ビランは強烈な斬撃を受けて、ついに倒れた。
大尉「な、何と・・・・・!!?」
兵士A「び、ビラン軍曹が倒された!!」
兵士B「つ、次は俺らがあんな目に!?」
ビランが倒れたところを見た軍人たちは恐怖を感じる。逆に、
クラッシャーの戦士たちはビランを倒した事で、喜んだ。
クラッシャーの戦士A「よっしゃああああぁぁぁぁ!!!」
クラッシャーの戦士B「俺たちの勝ちだあああぁぁぁぁ!!!!!」
テル「・・・・さァ。どうする?このまま俺らと戦い続けるか?」
ミル「戦わないんだったら、何もせずにこのまま去ってあげるわ。」
大尉「ぬ、ぬううぅぅ・・・・!!」
大尉たちは戸惑っていた。テルとミルの選択に。
ボトルズ「できるなら、戦いたくありません。ですから、
僕らをこのまま去らせていただけないでしょうか?」
フラン「おい。何を言ってやがる。政府の軍人は、
グランティと同じくらいなもんだ。そう言う奴らは、
手っ取り早く始末した方が良い!」
ガンズ「その通り。敵のアジトは即座に叩くべしだ。」
マンボ「だが、我々。捕虜にされたクラッシャーのメンバー、
助けに来ただけ。軍の基地、
無理に叩かない方が良い。多分。」
兵士「どうします!?大尉!!戦いますか!!?」
兵士が悩みつつある大尉にそう聞く。すると。
大尉「ぬぬぬ・・・!!やむを得ない!!このまま戦闘・・・!!」
その時、別の男性の声が大きく響く。
男性の声「お待ちなさい!!!!!」
その声にこの部屋にいる者全てが驚き、出入り口の方を見る。
そこには、ダンクと多くの兵士たちがいた。
フラエ「て、敵の増援だ!!」 テル「こんな時に・・・・!!」
エゥーラ「ダンク・・・・!!てめェ・・・・!!」
ボトルズ「あわわわわわわ・・・・!また、戦いが始まる・・・!!」
マンボ(いけない。マンボの魔力。少なくなっている。今、
戦おうとすれば、魔力。完全になくなるかも知れない・・・・!)
大尉「おお!!来てくれたか!!ダンクよ!!
ちょうど良い!!この愚か者共をぶっ倒してくれ!!!
奴ら、この拠点を壊滅させようと大暴れしたんだ!!」
ダンク「・・・・いえ。もはや、こやつらは、
この拠点を攻撃する事もなく、今より立ち去るつもりでしょう?」
大尉「な、何・・・・・!?」
ダンク「元々、私が捕えたエゥーラとセイリーを助けるため。
ただ、それだけのためにここに来た。
話は聞きましたが、そうでしょう?」
ダンクはクラッシャーの皆さんに向かって、そう聞く。
ミル「ええ。確かに、私たちは救出作戦のために来たわ。
別にこの基地を壊滅させようなんて思ってない。」
フラエ「俺はあったけどね。
こんなクソ基地。俺様のパワーで・・・!」
ダンク「そうですね。これ以上、
戦う者がいたら、私と勝負すると良い。
ただし、命の保証はないがね。だが、
私は命を奪い合いは好まない。君らの部隊も、
我らの部隊も戦力がかなり減っている。このまま戦えば、
両軍、全滅は間違いない。従って、一切の争いを起こさず、
この拠点から去って欲しい。
そうすれば、今回だけは手を出さない。」
ボトルズ「本当ですか・・・?」
テル「ふざけるな!!罠かも知れねーんだぞ!?」
フラエ「そうだ!!こんな基地、
今すぐ破壊した方が良いと思うぜ!?」
ガンズ「だが、確かに今から戦いを続ければ、俺もフラエも、
一溜りもなくなってしまうだろう。念のため、ここは・・・。」
フラエ「・・・・・ああ。わかったよ。
実はすっげェ疲れているしよ。」
セイリー「エゥーラ様。いかがなさいましょう?」
エゥーラ「・・・・良いだろう。我らはこれより、この拠点から去る。
戦争は明日に行おう。それで良いな?」
ダンク「OK。では、行くが良い。」
ダンクに言われたマンボたちはゆっくりと、
この部屋から出て行く。
大尉「お、おい!!ダンク!!何がOKだね!?
