そして、エルメェスのアジトに近づく者たちがいた。
それは、ユミたちであった。
ユミ「・・・・やっと、辿り着いたわ。エルメェス隊の秘密基地。」
テル「これで、やっとお前たちの目的は果たせるっつーワケだな。」
フラエ「そうだぜ?早く会いに行こうや。」
ユミたちはアジトへと近づいた。しかし、
そのユミたちの電柱の中から見る者たちがいた。
電柱から見ている者「ぐふふふ・・・。見つけたぞ・・・・。」
アジトの中では、エルメェスの前に大勢のメンバーが集まっている。
もちろん、バンジョーたちもいる。
エルメェス「全員。揃ったわね。」
タルト「はい!」
エルメェス「突然で申し訳ないけど、緊急のお知らせよ。」
カズーイ「お知らせって何よ?言っとくけど、
あたいたち、昼の戦いでもうくたくたなんだからね!?」
エルメェス「・・・・この街にある残り全てのジグソーが、
二つの場所にある事が判明したわ。一つはステーション銀行。
もう一つはステーションしてぃ署よ。」
クラッシャーの戦士A「おお!
その二つを叩けば、最近、
見つからなかったジグソーをついに集められるのですね!?」
クラッシャーの戦士B「しかし、署と言えば、警察の拠点・・・!
すなわち、
今までより多くのドッゲノクと戦う事になるんだぞ!?」
エルメェス「その件について、対策はできているわ。
熊と鳥。あなたたちが署へ向かいなさい。」
バンジョー「な、何だって・・・!?」
カズーイ「冗談じゃないわ!
自ら逮捕されに行くようなところじゃない!!
自分たちで行きなさいよ!それくらい・・・。」
プルレス「何とかやり方は変えられないのですか?」
エルメェス「敵の拠点には強敵が多い。でも、熊と鳥は、
その強敵を多く倒したわ。だから、熊と鳥に行かせる。絶対に。」
ツース「でねェと、この眼鏡土竜の命はないと思いな?」
ボトルズ「く・・・・・っ!」
カズーイ「ち・・・っ!
眼鏡君の命には代えられないってワケね・・・。」
バンジョー「・・・わかった。やるよ。」
エルメェス「そう言ってくれると助かるわ。」
クリグミ「熊さん。鳥さん。大丈夫?頑張れる?」
カズーイ「大丈夫よ!あんな犬共、ちょろいもんよ!!」
アシナガ「こんな時、あの骸骨野郎がいればなァ。」
エルメェス「・・・あとは銀行の方だけど・・・。」
エルメェスが不安そうに言おうとした時、テナンが何かを感じる。
テナン「・・・っ!?エルメェス様!
ブレンティの人たちが来ます!」
エルメェス「何ですって?」
その時、ユミたちが来た。ブレンティの戦士たちもここに来たのだ。
タヤマ「ブレンティ・・・!
まさか、あなた方がここに来られるとは。」
ユミ「・・・来たわよ。エルメェスさん。ここに、
ガムロさんがいると聞いたのだけど・・・・。」
エルメェス「ええ。ガムロさんなら、確かにこのアジトにいるわ。
けど、その前に頼み事があるけど、良いかしら?」
ミクス「まずは、
ガムロさんが無事である事を確かめてから・・・。」
エルメェス「その後で良い。
今から、あなたたちにやってもらいたい事がある。
この街のステーション銀行と言う場所に潜入して欲しいの。
そこに、多くのジグソーがあるハズよ!」
ミル「多くのジグソーですって!?」
フラエ「集め放題か・・・。こりゃ、楽しみだぜ。」
エルメェスに発言にユミたちは驚くが、フラエが笑みを浮かべる。
ガンズ「何故、そのような事を我々に・・・?」
エルメェス「ステーション銀行は最も金が集まる場所だから、
それを守るために、多くのドッゲノクが配置されているハズよ。
恐らく、私たちの兵だけでは互角以下ね。
調度良いわ。あなたたちが来てくれて・・・。」
ユミ「そう・・・。では、
引き受けるわ。ブレンティの戦士として、
うまく、あなたたちをお手伝いしましょう。」
エルメェス「ありがとう。では、これより作戦の説明を行います。
我々が叩くべき場所は二つ。一つはステーションしてぃ署。
