そのデスブラザーとヘルシスターが、
3つのボタンのところへ向かっていた。
カズーイ「し、しまった・・・・!!?」
デスブラザー「ククク!!今だ!ヘルシスター!!」
ヘルシスター「くちばしミサイル!!!!」
ヘルシスターはくちばしミサイルで二つ目のボタンを攻撃した。
そのボタンが押され、巨大雪だるまがまたも大きく震え始めた。
その震えは前より増していた。そして、
ヒビもさらに大きく入り始める。
クリグミ「カズサお姉ちゃん!雪だるまさんが壊れちゃう!!」
カズサ「このままでは・・・・!
この聖なる山が滅びてしまうわ!!!」
セイリー「壊れたら、どうなってしまいますの・・・・!?」
カズサ「巨大雪だるまが破裂し、
その無数の破片が私たちを押しつぶすでしょう。
そして、サンタさんとの絆も切れてしまう。つまり、
もうサンタさんに会えなくなっちゃうのよ・・・・!」
クリグミ「じゃあ、僕たち。死んじゃうの!!?」
カズサ「・・・その確率が高いわ。」
ボトルズ「バンジョー・・・!カズーイ・・・!」
テル「俺らが死ぬだァ・・・・!?」
プルレス「もうサンタさんには会えないだって・・・!?」
テルたちもダンクから巨大雪だるまの事を知り、動揺していた。
ダンク「そうだ。聖なる山の歴史はここで終わるのだ。
何者かが巨大雪だるまにある禁断のボタンを押したようだからな。
この聖なる山の人々は年に一度、
今日だけサンタさんに会えるのだ。
だが、そのコミュニケーションも今回で終わる。」
アシナガ「畜生!!誰だ!!
その禁断のボタンって奴を押しやがったのわ!?」
フラエ「デスブラザーだよ・・・!」
フラエの言葉に皆が注目する。
アシナガ「デスブラザーだと・・・!?まさか、
またバンジョーとカズーイの事を言うんじゃねェだろうな!!?」
フラエ「それしか考えられねェだろ!!?
奴らは空を飛べるんだぞ!!
俺らは果たして空を飛べたか!?
あの雪だるまのボタンを押せたのは、
あいつらしかいねーんだよ!!!」
ダンク「そうだ・・・!デスブラザーは、
この聖なる山を滅ぼしに来たんだ。
我々は奴らの手の平で踊っていたに過ぎないのだ。」
テル「くそ!!デスブラザーめ・・・!!!」
プルレス「一体、どうすれば・・・・!」
セイウチの住み処からもセイウチたちが、
巨大雪だるまが壊れそうなところを見ていた。
ウォーザ「・・・あの熊め・・・!!」
ウォーザは怒りと共にすぐにどこかへ走って行った。
ミクス「ああ!巨大雪だるまが壊れて行く!!」
ボギー「このままでは、崩壊してしまう!!もし、
何者かが禁断のボタン3つを押してしまったら・・・・!!」
ユミ「く・・・・っ!私、ちょっと行ってくるわ!!
そのボタンを押そうとしてる奴を止めに行くの!!」
ミクス「私も行く!!」
ボギー「気を付けてな・・・!?」
ユミはミクスを抱えて、巨大雪だるまのところへ向かった。
デスブラザー「ふははははははは!!!あと一つだ!!
あと一つを押せば、この巨大雪だるまが崩壊する!!!」
バンジョー「ぐ・・・っ!
させるかあああぁぁぁぁぁ!!!!」
カズーイが物凄いスピードで飛び、バンジョーが殴りかかる。
だが、デスブラザーはそれを避ける。
デスブラザー「ふっ!おらああぁぁぁ!!」
デスブラザーはバンジョーとカズーイを蹴り飛ばす。
バンジョーとカズーイ「うあ!!?」
ヘルシスター「ぬううぅぅぅぅん!!」
ヘルシスターは嘴でバンジョーとカズーイを連続で突く。
バンジョーとカズーイ「ぐああああぁぁぁぁぁぁ!!!?」
デスブラザー「ははははははははははは!!!!やはり、
本物の俺たちの方が強いな!!もはや、俺たちの勝ちは確定。
この聖なる山の崩壊は、
決まりとなったのだあああぁぁぁぁ!!!」
ヘルシスター「貴様らもこの聖なる山の崩壊と共に死ねィ!!!」
ヘルシスターが嘴で突こうとする。だが、
カズーイが嘴でその攻撃を防いだ。
ヘルシスター「な・・・・・っ!?」
カズーイ「まだ決まったワケじゃないっての・・・!!」
バンジョー「僕たちが・・・この聖なる山を救ってやる!!!」
バンジョーはそう言って、デスブラザーを殴る。
デスブラザー「ぬっ!?ククク・・・!どらああぁぁぁぁ!!!」
デスブラザーはアッパーで、
バンジョーとカズーイを上空へ殴り飛ばした。
バンジョーとカズーイ「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
デスブラザー「ふ・・・・っ!さぁ!!ヘルシスター!!
最後の一つのボタンを破壊しろ!!!」
ヘルシスター「言われるまでもない!!!」
デスブラザーとヘルシスターが、
くちばしミサイルを破壊しようとする。だが。
デスブラザー「・・・・・何!?」
デスブラザーとヘルシスターは上の方を向く。
そこにバンジョーとカズーイが、
くちばしバスターの構えを取っていた。
バンジョーとカズーイ「くちばし・・・・・!!」
つづく
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