぞ!!」
探検家たち「ははっ!!」
かくして、レリッカー探検隊は、
スラッパの秘密が眠る遺跡を調査する。
梯子で遺跡らしい部分へと昇る。
その遺跡には開いている扉があり、
レリッカーたちはその扉の中へと入って行く。
バンジョー「僕らも手伝いましょうか?」
レリッカー「いや、ここからは我々で何とかしよう。
念のため、外で待機しておいてくれ。」
カズーイ「はーい。」
レリッカーたちは遺跡の中へと入った。
ボトルズ「僕は・・・スラッパの秘密をこの目で確かめたいので、
彼らに同行します。」
ボトルズもレリッカーたちに続くように遺跡の中へ入る。
ターシュー「ここに戻ってくるスラッパとか、
グランティかクラッシャーが来る事もある。
俺らはその見張りって奴か。」
クリグミ「・・・・あ!砂から何かが出てるよ!?」
プルレス「何だって!?まさか・・・・!?」
クリグミの言う通り、地面の砂から何かが出てきた。
それは1匹のスラッパだが、色が違うらしい。
アシナガ「す、スラッパだ!!!けど、色が違う・・・・!?」
スラッパらしき者「我の名はグラッバ!!
我はスラッパ族の長なり!!」
バンジョー「ぐ、グラッバ!!?ラクダさんの言った、
グラッバと言うのは、こいつだったのか!!」
カズーイ「・・・っ!?見て!!
この色違いスラッパ、ジグソーを持っているわ!!」
よく見れば、グラッバはジグソーを持っていた。
グラッバ「我はグラッバ!!
我の手にはジグソー。さぁて、お前に取れるか?」
カズーイ「な、なめているわね!!?」
バンジョー「取ってやるさ・・・!素早くね!!」
バンジョーは高くジャンプして、カズーイの羽ばたきで、
グラッバの近くに着地する。
つづく
[0回]
PR