日下部「では、魔族はこの町を拠点に、
人間たちを狩り続け、
この星を支配しようと・・・・!?」
楠「多分、その確率は高いかも・・・。
この町の人たちを助ける方法もわからないし・・・・。」
徳丸「でも、この町にいる魔族たちをどうにかしなきゃ!」
森下「先生たちや他の生徒たちも危ないし。」
灰間「叶野隊員や上川隊員が何とかしてくれている。
俺たちはホテルに戻って、
クラスの皆の無事を確かめよう・・・!」
その時、複数の魔族が現れ、灰間たちを見つける。
魔族の男「見つけたぞ!!人間たちだ!!」
楠「しまった・・・!!捕まったら、御終いよ!!」
灰間「ちぃ・・・・!でや!!」
灰間は魔族の男を殴り飛ばす。
叶野と上川は大勢の魔族を撃ち続けていた。
次々と魔族が倒れていくが。
叶野「いかん・・・!このままでは、
弾が切れそうだ・・・!!」
上川「しかも、敵はまだ残っている!
こんな事なら、
バルガトリングを持って来れば良かったァ!!」
二人の魔族「ゆがあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
その時、二人の魔族が素早く走り、
叶野と上川を殴り飛ばす。
叶野と上川「うわあああぁぁぁぁ!!?」
叶野と上川は倒れるが、
すぐに立ち上がりながら、二人の魔族を撃つ。
叶野「畜生!!」 上川「にゃろ!!」
二人の魔族「ぐええええぇぇぇぇ!!?」
叶野「このままでは、数に押されちまう・・・!
自衛隊を呼び、その援軍が来るまで、
何とか逃げ切ろう!!」
上川「はい!!!」
叶野と上川は走って、大勢の魔族から逃げようとした。
魔族の女「逃がすなァ!!
追ええええぇぇぇぇぇい!!!」
その時、一台の車が叶野と上川を襲う。
その車に乗っているのは、もちろん魔族だ。
上川「ひゃあああぁぁぁぁぁ!!!車が襲ってくるゥ!!?」
叶野「おのれェ!!!」
叶野と上川は銃弾を連続で撃ち、魔族の乗る車を攻撃。
そして、その車が大爆発をした。
灰間たちはホテルの方へと走った。その灰間たちの前に、
また複数の魔族が。今度は浴衣姿の女性たちだ。
灰間「また魔族の部隊か・・・!!」
その魔族たちが全員、銃器を持ち出し、一斉射撃を始めた。
徳丸と森下「わひゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
野口「い、一斉射撃だわ!!」
日下部「私たちもバルガンさえあれば・・・・!」
灰間「クソが!!だあぁぁぁ!!」
灰間は石を持ち出し、それを一人の魔族に投げつける。
魔族の女「うっ!?」
魔族の一人が受けたところに、他の魔族が気を取られる。
灰間「うおりゃああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
灰間は一気に複数の魔族を素早い格闘で全て倒した。
魔族たち「うああああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」
楠「す、凄いわね。君・・・。」
灰間「さ。急ぐぞ。」 こうして、灰間たちは走った。
野口(あの灰間君がそこまで強くなるなんて・・・。
もしかして、BARで訓練をしていたから?それとも・・・。)
こうして、ホテルの中に入った灰間たち。そこに、
無数の魔族たちがいた。
その先頭に、ホテルの営業主の男に化けた魔族がいた。
この男こそが、この魔族の部隊のリーダーであるらしい。
魔族のリーダー「よくぞ、お戻り頂いた。
私たちは諸君を待っていたのだ。」
灰間「クラスの皆はどうした!?」
魔族のリーダー「ほっほっほっ!その者たちは、
既に地下へ封印しておいたよ。」
日下部「地下ですって!?」
魔族のリーダー「教えてやろう。この町に訪れた人間共わ、
催眠術にかけられて、
この町の地下へと連れて行かれ、封印される。
いわば、我々魔族にとっての、
倉庫と言って良いかも知れないね。
地下への入り口には鍵がかかっているので、
中からは絶対に出られない。
我々の支配を打ち破る事は誰もできないのだよ!!
かかれえええぇぇぇぇぇ!!!!!」
大勢の魔族「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
日下部「皆は下がって!!」
灰間「地下へ案内してもらうぜ!!」
灰間と日下部は素早い格闘で、
それぞれ多くの魔族を倒していく。
灰間「はっ!!とう!!でい!!
そりゃああぁぁぁ!!!」
日下部「えい!!はぁ!!とぁ!!
