魔獣ゲルナイトが出現した日。その日に、
父、灰間鉄郎と再会を果たした灰間翔。
そして、灰間は父と共に母の待つ家に帰る。
かくして、灰間家に父が戻って来たのである。
灰間の家。そこで、灰間は、
父と母と一緒に朝食を行っていた。
鉄郎「むぐむぐ・・・。うむ!やはり、
妻の作ったご飯は美味い!」
美由紀「ええ。どんどん食べてくださいな。」
鉄郎も美由紀も笑顔であった。そして、
灰間も少しだけ微笑んでいる。
灰間「親父が戻って一週間。
この家はすっかり賑やかになって来たな。
いや、戻って来ただな。何だか懐かしい感じだな。」
鉄郎「すまんな。私がいなくなって、
寂しかったからだろ?」
灰間「そんな事はねェ。だってこのペンダントを、
親父と思って、今まで生きてきたんだから。」
鉄郎「そうか・・・。」
美由紀「そうよ。私と翔は、
あなたがいない分まで一生懸命に頑張ったから。」
鉄郎「そうか・・・・。」
灰間「いやぁ。それにしても、
今日の朝ごはんは本当に美味ェな!」
美由紀「夫が戻って来た一週間がたったもの。
あまりの嬉しさがご飯に伝わったかしらね。
ところで、翔。今日も学校でしょ?
急がなくても良いの?」
灰間「おっ!そうだった。急がねェと・・・!」
灰間は急いで朝食を終えた。最後は牛乳を飲んで。
灰間「ぷはぁ!ご馳走様でした!!」
鉄郎「・・・・そうだ!
あれはどうなったのだろう・・・?」
灰間「ん?親父。何だぃ?あれって・・・。」
鉄郎「うん・・・。実はな。私が、
姫君の涙の眠る遺跡を発掘する前に、
まだ完全に発掘していない古代の産物があったんだ。」
灰間「まだ発掘してないのがあったのか?」
鉄郎「ああ・・・。確か、
リザー島だったかな。あの島には・・・。」
美由紀「翔。学校に遅れるわよ?
お父さんとの話はいつでもできるハズでしょう。」
灰間「おっ!そうだったな。親父!
その話の続き、後で頼むな!」
灰間は学校へ行く準備をしようと、
自分の部屋へ向かった。
美由紀「ふふ・・・。翔ったら、
あなたが戻ってから、何だか明るくなった感じがするわ。」
鉄郎「そうだな・・・。もしかしたら、
私がいない間に、暗くなってしまったのかな・・・?」
鉄郎の言葉に、美由紀は少しだけ切なそうな顔をする。
そして、灰間は制服に着替えて、鉄郎と美由紀にこう言う。
灰間「行ってきます!!」
鉄郎と美由紀「行ってらっしゃい!!」
ウルトラマンティアーズ 第53話・復讐の怪獣
復活怪獣・シーリザー
登場
灰間は大鳥学園のクラスで授業をしていた。
柏「ええ。この問題については・・・。」
灰間は勉強を熱心に頑張っていた。
それを野口、森下、徳丸が見ている。
森下(翔ちゃん。頑張ってるねェ。)
徳丸(最近の灰間君。ずっとこの感じだね。)
そして、授業が終わり、灰間たちは廊下にいた。
野口「灰間君。お父さんが戻ってから、
何だか元気になったって感じね。」
灰間「まあ。そうだな。」
つづく
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