そこへ向かうのは、熊と鳥、ツースと土竜。タルト、テナン。
そして、兵隊15名。もう一つはステーション銀行。
そこへ向かうのは、ブレンティの皆さん、タヤマ。
そして、兵隊25名。以上が作戦に参加する戦力よ。」
カズーイ(参加すると言うより、
参加させられているみたいだけど。無理やり。)
エルメェス「出撃は午後9時。・・・あと5分で行うわ。
それまで、準備をなさい。
ブレンティの皆さんはガムロさんに会って。」
ユミ「・・・はい!ありがとうございます!!」
ミクス「早くガムロさんの元へ・・・!」
謎の声「その必要はない。」
ユミたち「え・・・?あっ!!」
カズーイ「その声は・・・どこかで・・・・!?」
ボトルズ「ま、まさか・・・・!」
ユミたちに声をかけた謎の人物・・・。それは。
ユミ「・・・ガムロさん!」
ガムロであった。そう。ガムロが今、復活したのだ。
ガムロ「・・・・今、やっと目が覚めた。
お前らが来てくれからかも知れん。」
フラエ「ガムロさん!あんた・・・!本当にガムロさんなのか!?」
ガムロ「ああ。幽霊なんかじゃないぜ?」
ガンズ「よくぞご無事で・・・っ!」
ミクス「う・・・。ぃう・・・!
が、ガムロさああぁぁぁぁん!!!」
ミクスはガムロに抱き着き、泣き叫んだ。
ガムロ「ははは・・・!
泣き虫はまだ治らんのか。このガキ。」
ユミ「ぐす・・・。ひっく!うえ・・・っ。
ガムロさん・・・・!
私たち、ガムロさんを探すのに、どれだけ・・・・っ!」
ガムロ「・・・ありがとう。お前ら。この俺を探すために、
色々と苦労したようだな。」
ユミたちはガムロに再会できた事に感動した。
ミル「・・・・良かったわね。テル。」
テル「・・・・そうだな。」
ミルも涙目になり、テルも少し切なそうになる。
タヤマ「これがブレンティ主力メンバーか。」
テナン「へへ・・・っ!思ったより、
とてもすげェ連中だぜ。」
プルレス「これで、
ブレンティの主力メンバーが揃いましたね。」
カズーイ「ええ。でも、何かヤバい予感がするわ・・・。」
バンジョー「けど、こうして見ると、
ブレンティも友情の絆を持っている事がわかるよ。」
ガムロ「・・・・と言うワケで、エルメェス。
俺にも、銀行の襲撃をやらせてくれ。
ブレンティのメンバーが、
力を合わせれば、きっとうまく行くハズだ。」
エルメェス「そうね。では、あと4分で出撃します!
それまで、準備をしてください。」
メンバーたち「はい!!!!!」
ボトルズ(・・・・おかしいな。この街の銀行に、
ジグソーってあったのかしら?銀行にジグソーがあるって、
聞いてないんだけど・・・。
今、夜に届いたばかりかな?それとも・・・。)
ステーションしてぃ署。サポーガーとブルゴンのいる部屋で、
一人の警察と1匹のドッゲノクが報告しに来た。
警察「報告します!!この署とステーション銀行に、
クラッシャーとデスブラザー、そしてブレンティが、
それぞれに分かれて襲撃に来るそうです!!」
ブルゴン「何ィ!?誰がそれを知らせた!?」
ドッゲノク「それが、謎の人物で、
その正体はわかりません!!」
ブルゴン「ぬううぅぅぅ・・・!!まあ、良い!
この署に101匹のドッゲノクを配置させろ!!
銀行には、80匹のドッゲノクを配置させるのだ!
銀行には30億以上の資金が存在する!」
サポーガー「いや、202と110だけではない。
今から軍隊本部から、
より多くのドッゲノクの増援を要求した。
戦力は2倍となるだろう。いよいよ、
クラッシャー。エルメェス部隊との決着が着くのだからな。
まあ、奴らだけではないがな・・・。」
ブルゴン「うむ・・・。今までに戦争が待っているぜェ。」
キッカのアジトで、一人のグラントリングがキッカに報告。
つづく
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