そして、ヘルシスターがそんなバンジョーとカズーイに嘴を向ける。
デスブラザーとヘルシスター「くちばしバスター!!!!!!!!」
デスブラザーとヘルシスターはくちばしバスターを発動し、
一気にバンジョーとカズーイを倒そうと物凄いスピードで落下する。
くちばしバスターはとても強い威力を持った必殺技だ。
バンジョーとカズーイの使った方はとても強かったとすれば、
デスブラザーとヘルシスターの使った方がそれよりも、
数倍に強いと言う事になる。もし、今のバンジョーとカズーイが、
それを受けたら大変な事になってしまう。危うし。バンジョーとカズーイ。
カズーイ(こ、こっちに来る・・・・!!)
バンジョー(駄目だ・・・!逃げられない・・・・!!)
そして、ついにデスブラザーとヘルシスターのくちばしバスターが、
バンジョーとカズーイに決まったか、地面が大きく抉った。
バンジョーとカズーイはやられてしまったのか。
デスブラザーはジャンプして、抉った地面の前に立つ。
デスブラザー「・・・・何!?」
デスブラザーは抉った地面の中央の方を見て、驚く。
そこには、バンジョーとカズーイの死骸はなかった。
ヘルシスター「まさか、避けられたと言うのか・・・!?
あんな瀕死な状態で・・・・!だとすると・・・!!」
デスブラザー「だろうな。見よ。あれを・・・!」
デスブラザーとヘルシスターは抉った地面の近くに、
倒れていたバンジョーとカズーイの姿があった。
ヘルシスター「くっ!!奴らめ。本当に避け切れたとはな・・・!」
デスブラザー「うむ。恐らく、赤い鳥めがやっただろうな。
よっぽろ負けず嫌いと見える・・・。」
そう。デスブラザーとヘルシスターのくちばしバスターが決まる前に、
カズーイが翼を素早く羽ばたかせ、少しだけ空を飛び始める。
そのため直撃は免れたものの、くちばしバスターの強烈な威力により、
衝撃で吹き飛んでしまって、今に至るそうだ。だが、
もはやバンジョーとカズーイに意識はなく、もう動けないのだ。
デスブラザー「いや。良い。どうせ、この熊&鳥などいつでも殺せる。
今回は見逃そう。もう少し、奴らに活躍させてみるか。
そのたびに俺が・・・。ぐふふふふふふ!!」
ヘルシスター「だが、忘れているワケではあるまい?
あたいらの目標を。」
デスブラザー「ああ。そのためにはジグソーが必要なのだからなァ。」
デスブラザーがそう言うと、バンジョーのリュックに手を入れた。
そこから、多くのジグソーを取り出した。38個のジグソーが、
デスブラザーに奪われてしまった。
これで、バンジョーとカズーイの持つ、
ジグソーは45個目と言う事になってしまう。
デスブラザー「今回は俺とヘルシスターとの初対面に免じて、
少しだけもらう事だけで許してやろう。
だが、次は全て奪われると思うんだな。
また、会おう。俺らのパクりよ。うははははははははははは!!!!」
デスブラザーはそう言って、どこかへと歩き去った。
デスブラザーの笑い声が雪の中で響いてくる。
そして、倒れているバンジョーとカズーイの近くに、
何者かがいた。その者はまるでジンジョーと同じ姿をしていた。
そして、グランチルダのアジトでは、
グランチルダが恐ろしい形相で震えていた。
グランチルダ「ぬうううううぅぅぅぅぅぅぅん・・・・!!!」
クランゴ「ドウナサレタノデスカ?グランチルダ様。」
グランチルダ「うぅぅぅぅむ!!どうううぅぅぅぅぅも!!!
落ち着く事ができいいいぃぃぃぃんのぢゃっっっっっ!!何か、
いやああぁぁぁぁぁな予感を感じいいいぃぃぃぃる!!!
クランゴ!!!
フローズンズンやまでの状況はどうなああぁぁぁっている!!?」
クランゴ「ハッ。ソノ聖ナル山デハ、アノデスブラザーノ姿、
確認サレタトノ事デス。アトハ・・・。」
グランチルダ「・・・そおおおぉぉぉぉうか!!!わかっっっったぞ!!!!
あの山にいるデスブラザーは、
あああぁぁぁぁのバンジョーとカズーイでは、
なあああぁぁぁぁぁぁい!!!!もしかすると、あれは、
本物のデスブラザーぢゃっっっっっっっっ!!!!!!!!」
クランゴ「何ト!?マサカ、奴ラガ存在シテイルナンテ・・・・!!
奴ラ、復活シタトオッシャルノデスカ!!?」
グランチルダ「そうぢゃ!!わしいいいいぃぃぃぃの感が正しければ、
奴らは今でもおおぉぉぉぉぉ我がグランティを、
狙ああぁぁぁうやも知れん!!」
クランゴ「フローズンズン山ニ滞在シテイル部隊ニ援軍ヲ・・・!」
グランチルダ「駄目ぢゃ!!デスブラザーのためえええぇぇぇぇに、
我が部隊を犠牲にするワケにはいかああああぁぁぁぁぁぁん!!!
時いいぃぃぃぃを待つのぢゃ!!!奴らに勝てる時をおおおぉぉぉぉ!!」
グランチルダとクランゴが会話しているところを、
カプセルの中に閉じ込められているチューティが震えながら呟く。
チューティ「一体、どうなっているの・・・!?お兄ちゃんじゃなくて、
デスブラザーだなんて・・・。デスブラザーとは確か、
この世界を滅ぼそうとする伝説の黒い熊のハズ。でも、
お兄ちゃんはそんなんじゃない!お兄ちゃん・・・。
一体、どうしているのかな・・・?死なないと良いけど・・・・。」
チューティはそう言いながら、手に持っている笛の方を見る。
そして、その笛をゆっくりと吹き、どこか切なそうな演奏を始めた。
その演奏はまるでバンジョーとカズーイに、
助けを求めるような悲鳴であった。
クランゴ「ムムッ!?チューティメ!マタクダラン演奏、始メタ!!」
グランチルダ「ほうううぅぅぅぅっておけ!!どううぅぅぅせ、
歌だけでは、何も起きいいいぃぃぃん!!助からあああぁぁぁぁん!!!
バンジョーとカズーイなど、
デスブラザーにやられれば良いのぢゃっっっっっっ!!!
あっはははははははははははははははあああぁぁぁぁぁ!!!!!」
ついに、バンジョーとカズーイは伝説の黒い熊と遭遇しました。
その名は、デスブラザー。
デスブラザーとはバンジョーとカズーイ本人ではありませんでした。
ですが、デスブラザーはそのバンジョーとカズーイを、
超絶なパワーで圧倒していきました。倒されたバンジョーとカズーイは、
デスブラザーにジグソーを奪われ、
このまま雪の中で凍え死んでしまうのでしょうか。
次回につづく。
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