老人「あの魔獣は地球の科学では全く勝てん!!
即座にティアーズに変身するんじゃ!!」
灰間「わかった・・・!」
灰間はティアーズに変身しようとする。だが。
ゲルナイト「プキャアアアァァァァァオオオオォォォウ」
ゲルナイトが剣で灰間と老人に斬りかかる。
巨大な剣が灰間と老人の近くの地面を砕き、
その衝撃で灰間と老人が吹き飛んだ。
灰間と老人「おわああぁぁぁぁ!!?」
灰間と老人は倒れたが、すぐに立ち上がる。
灰間「くそ・・・・っ!ティアーズに変身させねェ気だな!?」
老人「今は逃げるんじゃ!!
何とか変身するのじゃ!!!」
灰間「わかった・・・・!!」
灰間と老人はゲルナイトから離れるように逃げた。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァァオオオォォォォウ」
ゲルナイトは灰間と老人を追うかのように歩く。
ゲルナイト『現代の勇者よ!
貴様に紅の巨人に変身などさせぬ!!
貴様をこのまま抹殺し、
僕がこの地球を侵略してやろう!!』
ゲルナイトは口から火炎を吐く、
灰間と老人を襲うが、中らない。
灰間「野郎・・・・・!!」
灰間はバルガンの銃弾でゲルナイトを攻撃するが、
全く通用していない。
ゲルナイト「プキャアアァァァァオオオオォォォォォウ」
ゲルナイトは再び火炎を吐き、
その火炎が灰間の近くの地面で爆発する。
灰間「うわあああぁぁぁぁ!!!?」 灰間は倒れた。
老人「は、灰間!!!」
ゲルナイト『クククク・・・!そう言えば、
この近くには人間たちの住む町があったねェ。
姫君の使いよ!
もし、あんたが僕から逃げず、
自ら殺される事を拒む場合は、
あの町の連中を殺す事にしたけど、どうするんだぃ?』
老人「ぬううぅぅ・・・!!魔族め・・・!!(わしが死ねば、
脳内にいる灰間の父も死んでしまう・・・・!)」
ゲルナイト『そうそう。ちなみに、
あんたの頭の中にいる、
男も死んでもらう。
そうしなければ、町を破壊しちゃうよ?」
老人「な、何じゃと!!?く・・・・っ!!」
老人は迷った。
灰間の父と共に死すか町の人間たちを見殺しにするか。
ゲルナイト『・・・迷っているみたいだね?じゃあ、
あんたが死ぬと言ってくれるまで、
町で暴れておくよ。』
そして、ゲルナイトは近くの町へ移動し始めた。
老人「ま、待たんかァ!!・・・・っ!!」
老人は灰間の方を見る。
灰間は今、倒れている。だが、
その灰間のペンダントが少しだけ光り始めた。
老人「ペンダントが光っておる・・・!もしや!?」
灰間は今、暗闇の中に立っていた。
灰間「ここはどこだ?俺は一体・・・・。」
そこに、鉄郎の声が聞こえる。
鉄郎の声『翔・・・・。』
灰間「っ!?親父・・・・!」
鉄郎の声『お前は今、何をしている?お前は、
姫君の涙を手にし、紅の勇者となったハズだ。勇者は、
この星の希望だ。
その希望を自ら消そうとしてどうする?』
灰間「勇者・・・。そうだ!俺は今、
ウルトラマンティアーズとして、
魔族と戦っているんだ。俺が戦わなきゃいけないんだ!」
鉄郎の声『そう。それから、
お前には私と言う父親はもちろん、
母親もいる。そして、
学校での友達やBARでの仲間がいるではないか。
その者たちを悲しませぬために、
今すぐに立ち上がれ!
ミラクルマンであるお前なら、それができるのだ!!』
灰間「そうだな・・・!感謝するぜ!親父!!」
そして、灰間のペンダントが大きく輝き始め、
灰間は瞬時に立ち上がった。
老人「おお!!灰間!!!」
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身した。
老人「復活した・・・!紅の勇者が!!」
ゲルナイト「プキャアアアァァァァァオオオオォォォォウ」
ゲルナイトはついに町に来てしまった。
町の人々は魔獣の出現に逃げ惑う。
ゲルナイトは剣で近くに建物を斬った。
ゲルナイト「プキャアアアァァァァァオオオォォォォォウ」
ゲルナイトは口からの火炎で民家を複数燃やした。
そして、逃げる人々を追うかのように歩くゲルナイト。
そこに、ウルトラマンティアーズが飛んで来た。
ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!!!」
ティアーズは空中からのキックで、
ゲルナイトの背中を蹴った。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァオオオオォォォウ」
ゲルナイトは倒れるが、すぐに立ち上がった。
ゲルナイト『紅の勇者!!
とうとう僕の前に現れたな!?』
ウルトラマンティアーズ『この地球は、
お前ら魔族には絶対に渡さねェ!!
