バンジョー「く・・・・っ!彼は仮にもジグソーをくれた!
そして、セイウチたちを守るために、
戦った優しいセイウチなんだ。
そんな良いセイウチさんに攻撃するなんて・・・っ!」
ウォーザ「おらああぁぁぁ!!」
ウォーザは足でバンジョーを打撃する。
バンジョー「うあ!?」
カズーイ「バンジョー!!!」
フォーサ「待て!ウォーザ!
グランティではないお前が戦う必要などない!!」
ウォーザ「・・・でも、僕も住み処を守るために、
この熊に復讐するために、
特訓して強くなったんだ!!」
ウォーザはまた足でバンジョーを打撃する。
バンジョー「ぐわっ!?」
クリグミ「あのセイウチさん。
グランティに入ってないのに、
どうして、熊さんと鳥さんと戦っているの?」
カズサ「友達を守りたいからよ。フォーサと言う友達を。
その友達を守りたいと言う想いが、
バンジョーと戦わせているの。」
ウォーザ「でええぇぇぇい!!!」
ウォーザは頭突きしようとする。
だが、カズーイが嘴で迎撃する。
カズーイ「ふううぅぅぅん!!」
ウォーザ「うわああぁぁぁ・・・・っ!!?」
ウォーザは倒れてしまう。
フォーサ「ウォーザ!!!」
バンジョー「カズーイ!?」
カズーイ「馬鹿!!いくら一般のセイウチだからって、
そいつに殺されたらどうするってのよ!?
チューティを助けるんじゃなかったの!!?」
バンジョー「そうだ・・・!
僕はチューティを助けるために、
この聖なる山でやるべき事をやらなきゃいけない!!」
フォーサ「よくもウォーザをおおおぉぉぉぉ!!!!」
フォーサは怒りと共にバンジョーとカズーイに迫る。
フォーサは頭突きでバンジョーとカズーイを打撃する。
バンジョー「うわあああぁぁぁ!!?」
フォーサ「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
フォーサは足でバンジョーを連続打撃をした。
バンジョー「ぐ・・・ああぁぁ!!ぐえ!!」
そして、最後の1発がバンジョーを殴り飛ばす。
バンジョー「うああああぁぁぁぁぁ!!?」
バンジョーは倒れるが、
ゆっくり立ち上がろうとする。
ウォーザ「フォーサ・・・!やっぱり君は強いや。
君ならきっと、
この悪魔のような熊を倒してくれる・・・。」
フラエ「ふん。この熊と鳥が死んでも、
俺らが残っているのに。愚かな奴だ・・・。」
ガンズ「我々が総攻撃を行えば、すぐに終わるものだ。」
フォーサ「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
フォーサは2本の牙でバンジョーを襲う。しかし。
カズーイ「カズーイダッシュ!!!!」
カズーイは自身の足を地面に付け、
物凄いスピードで走る。
これにより、フォーサの攻撃は避けられる。そして、
カズーイが自身の足をリュックの中に入れ、
バンジョーが立ち上がる。
カズーイ「奴の牙は凶悪よ!
もう一度受ければ危ないわ!!」
フォーサ「とああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
フォーサはまたも2本の牙でバンジョーに迫る。
バンジョー「・・・・っ!フォーサ!!
もうこの戦いを終わらせて、
グランティを辞めるんだ!!!
そして、ウォーザと一緒に、
この山で静かに暮らしてくれ!!」
フォーサ「グランティは俺に残された雄一の道だ!!
今更、グランティを抜けられるかああぁぁぁぁ!!!」
フォーサの牙がバンジョーに迫る。
プルレス「バンジョーさん!!早く避けて!!!」
バンジョー「・・・・仕方がない。
なら、戦う力だけでも!
はああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
バンジョーはハイキックを繰りだし、
フォーサの2本の牙を砕いた。
フォーサ「ぐええええええぇぇぇぇぇぇ!!!??」
フォーサは牙を破壊され、痛がった。
ウォーザ「フォーサあああぁぁぁぁ!!!?」
バンジョー「さァ!!グランティを辞めるんだ!!
