日下部「私と一緒にいたくないんだ?灰間君わ・・・。」
日下部は笑っているような表情で、
怒っているような声で言った。
灰間「ん・・・?げっ!?日下部!!?」
そう。日下部は既に灰間たちのところに来たのだ。
野口「日下部さん!クラスの方は・・・?」
日下部「・・・生憎、私のクラスには、
友達と呼べる人が少なくてね。先生に頼んで、
あんたたちの方と行動するようになったの。」
徳丸「おお!!待ってたよ!日下部さん!!」
森下「これで、メンバーは揃ったわね!」
日下部「メンバー・・・?ま、良いけど?」
野口「じゃあ、私たち5人でどこかへ行きましょ。」
灰間「へいへい・・・。」
日下部「返事は【はい】よ。」
灰間「ぐ・・・・・っ!」
こうして、野口たちは篠塚町を観光していった。
徳丸「まずは、篠塚名物の売っている、
星饅頭の売ってる店ェ!!!」
野口たちはとある店の中にいた。
灰間「いきなり名物とはねェ。」
森下「星饅頭・・・。食べたああぁぁぁぁい!!」
野口「でも、人がいっぱいいるみたいね。」
この星饅頭の販売している店では、人が多いのだ。
何故なら、その多くが星饅頭を買おうとしているからだ。
日下部「私たちの早く買いましょ!」
灰間たちは急ぎ、販売されている星饅頭を複数手にして、
店員のいるところへ歩いた。
野口「これ5つください。」
女性の店員「はい。星饅頭10個入りの箱、5つね。
・・・・・全部で500円となるよ。ちょっと待ってね?」
少し年を取っている女性店員が、
星饅頭入りの箱5個を手にした。
灰間「安いな!?おい!」
その時、灰間のペンダントが光る。
灰間(・・・っ!?どうした?ペンダントよ。
何!?この店の人たちが・・・・!?)
女性の店員「はい。もう良いよ。」
野口「ありがとうございます。行きましょ。皆。」
徳丸と森下「わああぁぁぁぁい!!星饅頭ゲットだァ!!」
灰間「ん?あ、ああ・・・。」
こうして、野口たちはこの店を出た。その時。
女性の店員「クククククククク・・・・!!!」
女性の店員が不気味に笑い出した。
そして、他の店員たち。そして、客たちも。
全ての者たちが悪意を見せる感じで笑っていた。
店にいる全ての者たち「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!」
野口たちは篠塚町を歩き続ける。その間に、
灰間のペンダントが光り続けていた。
灰間(・・・・この町にいる奴らが魔族だって!?
それって、本当か・・・?まあ、
人間社会の中で行動する魔族もいたから、
不思議じゃねェが・・・。)
徳丸「次はどこへ行こうかなァ?篠塚町には、
色々な凄い店があるからなァ・・・。」
野口「ん?あの店はどうかしら?」
野口が指をさした店の方を灰間たちが見る。
徳丸「おお!ここは、
おみやげに相応しい物がいっぱい売られている店!!
良いね!!次はここにしましょう!!」
野口たちは店の方に近づく。だが、その野口たちを、
遠くから見ている女性がいた。その女性は、
ある建物の隙間から隠れてい、
切なそうな表情をしていた。
女性「・・・・奴らに気づかれる前に・・・・・!」
野口たちは次の店に中に入った。その店は、
多くの玩具や骨董品、人形など、
様々な物が売られていた。
森下「じゃあぁぁぁん!!私はこれェ!!」
森下は可愛らしい熊の人形を買う事にした。
徳丸「僕わこれええええぇぇぇぇ!!」
徳丸はかっこいいトラックの模型を飼う事にした。
日下部「言っとくけど、金には注意するのよ?
あまり高いもんは買っちゃ駄目だから。」
野口「私は・・・。えーと・・・。あっ!」
つづく
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