何故、今になって奴らを攻撃しない!!?奴らは今、
弱っている・・・・!!この時こそ好機ではないか!?」
ダンク「大尉。私は無意味な争いは嫌なんですよ。今、
戦ったら、我々までもが全滅。それが嫌なのですよ。」
大尉「ぬうぅぅ・・・・!」
ダンク「それに、外での戦いで、
チェリアとデグスが負傷しました。
今から、その3人を治療しましょう。そうすれば、
明日はパーシィやボルンと共に復活するでしょう。きっと・・・。」
こうして、ついにクラッシャーの一同とマンボたちは、
エゥーラとセイリーの救出に成功し、村へ戻ろうとしていた。
エゥーラ「すまない。迷惑をかけてしまって・・・。」
テル「ああ。すげェ迷惑だったぜ・・・。」
セイリー「ですが、本当に良かったのでしょうか?
あの政府の拠点の事を見逃しても・・・。」
ミル「良いじゃない。その拠点の位置はわかったし、
また攻撃すれば良いと思うわ。それに、
また会えてしいわ。フランケン君。銃君。」
フラエ「俺の名前はフラエだ。」
ガンズ「俺はガンズ。名前くらい覚えないか。」
テル「まさか、ここであのクランカーのどうくつでの爆発で散った、
同志たちとまた再会できるとはな。後は、ガムロだけだな・・・。」
フラエ「ああ。そのガムロがどこにいるんだか・・・。」
ボトルズ「多分、近い内に会えると思いますよ。」
フラエ「それにしても、ここにあの熊と鳥がいねーと、
何だかせいせいしたって感じだ。
このまま存在が消えてくれると助かるぜ。そうすりゃ、
デスブラザーはもはやこの世にいないっつー事になるからな。」
フラエはバンジョーとカズーイがいない事に笑みを浮かべるが、
ボトルズとマンボは切なそうな表情をする。
ボトルズ「・・・・バンジョー。カズーイ。」
マンボ(熊。ハネハネ。
お前たちは今、どこにいる?マンボ、感じる。
お前たち。この山から凄く遠くにいる気がする。
一生会えないような、遠くの世界に・・・・。)
ボトルズとマンボは、
バンジョーとカズーイがいない事に心配していた。
あの二人は今、どこにいるのだろうか。
主役はこの山にいないのだ。
こうして、メンバーたちは無事に村へと帰って行った。
別の場所では、フォーサの部隊が何かの行動をしていた。
まるで、何かを探しているみたいだ。
フォーサ「我らの部隊は、
この山にあるジグソーを全て集める事だ。
何としても、ジグソーを全て見つけ出すのだ!」
その時、一人のサー・スラッシュがフォーサに声をかける。
サー・スラッシュ「フォーサ様!また見つかりました!!」
サー・スラッシュの手には一つのジグソーがあった。
ブルーグラントリング「またも、地面から掘り出された物です。」
フォーサ「うむ!良いだろう。だが、
全てが地面にある物とは限らない。他の場所へ移動せよ!
できるだけ、ジグソーのありそうなところを探せ!!」
ブルーグラントリング「・・・次はどこへ行かれましょうか?」
フォーサ「・・・・・セイウチの住み処へ向かう。
そこに、ジグソーがあると思うからだ。(そして、
俺の友人が・・・・。)」
一方、オギソの部隊も行動をしていた。
オギソたちの前に、大勢のチンカーたちがいた。
つづく
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