君はこの山でウォーザと一緒に暮らすべきだ!」
フォーサ「確かに、
俺はウォーザと一緒に暮らしたい・・・!」
バンジョー「だったら・・・・!」
フォーサ「しかし、今のセイウチの住み処ではとても、
平和に暮らせるワケがない・・・!!だからこそ、
俺はグランティで住み処の皆が幸せになれる程の、
金と食料を集めなければならないのだ!!!」
そこに、カズサが少しだけ歩いて、こう言う。
カズサ「その住み処のセイウチたちなら、
私たちが何とかしてあげるわ。
そして、あなたにも・・・。
私たち村の者たちが、あなたたちを助けてあげる。」
ウォーザ「どうやってだよ・・・・!?」
カズサ「金と食料は少しずつ分けてあげる。」
ウォーザ「それが足りないって言ってるんだろ!?
それに、政府の奴らのせいで、
住み処は崩壊寸前なんだぞ!!
今更少しずつだけだなんて、
僕たちが幸せになれるもんか!!!」
カズーイ「いい加減になさい!!この愚か者!!!」
ウォーザ「・・・・・・っ!?」
カズーイ「住む場所が壊れかけたからって何!?
そんなの、すぐに復興すれば良いじゃない!!
少しずつ貰うってのも、
悪くないと思うわよ!正直!!」
バンジョー「フォーサ・・・・。
君の本当の望みは何だぃ?
グランティの一員として争い続ける事か?」
フォーサ「・・・・・俺は、ウォーザと一緒に暮らしたい。」
ウォーザ「フォーサ・・・・。」
フォーサ「しかし、
グランティの一員を辞めたくない!!
俺は、グランティから貰った、
多くの報酬をウォーザたちに分けるんだ!
それに、グランティを辞めた者は、
裏切り者として殺されるんだぞ!?
もし、俺がグランティを裏切ったら、
ウォーザたち住み処の奴らが、
虐殺されてしまう恐れがある・・・・!!」
ウォーザ「フォーサ・・・。僕らのためにそこまで・・・・。」
カズーイ「・・・・じゃあ、
グランティを辞めるつもりはないのね?」
フォーサ「そうだ。俺はグランティなんだ。例え、
戦えなくても、
襲う事ならできるううぅぅぅぅ!!!」
フォーサはそう言うと、
カズサに近づくために走った。
カズサ「・・・・・っ!!?」
フラエ「人間の女を狙う気か!?」
マンボ「奴め。カズサ、人質に取るつもりだ。」
バンジョー「フォーサ!!!!!」
カズーイ「させるかああぁぁぁぁ!!!」
バンジョーとカズーイは空を飛んだ。
バンジョーとカズーイ「くちばしミサイル!!!!!」
バンジョーとカズーイはくちばしミサイルで、
カズサに迫るフォーサを襲う。
だが、ウォーザがそのフォーサを守ろうとする。
ウォーザ「止めろおおおぉぉぉぉぉ!!!!
フォーサの邪魔をするなああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ウォーザがフォーサの盾になろうとする。だが。
くちばしミサイルがフォーサに見事ヒットした。
フォーサ「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
フォーサはカズサから離れたところへ倒れた。
ウォーザ「え・・・・・・・。」
ウォーザは後ろの方を見る。
そこに、フォーサが倒れていた。
ウォーザ「フォーサああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ついにバンジョーとカズーイのくちばしミサイルが、
ウォーザの親友にして、インフェロン部隊の戦士、
フォーサを倒しました。
そのフォーサが倒れたところを見た、
ウォーザは悲しみの叫びをしました。
果たして、フォーサは生きていて、
グランティを辞める事ができるでしょうか。
ウォーザと共に平和に暮らすために。
ですが、後に、
この聖なる山で大いなる事件が起きる事を、
まだ誰も知る余地もありませんでした。
次回につづく
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