てめェら魔族の歴史、
ここで終わりにしてやるぜ!!!』
ゲルナイト『やれるものなら、やってみなァ!!!』
そして、ティアーズとゲルナイトが走り、
激突しようとした。
バルワンダーDXは、
街で暴れ続けるクレッセントと戦い続けた。
クレッセント「キシィアアアアアアァァァァオオォォォ」
バルワンダーDXは火薬状バルカンで、
クレッセントを攻撃し続ける。
クレッセント「キシィアアアアアアァァァァァァ」
クレッセントは両目からの光線で、
バルワンダーDXを攻撃。
命中してダメージを受けるが、
この程度では破壊されない。
上川「チャージ完了!!
アンチMミサイル発射できます!!」
叶野「よし!!日下部!!発射しろ!!!」
日下部「了解!!
アンチMミサイル、発射!!!!!」
バルワンダーDXはアンチMミサイルを発射し、
クレッセントを攻撃した。
クレッセント「キシィアアアアアアアアアァァァァァァァァ」
クレッセントは大爆発し、粉々に砕け散った。
上川「やった!!魔獣を倒したぞ!!!」
叶野「後はあの騎士のような魔獣だけだな・・・!」
日下部「早く灰間隊員も探さないと・・・。」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!」
ゲルナイト「プキャアアアアアァァァァァオオオォォォウ」
ゲルナイトが剣を振るい、
ティアーズが両手でそれを受け止める。
ティアーズがキックでゲルナイトの胴体を蹴る。
ゲルナイトはさがるが、再び剣を振るう。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァオオオオォォォォウ」
だが、ティアーズはこれを避け、パンチを繰り出す。
ウルトラマンティアーズ「シュワッ!!!」
パンチを受けたゲルナイト。
だが、耐え抜いた。そして、
素早くティアーズを斬る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!?」
ゲルナイト「プキャアアアァァァァァオオオオォォォウ」
ゲルナイトは再び斬ろうとする。
だが、ティアーズはこれを避ける。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・・・!!」
ティアーズはゲルナイトの顔を殴り、
次にキックを繰り出す。
ゲルナイトは剣を突き出すが、避けられる。
ゲルナイト「プキャアアアァァァァァオオオォォォウ」
ゲルナイトはまたティアーズに斬りかかる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!!」
ティアーズはキックでゲルナイトの剣と相打ちする。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァァオオオォォォォウ」
ゲルナイトは剣を弾かれて、さがる。
そして、ティアーズが走る。
だが、ゲルナイトはそのティアーズを思い切り斬った。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!!・・・・・・・!!」
ティアーズは倒れる。そして、ゲルナイトが火炎を吐く。
ティアーズは素早く立ち上がり、その火炎から避けた。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァァオオオオォォォウ」
ゲルナイトは剣に紫色のエネルギーを集めた。
これは魔力だ。
そして、剣を振るい、
そこから紫色の三日月状のカッターを飛ばした。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアァァァァァ!!!」
ティアーズはそのカッターを真に受けて、倒れた。
老人「灰間よ!!お前は今や勇者じゃ!!
あの勇者ナルドは、
その程度の攻撃でもひるまんかったぞォ!!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・!!」
ティアーズは老人の声を聞き、立ち上がる。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァァオオオォォォォウ」
ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!」
ティアーズはプラズマレイガンで、
ゲルナイトの剣を攻撃。
ゲルナイトの剣が爆発で砕け散った。
ゲルナイト「プキャアアアァァァァァオオオォォォォウ」
その時、空が急に暗くなり、
全く黒い空間となってしまった。
ゲルナイト「プキャアアアァァァァオオオオォォォォウ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・シュワッ!!!」
老人「気をつけよ!!
魔獣は魔の結界を使い始めたぞ!!
この結界では、
魔獣はパワーアップするんじゃ!!!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・!アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートを発射するが、
ゲルナイトは光の壁を使って、攻撃を防いだ。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・・!!」
ティアーズは走って、ゲルナイトに接近する。
しかし、ゲルナイトの姿が消えてしまう。
ティアーズはこれに驚く。
そして、ゲルナイトはティアーズの後ろに現れる。
ゲルナイト「プキャアアアァァァァオオオオォォォォウ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!?」
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァァオオオォォォォウ」
ゲルナイトは両手をティアーズに向ける。
すると、ティアーズの身体に複数の閃光が発する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!!?・・・・・!!」
ティアーズは物凄く苦しむ。
だが、負けてはいなかった。
ウルトラマンティアーズ『野郎・・・!
ティアーズカウンター!!!!』
ティアーズもゲルナイトに両手を向ける。すると、
自身の身体に発した複数の閃光が消え、
逆にゲルナイトの身体に複数の閃光が発する。
ゲルナイト「プキャアアアアァァァァオオオオォォォォウ」
ゲルナイトはこれを受けて、苦しむ。だが、
閃光が消え、
ゲルナイトの身体がそれぞれ違う色となって、
分身し始めた。複数となったゲルナイトが、
それぞれ物凄く暴れるような動きでティアーズに近づく。
ウルトラマンティアーズ「ハアアアアァァァァァ!!!」
ティアーズはジャンプして、複数のゲルナイトから離れる。
ウルトラマンティアーズ「ジャンピングショット!!!!」
ティアーズはジャンピングショットを発動。
そのジャンピングショットを受けた、
1匹のゲルナイトが倒れる。
そのゲルナイトが本物であるため、
複数の分身が全て消えた。
つづく
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