バンジョーとカズーイの大冒険THE・FIRST
第52話・ティッカー族の超絶リベンジ
クリスマスツリーに飾ろうとするツウィンクリーズたちを、
食事とする怪獣ツウィンクリー・マーチャーを倒したバンジョーたち。
だが、その直後。
この山に住むティッカー族が攻撃を仕掛けて来たのだ。
その族長、ティッカロス率いる戦力に、
バンジョーとカズーイは苦戦した。
ティッカロス「教えて差し上げよう。
我らティッカー族の過去を・・・。まあ、
これから語る物語の負に耐えられるかどうかの話だが・・・。」
バンジョー「うん・・・・。」
カズーイ「さっさと教えなよ。」
ティッカロス「うむ。それは、50年前。この山に住んでいる、
ティッカー族はそれなりに平和に暮らしていた。しかし、
その頃にチンカー族が突然、襲い始めたのだ。理由もなしに・・・!
かつての長老であった私の祖父は怒り狂い、
多くの同胞たちを率いて、チンカー族と戦争を開始した。
戦火が広がる中、ある事故が起きたのだ・・・!!」
ユミ「ある事故・・・・!?」
ツウィンクリーズ「大昔にサンタクロースがくれたシンボルが、
戦争に巻き込まれて壊れてしまったんだ・・・。」
ティッカロス「その名は、サンタクロースと雪ダルマの像。
サンタがこの山の住人達との友情の証として置いた物だ。」
ティッカロスの脳裏には、サンタクロースと巨大雪ダルマが、
くっついているような金色の像が映った。
それが、サンタがくれたシンボルだそうだ。
だが、そのシンボルが突然に、粉々に壊れてしまう。
ティッカロス「同胞たちは狂気のあまり、チンカー族を殺し続けようと、
そのシンボルを破壊してしまった。
それから、この山の住人のほとんどが、
我々を忌み嫌うようになり、迫害するようになった。
およそ10万匹が犠牲となっただろう・・・。
それから、20年後。その迫害により、
幼い私は両親を早くも殺されて、毎日いじめられていた。
私と同じ運命を辿ったティッカーも多くいる。その間に、
我々は他の種族を憎むようになり、復讐をしようとしたのだ・・・・!」
ユミ「ティッカー族に・・・そんな過去があったなんて・・・・。」
カズーイ「で、そのチンカー族に襲われる前に、悪さとかした?」
ティッカロス「詳しくは知らないが、他の種族から食料を奪ったりとかは、
少しだけしているがね。ほんの数匹だけだが・・・。だが、
今の我々は全員で、他の種族から全てを奪える気力を持っている。
そして、命さえも!!!!」
ティッカロスがそう言うと、全てのティッカー族が襲いかかる。
ティッカーたち「ぐおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
バンジョー「可哀想だ・・・・。可哀想だけど。昔から悪さをしているのは、
おかしい・・・!これ以上、やめられないと言うのか?」
ティッカロス「やめぬ!!やめたくはない!!我が欲望を満たすまで、
我らはあらゆる悪行に走ってやる!!!できるなら、
この地球全土を征服したいくらいだ!!!わははははははは!!!!」
カズーイ「・・・・やっぱり、あんたたち、最低。」
そして、多くのティッカーたちがバンジョーとカズーイに襲いかかる。
ティッカーたち「死ねえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
ツウィンクリーズ「ま、不味い!!皆!!逃げてええぇぇぇ!!!」
その時、多くのティッカーたちの前に、ユミが立ちはだかる。
ユミ「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ユミは連続キックで迫る多くのティッカーの身体に1匹ずつ次々と穴ができる。
そして、バンジョーが走り、カズーイがこう言う。
カズーイ「敵の残りはまだ多いわ!!一気に決めるわよ!!!」
バンジョー「ああ!!!」
バンジョーはしゃがみ、カズーイが二つの羽を左右にさげる。
バンジョーとカズーイ「ワンダーウィング!!!!!!」
バンジョーとカズーイはワンダーウィングで、残りのティッカーを、
全て吹き飛ばした。その激しい光を見たティッカロスは驚く。
ティッカーたち「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ティッカロス「な、何だ!?この光は・・・・!!!?」
こうして、全てのティッカーたちは倒れ、残りはティッカロスだけとなった。
バンジョー「残るは君だけだ!!ティッカロス!!!」
つづく
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