ボトルズ「グランティがクラッシャーの基地を、
襲撃すると言うのでしょうか?」
バンジョー「・・・と言う事は、
あのトランカーさんが危ないかも知れない!」
ボトルズ「もしかしたら、
あのゴビと言うラクダも危ないかも知れません!!」
レリッカー「もし、そうなれば、
ゴビがグランティに奪われる可能性がある。さっそく、
クラッシャーの基地へと向かわねば・・・・!」
ターシュー「まあ、どこにあるかわかればね。」
クリグミ「・・・・何か地図らしいのが落ちてたよ?」
クリグミは倒れたクラッシャーの戦士の一人が、
落とした地図を拾った。
プルレス「見せてくれ!」
プルレスはその地図を見る。
プルレス「これは・・・・!皆!!この地図で、
クラッシャーの基地の位置がわかるよ!!」
ボトルズ「では、その地図を頼りに、向かいましょう!」
オグフのアジトでは、
1匹のスキャビーがオグフに何かを伝えていた。
オグフ「ゴビと言う名のラクダがクラッシャーに奪還されたァ?」
スキャビー「はっ!奴らはそのラクダを、
基地へと運んでいきました!!
ですが、キアイドーの班がそれを目撃し、
尾行している模様です!事後の指示を・・・!」
オグフ「キアイドーがか・・・。ぐふふふふ!
そいつァ良い。このまま密かに尾行し、クラッシャーの拠点に、
襲撃をかけるように伝えやがれ!!ゴビを奪うためになァ!!」
スキャビー「ははっ!!・・・・して、
古の物はいかがでしょう?」
オグフ「古の物は他の班に任せておけ。今は、
ゴビが優先だ。念のため、あやつの班にも要請しておきたまえ。」
スキャビー「・・・・・・はっ。」
オグフ「ふふふふふふ・・・・。
忌まわしいクラッシャーの壊滅や、
ゴビの奪還・・・。一石二鳥だぜ。ククククク!!」
カルーゼルの基地。病室の代わりとなろうテントの中では、
少数のクラッシャーの戦士たちが倒れていた。
ミル「・・・酷いわね。」
テル「くそっ!スラッパ共め・・・!」
そう。少数のクラッシャーの戦士たちは、
大勢のスラッパたちの攻撃を受けて負傷していたのだ。
カルーゼル「だが、そのおかげで、ゴビを捕まえる事ができた。
・・・おい。ゴビはどなってやがる?」
カルーゼルは倒れていないクラッシャーの戦士に聞く。
クラッシャーの戦士「奴はオアシスで、
ゆっくりと羽を伸ばしてるぞ。
それで、あのラクダの事をどうやって聞きだす?」
カルーゼル「・・・まあ、そう早まろうとすんじゃねェよ。
拷問しても、奴は頑固で喋らないだろう。ここはあえて、
甘やかして、俺らの事を信頼できる味方だと思わせて、
楽に喋らせようじゃあねェか。」
クラッシャーの戦士「そうだな・・・・。けど、
もし、全ての情報をもらったら、
どうするんだ?用済みで捨てるのか?」
カルーゼル「それはまだ決まってない。だが、
その可能性は少しはあるかも知れねェな。」
ミル「・・・ねェ。そのゴビちゃんのところ行って良い?」
テル「奴がどんな状態か知りたくてね。」
カルーゼル「うむ。お前らが奴を捕えてくれたからな。
見に来て良い。ただし、ちょっかいはかけるなよ?」
クラッシャーの拠点にあるオアシス。
そこに、ゴビが極楽な気分のごとく、のんびりしていた。
ゴビ「はぁ・・・。何て幸せな気分だろう・・・。
ジュースやアイスも飲み放題食べ放題。ついでに僕を守ってくれる。
何て優しいんだろう。クラッシャーの戦士たち。
まさに、天使だ・・・。」
ゴビの前にはトランカーがいた。
トランカー「ぜぇ・・・ぜぇ・・・。た、頼む・・・!
そ、そこのラクダ・・・。
水をくれええぇぇぇぇ・・・・!!」
つづく
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