森下「ねぇねぇ。ところで、翔ちゃんのお父さんって、
考古学者だったね?」
灰間「ま。そうだけど?どうしたんだ?」
森下「うん。実はね、あたしの親戚に、
同じ考古学者をやってる人がいて、その人。
三日前に、リザー島と言う島に訪れたらしいの。」
灰間「リザー島!!?」 灰間は驚く。
徳丸「あ。僕もネットで噂は聞いた事ある。確か、
古生代より存在した島だと言われているけど・・・。」
森下「そのリザー島に、
怪獣が生息していると聞いたよ。」
灰間「怪獣だと!?」
野口「だとしたら、その島は怪獣の島じゃないのかしら?
その島から悪い怪獣が現れなければ良いけど・・・。」
灰間「・・・後で、親父に色々と、
聞き出す必要があるみてェだな。
その前に、BARの任務もあるからな・・・。」
BAR基地の司令室に来た灰間。
上川「それにしても、お父さんが戻って来てくれて、
本当に良かったね。灰間君。」
灰間「ええ。もう本当に嬉しい気分ですよ。」
叶野「だが、父親が帰ったからと言って、
気を抜いてはいけないぞ?魔獣との戦いでは、
一瞬たりとも気を抜いてはならんからな。」
灰間「そうですね。」
日下部「でも、本当に良かったと思うわ。
だって、父さんと再会できたんだもの。私も、
父さんや母さんと再会したいわ。」
灰間「そう言えば、お前の親はどこにいるんだ?」
日下部「・・・病院よ。あの事件から長い年月、
怪我も精神も少しずつ回復している。
もう戦う気はないけれど。
もうすぐ退院できると聞いたけど・・・。」
灰間「早く元気になると良いな。お前の両親。」
日下部「・・・だと良いわね。」
その時、大神と緒川が入って来た。
大神「諸君。またも事件が発生したけ。」
日下部「また事件・・・。
今日も魔族が何かしたんですか?」
大神「いや、
今回は魔族の仕業ではない。緒川君。」
緒川「はい。先ほど、
リザー島と言われる未知の島が発見され、
そこに怪獣がいるとの情報が入りました。」
上川「リザー島?知らないなァ。そんな島。」
叶野「噂は聞いているそうだが・・・。」
大神「そのリザー島は古代より存在した島らしく、
その詳細は今でも謎に包まれているそうじゃけ。」
灰間「・・・っ!リザー島って俺の親父が、
完全に発掘していない古代の産物では・・・!?」
日下部「あんたのお父さん。
その島を発掘できなかったの?」
灰間「・・・・多分な。」
大神「そのリザー島では、
真に怪獣が住んどるのじゃろうか?
灰間と日下部には、
そのリザー島とやらを調査して欲しい。
緒川もサポート役として出撃してもらうど。」
こうして、灰間と日下部、緒川は、
バルワンダーDXで出撃する事になった。
さっそく、海のどこかにあるリザー島を探す。
緒川「・・・・っ!!あそこが、リザー島です!!」
バルワンダーDXはさっそく、リザー島を発見した。
そのリザー島の浜辺に着陸した、
バルワンダーDXから降りた、
灰間たちはさっそく、その島のジャングルを歩いていた。
日下部「凄い・・・。まるで、
太古の森を歩いているみたいだわ。」
灰間「ああ。
どんな怪獣が出ても不思議じゃねェぜ・・・。」
緒川「もっと探してみよ?
どこかに必ず怪獣がいると信じて。」
灰間たちはジャングルをくまなく探し続けた。そして、
ジャングルを抜けると、
そこは古代遺跡のような場所であった。
灰間たち「おお・・・・っ!!」
灰間たちはその遺跡の光景を見て、驚く。
緒川「凄いわ!この島に遺跡があったなんて・・・!
きっと、とても凄い文明が発達していたそうね。」
野口「魔族が造った・・・ワケないわよね?」
灰間「親父はここで、
どんな事をしていたんだろう?」
灰間たちはこの遺跡をくまなく調査していた。
つづく
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