コイモンス「ガヤアアアァァァァァゴオオオォォォォォォ」
幸雄たち「う、うわああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
コイモンスの姿を見た子供たちは物凄い恐怖をした。
甚太郎「どうだぃ?皆。僕の怒りが鯉のぼりに命を与えたんだ。
僕の力としてね・・・!さァ!!コイモンス!!
僕をいじめたこの愚か者たちを怖がらせてやれ!!!」
コイモンス「ガヤアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォォ」
コイモンスはゆっくりと幸雄たちに近づく。
少年A「ひ、ひいいいぃぃぃぃ・・・・!!」
少年B「こ、怖いよおおぉぉぉぉ・・・!」
幸雄「く、来るな!!化け物!!
お、俺らを食べようとすんなああぁぁぁぁぁ!!!」
幸雄たちは物凄く怖がり、コイモンスから必死に離れようとするが、
後ろの壁が邪魔でこれ以上はさがれないそうだ。
甚太郎「そうだ・・・。泣け!喚け!怯えろ・・・・!
僕がいっぱい泣いた分、いっぱい泣かしてやる!!
コイモンス!!奴らに近づけ!!!」
コイモンス「ガヤアアアァァァァゴオオオオオォォォォォ」
コイモンスはさらに幸雄たちに近づく。すると、
コイモンスの口から巨大な光線を発射した。
幸雄たち「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
幸雄たちは素早くそれを避ける。
光線を受けた壁が爆発して粉々になってしまい、外が見える。
幸雄「い、いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
幸雄はこれを見て、とてつもない恐怖をする。
甚太郎「ま、待て!!コイモンス!!
誰が殺して良いと言ったんだ!!
恐怖を与えるだけで、痛めつけろとか言ってないぞ!?
もう良い!!もう襲うのは止めるんだ!!」
甚太郎は焦ってコイモンスを止めようとする。流石に、
殺す事までは望んでいないそうだ。だが、
コイモンスは幸雄に向かって跳びかかってくる。
コイモンス「ガヤアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォォ」
幸雄「う、うわあああぁぁぁぁ・・・・!!」
甚太郎「や、やめろおおおぉぉぉぉ!!!」
その時、灰間がやって来て、
バルガンの銃弾でコイモンスを撃った。
コイモンス「ガヤアアアァァァァゴオオオオォォォォォォ」
銃弾に撃たれたコイモンスは倒れる。
灰間「やっぱりな!!こんな事だと思ったぜ!!」
甚太郎「あ、あの時のお兄ちゃん・・・!BARの人なんだ・・・。」
灰間「小僧。お前の鯉のぼり。
すっげー醜い魔獣になっちまったな?」
甚太郎「うん・・・。あの夜、僕の鯉のぼりが突然、光ったんだ。
そしたら、その鯉のぼりが化け物になったんだ・・・。
その時、僕は世間の事を強く憎んでいたからだろうか・・・。」
灰間「そうか・・・。鯉のぼりはお前の負の感情を吸収して、
恐ろしい魔獣になったんだ!
魔獣は人間の負で動いているからだ!!」
そう。あの鯉のぼり魔獣の正体は、
甚太郎のマイナスエネルギーに、
取りつかれた鯉のぼりであった。
そのコイモンスの身体が光り始める。
灰間「巨大化するぞ!!皆!!逃げろ!!!」
子供たち「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
灰間は甚太郎たちと共に空き家から脱出する。
空き家が光り、そこから巨大化したコイモンスが浮かび上がった。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァァゴオオオオォォォォォォ」
甚太郎「コイモンスが巨大化した!!」
幸雄「甚太郎の俺たちに対する憎しみが、
こんなに強かったとは・・・・!!」
灰間「灰間より本部へ!!灰間より本部へ!!」
灰間がシーバーで大神に連絡する。そして、
空に浮かぶコイモンスが火薬状のバルカンを連射して、
目の前の民家を多く爆発させる。
多くの市民が逃げ惑うが、複数が倒れてしまう。
甚太郎「やめろォ!!他の人たちを襲うなァ!!!」
甚太郎が命令するが、
コイモンスはそれを無視する。コイモンスは、
甚太郎の憎しみの強さに耐えられず、暴走しているのだ。
そして、コイモンスは灰間と子供たちに向かって、
火薬状のバルカンを連射した。
周囲の爆発に驚くが、全員死んでいない。
灰間「うわっ!!?」 子供「わあああああぁぁぁぁぁ!!!」
甚太郎「やめろよ!!!コイモンス!!僕まで殺す気か!!?」
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォ」
コイモンスは落下し、空き家を潰して、地上に着陸した。
灰間「奴がこっちに来るぞ!!逃げるんだ!!!」
灰間は子供たちを連れて、コイモンスから逃げ出す。
甚太郎「駄目だ・・・。
コイモンスは僕の言う事を聞かない・・・。」
灰間「奴はもう魔獣そのものだ・・・!
魔獣は人間の言う事を聞かず、
人間たちを殺すのを楽しんでしまうのさ・・・・!!」
甚太郎「そんな・・・・。僕のせいで・・・・!う、うう・・・・。」
甚太郎は涙を流して、泣きそうになる。
だが、幸雄も同じように、
泣きそうになり、甚太郎にこう言う。
幸雄「ごめんよ・・・。甚太郎。
俺らがお前に酷い事をし続けたせいで、
こんな事に・・・。これは、俺が悪いんだ・・・・!!