やあああぁぁぁ!!!」
楠「あの二人・・・。何だか強いんだけど・・・!?」
野口「あの二人は防衛チーム、
BARのメンバーなんです。」
楠「BAR!?どうりで・・・。」
灰間「らあああぁぁぁぁぁ!!!」
灰間は一人の魔族を投げ飛ばし、壁に叩きつけた。
一人の魔族「うぎゃ・・・・っ!!?」
日下部「きゃっ!?何すんのよ!!?」
日下部は別の魔族の男に捕まり、ナイフを向けられる。
魔族の男「げへへへへ・・・・!!とどめだァ!!」
灰間「・・・っ!?おらあああぁぁぁぁ!!!」
灰間はジャンプして、
キックでその魔族を倒し、日下部を助ける。
魔族の男「うわあああぁぁぁぁ!!?」
灰間「しっかりしろ!!!」
日下部「わかってるわよ!!」
二人の魔族「がああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
二人の魔族は灰間と日下部に襲いかかる。だが。
灰間と日下部「えい!!!」
灰間と日下部はそれぞれ魔族の頭を掴み、
その二人の魔族の頭を同時にぶつけた。
二人の魔族「ぎっ!!!」 その二人の魔族は倒れた。
魔族のリーダー「ぬううぅぅぅ・・・・!!こやつらァ!!!」
灰間と日下部「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
灰間と日下部はダブルパンチで魔族のリーダーを殴る。
魔族のリーダー「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
魔族のリーダーは倒れた。
灰間「さァ!!封印した奴らを出してもらおうか!!」
魔族のリーダー「ぐううぅぅぅ・・・・!!それわできんなァ!!
何故なら、
貴様たちは我々によって殺されるのだからな!!!」
日下部「その手は通用しないわよ!!」
魔族のリーダー「ふふふふふ・・・!!その強気は、
いつまで持てるかな?諸君!!
グランボーに合体だ!!!!!」
魔族たち「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
大勢の魔族が両手をあげる。
そして、その魔族たちの身体が光る。
叶野と上川を追っている魔族たちも急に止まり、
両手をあげ、体を光らせた。
叶野「・・・・っ!?」 上川「何をする気だ!?」
そして、この町にいる全ての魔族が両手をあげ、
体を光らせた。
その全ての光が夜空に集めり、
一つとなっていく。そう。
この町にいる全ての魔族が合体したのだ。やがて、
一つとなった巨大な光は篠塚町のどこかに着地する。
その光が消え、そこから巨大な魔獣が現れた。
獣のような姿だが、目が伸びていて、
手足が無数の粒に満ちている。
尻尾が長く、腹に無数の角が生えていた。
この魔獣こそが、
この町を支配した魔族たちの正体、グランボーである。
グランボー「ピチョオオオオオォォォォォオウ」
グランボーは灰間たちのいる、
ホテルの方へ向かおうとした。
上川「ま、魔獣だ!!」
叶野「攻撃しろ!!!」
上川と叶野はバルガンの銃弾でグランボーを攻撃する。
だが、グランボーにこのような攻撃は通じない。
グランボー「ピチョオオオオオオォォォォォォオウ」
グランボーはそのままホテルへ向かう。
そのホテルから出た灰間たち。
野口「魔獣が現れたわ・・・・!!」
灰間「畜生め・・・!俺があの魔獣を引き付ける!!
お前らは何とかして、地下の方を探して、
封印された人たちを救ってくれ!!」
日下部「灰間一人で!?」
野口「無茶よ!!一人で魔獣と戦おうなんて・・・!」
灰間「こいつァ・・・!俺がやらなきゃ、ならねーんだ!
心配するんじゃねェ!!俺は必ず生きて見せる!!
それじゃ、この町の住人の救出は頼んだぜ!!!」
灰間は走り、グランボーの方へ向かった。
日下部「灰間・・・・!」
野口「・・・行きましょ!
私たちは捕らわれた人たちを助けないと!!」
グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」
灰間はグランボーに近づいた。そして、ペンダントを光らせる。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身して、
グランボーに立ち向かう。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!」
グランボー「ピチョオオオオオォォォォォオウ」
ティアーズとグランボーは少しずつ距離を取るように、
横へと歩きながら、互いに正面を向く。そして。
ティアーズとグランボーは走り、組み合いに入る。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」
グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」
両者は激しく押し合う。
ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!!」
ティアーズはパンチでグランボーを殴り飛ばす。
グランボーは倒れるが、すぐに立ち上がる。
グランボー「ピチョオオオオオオオォォォォォォオウ」
グランボーは両目から両目からビームを発射して、
ティアーズを攻撃する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!!?」
ティアーズがひるんだところを、グランボーが迫る。
グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」
グランボーはティアーズを殴り続ける。だが。
ウルトラマンティアーズ「トウ!!!」
ティアーズはキックでグランボーの顔を蹴り、
さがらせた。
グランボー「ピチョオオオオオォォォォォォオウ」
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
つづく
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