いくらお前が貧乏だからって、
いじめさえしなけりゃこんな事にわ・・・!!」
幸雄は頭を抱えて悲しむ。
流石の幸雄も、甚太郎に対するいじめに反省したそうだ。
甚太郎「・・・・いや、もう良いよ。
それより、もっと早く逃げなきゃ!!」
その時、空からバルワンダーDXが飛んで来た。
日下部、上川、叶野が乗っている。
日下部「あの魔獣!!
私と灰間を襲った鯉のぼりと同じ色をしているわ!!」
叶野「つまり、こいつが犯人か!!」
上川「灰間君が子供たちを避難させている間に、
倒さなきゃ!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンでコイモンスを攻撃する。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォォ」
攻撃を受けたコイモンスは口から火薬状バルカンを連射するが、
バルワンダーDXに避けられる。
DXは再びレーザーバルカンで攻撃。
その時、コイモンスが浮かび上がり、
空へと飛び、DXと空中戦を行う。
甚太郎「バルワンダーが来てくれたぞ!!」
幸雄「頑張れ!!バルワンダー!!!」
子供たちはバルワンダーDXを応援する。バルワンダーDXは、
レーザーバルカンでコイモンスを攻撃する。
コイモンスは反撃として、
火薬状バルカンを連射。攻撃を受けるバルワンダーDXだが、
この程度では破壊されない。
バルワンダーDXも火薬状バルカンで応戦。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォ」
そのバルカンを浴びたコイモンスは、
再び火薬状バルカンを連射する。
それを避けたバルワンダーDXは火薬状バルカンで攻撃。
だが、避けられてしまう。
両者は火薬状バルカンを何度も連射するが、
全く命中していない。
そして、バルワンダーDXとコイモンスは互いに正面から接近し、
火薬状バルカンを連射。互いに命中するが、墜落していない。
日下部「DXの装甲はこれくらいで壊れるもんですか!!」
そして、両者が近づき合うが、旋回して離れる。そして、
バルワンダーDXがレーザーバルカンを連射。
だが、コイモンスはこれを避ける。
そして、バルワンダーDXに突進をした。
DXはこれを受けてしまう。
日下部「きゃああああぁぁぁぁぁ!!???」
叶野と上川「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
バルワンダーDXは落ちそうになるが、
何とかバランスを取り戻して、空を飛ぶ。
そして、コイモンスはついに街へと飛んで来た。
コイモンス「ガヤアアアアァァァァァゴオオオォォォォォ」
コイモンスはビルに突進。そのビルが破壊されて崩れてしまう。
そして、コイモンスは着陸して、
顔や尻尾を振るい、近くのビルを叩き壊す。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォォ」
コイモンスは口から火薬状のバルカンで遠くのビルを破壊する。
このままでは、街が壊滅してしまう。
灰間「(このままでは街が全滅する・・・・!)皆!!
このまま早く逃げ続けろ!!
俺は街に行った魔獣を倒しに行く!!」
甚太郎「う、うん!!わかった・・・・!」
幸雄「よし!!俺の家に避難しよう!!
甚太郎!!お前も来るんだ!!」
甚太郎「うん!!わかった!ありがとう!」
幸雄「お礼は良いから、急ぐぞ!!」
そして、灰間は人気のないところで、ペンダントを光らせる。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズへと変身し、空を飛んだ。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォォ」
コイモンスは目の前のビルを大きな口で食べていた。
その後ろにティアーズが着地して、コイモンスの尻尾を掴む。
ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!」
ティアーズはそのままコイモンスを引っ張る。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォ」
ウルトラマンティアーズ「ハアアアアアァァァァァァ!!!」
ティアーズはそのままコイモンスを後ろへと投げ飛ばす。
コイモンスはビルとぶつかり、そのビルが崩れる。
倒れてしまうが、すぐに立ち上がる。
コイモンス「ガヤアアアアアァァァァァゴオオオオォォォォォォ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・!」
ティアーズは走り、コイモンスを蹴り上げる。さらに、
パンチする。コイモンスはさがり、尻尾で反撃する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!?・・・・・!!」
ティアーズは尻尾に打たれるが、キックで反撃。
コイモンス「ガヤアアアアァァァァゴオオオオオォォォォォォ」
コイモンスは口から火薬状のバルカンを連射して、
ティアーズを痛めつける。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!・・・・・・!」
さらに、コイモンスは跳び出して、ティアーズに突進する。
そのままティアーズに圧し掛かる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・・!!!」
ティアーズはコイモンスを絡み合い、共に転がる。
幸雄の家。その一つの大きな部屋で、甚太郎たちは、
テレビで中継されている、
ティアーズとコイモンスの戦いを見ていた。
アナウンサー『都会で暴れる魔獣を食い止めようとする、
我らがヒーロー、ウルトラマンティアーズ。今回の魔獣は、
鯉のぼりの鯉のような怪物ですが、その詳細については・・・。』
幸雄「ティアーズ!!頑張れ!!!」
甚太郎「僕の悪い心をやっつけて!!」
コイモンス「ガヤアアアアァァァァァゴオオオォォォォ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!」
ティアーズはコイモンスの二つの足を掴んでいる。そして。
ウルトラマンティアーズ「トウッ!!!」
ティアーズは強烈なキックでコイモンスを蹴り飛ばす。
コイモンスは倒れた。そして、立ち上がるティアーズ。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートでコイモンスを攻撃する。
攻撃を受けたコイモンスは痛がるが、
やがてゆっくりと立ち上がる。
ウルトラマンティアーズ「シュワアアアアァァァァァ!!!」
ティアーズはコイモンスに迫るが、
コイモンスが突然、浮かび上がった。
コイモンス「ガヤアアアアァァァァァゴオオオオオォォォォォ」
つづく
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